朝ドラ「ばけばけ」女中のクマちゃん好演! 夏目透羽、「新宿野戦病院」以来の岡部たかしにまたも強くあたる役「なんかずっとすみません…(笑)」

連続テレビ小説「ばけばけ」の登場人物、クマ(夏目透羽)(C)NHK

NHK連続テレビ小説「ばけばけ」は、舞台を松江から熊本へ移し、物語はより一層のにぎわいを見せている。その「熊本編」から登場し、ヒロイン松野トキ(髙石あかり)ら松野家で暮らす6人の家事を一手に引き受ける女中、クマ役を演じているのが、若手女優の夏目透羽だ。放送前から本作に出演したいと思っていたという夏目は、この作品で念願の朝ドラ出演を果たした。出演が決まった際の心境については、「逆に冷静で、しばらくしてやっと衝撃とうれしさが込み上げてきました」と振り返る。途中参加ながらも共演者に温かく迎え入れられ、「今もずっとぽかぽかな気持ちで撮影できています」と声を弾ませる夏目。同世代の日高由起刀や杉田雷麟とも雰囲気は良く、「新宿野戦病院」(フジテレビ系、2024年)で共演した岡部たかしとも引き続き息の合ったやり取りを見せている。お気に入りは、クマが使う「ばってん」や「たい」といった「熊本ことば」。埼玉県出身の彼女にとって方言は憧れで、「プライベートでも熊本ことばを使いたいくらいです」と笑顔を見せる。

クマ(夏目透羽)、松野フミ(池脇千鶴)、トキ(髙石あかり)(C)NHK

  • キャスト・これまでの全話あらすじ

クマ(夏目透羽)、松野トキ(髙石あかり)(C)NHK

朝ドラ「ばけばけ」とは?

松野フミ(池脇千鶴)、クマ(夏目透羽)、松野トキ(髙石あかり)(C)NHK

松江の没落士族の娘、小泉セツと、その夫で作家のラフカディオ・ハーン(小泉八雲)をモデルとした物語。島根や熊本などを舞台に、怪談を愛し、何気ない日常を歩んでいく夫婦の姿をフィクションとして描く。脚本は「バイプレイヤーズ」(テレビ東京)や「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」(総合)などで知られるふじきみつ彦氏。主題歌「笑ったり転んだり」をハンバートハンバートが歌う。

夏目透羽 Q&A

Q1 出演が決まったときの心境は?

「初めて受けた朝ドラヒロインオーディションが『ばけばけ』でした。今までご一緒させていただいた俳優さんも多く出演されている作品なので、放送前から『撮影面白いよ』と聞いていて、私も出たいとずっと思っていたんです。いざ放送が始まると、そのあたたかさと面白さに魅了されました。スキップができるまでの過程を描くなど、大きい事件が起きるわけじゃないけれど日常の中に成長や発見があり、うれしさも悲しさもいっぱい詰まっている所が大好きです。『日常に感謝しよう』という感じでもなく、ただただ寄り添ってくれる。そこがいいなと思います。

クマ役に決まった時はうれしすぎて『うれしいメーター』がショートし逆に冷静で、しばらくしてやっと衝撃とうれしさが込み上げてきました。クマ役のオーディションではバレーボールをしたのですが、簡単なルールを思いっきり間違えてしまいました。そういう所が、クマの少し抜けている姿に重なったのかもしれません(笑)」

Q2 クマの役柄をどのように捉えていますか?

「クマは松野家の皆さんへの愛にあふれたひたむきな子です。プンプンしているのは怒っているからではなく、女中としての使命感が強いから。ムッとした表情もこの人たちの役に立ちたいという思いが強すぎるがゆえなので、そこが視聴者の方々に伝わるといいなと思います。誰にも見られていない時は『ふふふん♪』と鼻歌をうたいながら仕事する、ご機嫌な面もあるんですよ。

そんなクマから見て、司之介さんは松野家の中で一番話しかけやすい人。だから、ちょっと強めに接していけるのだと思います。司之介さんの隣にクマがいることも多いですね。司之介さんからクシャ顔を向けられたシーンでは、クシャ顔返しをしてみましたのでご注目ください。

クマが使う熊本ことばでは『ばってん』や『たい』がかわいくてお気に入り。私は埼玉出身で方言がないので、プライベートでも熊本ことばを使いたいくらいです。ただ、セリフが『そぎゃん』だけのところは難しくて何パターンも撮りました。どの『そぎゃん』が使われるのか、放送を見るのが楽しみです」

Q3 撮影現場の雰囲気はいかがですか?

「熊本編からの参加なので馴染めるか不安でしたが、『私、元々いたっけ?』と思うほど皆さんが温かく迎え入れてくださいました。(トキの母、フミ役の)池脇千鶴さんは『透羽ちゃん、透羽ちゃん』とたくさん話しかけてくださるし、髙石あかりさんももう何ヶ月も一緒にやってきたかのように接してくださって。初日に撮った中庭に出るシーンでは下駄をうまく履けなかったのですが、スムーズにいくようにあかりさんが下駄の位置を変更したり、監督に立ち位置の提案をしたりしてくださいました。今もずっとぽかぽかな気持ちで撮影できています。正木役の日高由起刀くんや丈役の杉田雷麟さんもたくさん話しかけてくださって。そのおかげで同世代の雰囲気ができていると思います。岡部たかしさんとは、ドラマ『新宿野戦病院』以来2回目の共演。その時も岡部さんの役に強く言う人物を私が演じたので、なんかずっとすみません……となりました(笑)。

ちなみにクマが『あんたがたどこさ』をするシーンでは、私が記憶していた歌詞とメロディーがめちゃくちゃで!『あれ? 周りの方と違うかも』とテストで気づき、急いで確認しました。『煮てさ、焼いてさ、食ってさ』の順番が入れ替わり、先に食ってから焼いていました」

Q4 熊本編の見どころを教えてください

「松江編の素敵な雰囲気や面白さはこれからの熊本編でも続いていきます。クマをはじめ、正木くんや丈くんも加わってより一層にぎやかになった松野家を楽しみにしていてください。私自身が温かく迎え入れていただいたのと同じようにクマも松野家の中に温かく入れてもらっているので、ご覧になった皆さんが今日1日をちょっと優しい気持ちではじめられると思います。熊本編も頑張ります!」