冷凍うどんが激変!「極上かきたまうどん」の裏技

かきたまうどんは消化に良く、タンパク質もしっかり取れる優れたメニューです(写真:筆者撮影)
消化に良く、タンパク質もしっかり摂れる
少しずつ春が近づく今の季節。寒い日が続いたかと思えば、急に汗ばむような陽気が訪れます。
【写真あり】あら簡単! スーパーの冷凍うどんをお店レベルの極上うどんに変身させるには?
この時期の「三寒四温」は、私たちの体に案外こたえるもの。体調を崩した方も多いのでは、と思いまして、今回は体にやさしい『かきたまうどん』の作り方をご紹介します。
かきたまうどんは消化に良く、タンパク質もしっかり取れる優れたメニュー。冷凍庫に冷凍うどんの玉さえ準備しておけば、あとは常備食材で作れる手軽さも魅力です。

薄削りのかつお節を使用する場合は今回の分量の半量で十分です(写真:筆者撮影)
かきたまうどん 材料
うどん玉 2玉
卵 2個
梅干し 2個
青ねぎ 4〜5本分
水 3カップ
薄口しょうゆ 大さじ3
みりん 大さじ3
昆布 6g
かつお節など 20g
片栗粉 大さじ1と2分の1
水 大さじ2
まずは、うどんつゆから作っていきます。
うどんダシの基本はダシ+薄口しょうゆ+みりんです。みりんの代わりに砂糖を使うこともありますが、薄口しょうゆを使うことで軽い色合いに仕上げます。
ダシには昆布とかつお節などの節が使われますが、今回はダシ用の雑節(かつお節とさば節のブレンド)を使用しました。同じ分量の煮干しを使ってもおいしくできますし、もちろんかつお節だけでも問題ありません。
作り方は簡単です。すべての材料を鍋に入れて、中火にかけます。アクが出てきたら取り除き、沸いてきたら弱火に落として5分煮て、ザルなどでこしたら出来上がりです。

雑節が古いとアクが浮くので、丁寧に取り除きます(写真:筆者撮影)
節を水から煮立てると生臭みが出るという人もいますが、みりんを加えているので問題ありません。これはみりんのアルコールが臭みの原因となるにおい物質と一緒に揮発する「共沸効果」という調理効果を利用したものです。
とろみをつけてから卵を加えるべし
うどんダシに水溶き片栗粉を加え、中火にかけて混ぜながら煮立てます。片栗粉に火が通ると、うどんつゆにとろみがつきます。

火にかける前に水溶き片栗粉を加えるとダマになりません(写真:筆者撮影)
かきたまうどんは沸いたダシに溶き卵を加えて火を通した料理なのですが、先にとろみをつけてから卵を加えるのが重要です。
菜箸などを伝わらせて、卵を加えていきます。つゆに片栗粉(デンプン)を加えて加熱すると、粒子が膨らんで糊化し、液体の中に細かな「網目状のネットワーク」ができます。この網目が卵を優しく受け止めるので、下に沈まない=鍋にくっつきません。これが、先にとろみをつけてから卵を加える理由です。

沸いたら、つゆが出来上がりです(写真:筆者撮影)
すべての卵を入れ終えたら、そのまま沸かして卵に火を通します。とろみはつゆの対流を穏やかにする効果があるので、つゆの中に卵が散らばることも防げ、ふんわりと仕上がるわけです。
梅干し入りのお湯でゆでるワケ
冷凍うどんをゆでていきますが、梅干しを入れるのがこのレシピのポイント。梅干しはトッピングにも使えますが、ゆでるお湯に加えることでpHが酸性に傾きます。
酸性の湯で加熱すると、うどんの表面のデンプンが溶け出すのを抑えつつ、中のグルテンをギュッと引き締めるので、伸びにくくなります。冷凍うどんなので生麺ほどの効果はありませんが、いずれにせよ梅干しは食べるので、ここで加えても損はありません。

最近の冷凍うどんは優秀なので、扱いは楽です(写真:筆者撮影)
あとは湯が煮立ったところに冷凍うどんを加え、1分ほど熱くなるまで加熱するだけです。ザルなどで水気を切り、うどん鉢に移しましょう。そこにかきたま汁を張り、青ネギを添えたら出来上がりです。
もしも、塩味が薄く感じられたら塩を足すのではなく、おろししょうがを足してみてください。しょうがに含まれる辛み成分は舌の表面を適度に刺激し、味覚の感度を一時的に高めてくれる性質があるので、うどんをよりおいしくしてくれます。熱々のうどんをすすり、体を内側から温めることで、この時期も上手に乗り切れるはずです。