れいわ新選組「公設秘書給与の上納」疑惑に反論 新潮の告発記事にどう答えたか

れいわ新選組の公式声明と詳細な反論, 週刊新潮の質問とれいわ新選組の回答(抜粋), 1. 公設秘書枠の「上納」と「勤務実態」について, 2. 秘書給与の「吐き出し」に対する交付金加算について, 3. 兼職届と名義貸しの疑いについて, 4. 山本代表の速度超過(オービス)問題, 大石晃子共同代表の見解, 「守秘義務って何?」「れいわ潰しの印象操作」SNS上に広がる波紋, 【擁護・支持の声】

れいわ新選組の山本太郎代表

今週発売の「週刊新潮」並びに「デイリー新潮」が12日、れいわ新選組の「政治とカネ」を巡る疑惑を報じた。記事では、同党で副代表を務めた元衆議院議員の多ケ谷亮氏と山本太郎代表の元私設秘書が実名で証言。れいわには所属国会議員の公設秘書枠を党に上納する慣行があり、国から支払われる秘書給与を党本部が組織ぐるみで“詐取”している実態があると指摘したことで、永田町が騒然としている。

れいわ新選組の公式声明と詳細な反論, 週刊新潮の質問とれいわ新選組の回答(抜粋), 1. 公設秘書枠の「上納」と「勤務実態」について, 2. 秘書給与の「吐き出し」に対する交付金加算について, 3. 兼職届と名義貸しの疑いについて, 4. 山本代表の速度超過(オービス)問題, 大石晃子共同代表の見解, 「守秘義務って何?」「れいわ潰しの印象操作」SNS上に広がる波紋, 【擁護・支持の声】

多ケ谷亮氏

多ケ谷氏によれば、初当選直後に山本代表から「政策秘書を党に差し出してくれませんか」と、党の会計責任者を名義だけ秘書にするよう直接依頼されたという。結果として第一秘書の枠を差し出したが、その人物の事務所への出勤は年間わずか数日。実態は党事務所に勤務し、党務に専念していたとされる。多ケ谷氏は「党の人件費を浮かしたいから。山本代表は自分の活動に党費を集中させたいからこそ、秘書枠の上納を強いてきた」と告発している。

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れいわ新選組の大石晃子共同代表

さらに、2024年11月からは、この“吐き出し”に協力した議員に対し、政策秘書なら35万円、第一秘書なら30万円といった具合に、政党交付金を増額して支払うという「キックバック」のような仕組みがLINEで通知されていた、と新潮で報じられ、波紋が広がっている。

れいわ新選組の公式声明と詳細な反論

この報道に対し、れいわ新選組は12日、公式サイトやX(旧ツイッター)を通じて、新潮社の記事に対する詳細な反論声明を発表した。

週刊新潮の質問とれいわ新選組の回答(抜粋)

党側が「法的に問題ない」と主張する、新潮社との主なやりとりは以下の通りである。

1. 公設秘書枠の「上納」と「勤務実態」について

【新潮社の質問】 党本部から公設秘書枠を差し出させ、党職員を形式的に就任させる慣行があるのではないか。多ケ谷氏は、山本太郎代表から直接依頼され、勤務実態のない党職員を3年間にわたり公設第一秘書として雇わされたと証言しているが事実か。

【れいわの回答】

「党本部が議員に対して公設秘書枠を差し出すよう求め、党職員を形式的に公設秘書に就任させていたという事実はありません。党として、議員活動と党務の双方を担うことが可能な人材について、議員と相談のうえ公設秘書として採用いただくケースはありますが、いずれも党と議員との合意に基づくものであり、強制的に決めるようなものではありません。また、当該秘書は議員秘書としての業務を行う中で、党務にも関わって頂いておりました。」

2. 秘書給与の「吐き出し」に対する交付金加算について

【新潮社の質問】 “山本代表の指示により”公設秘書の「吐き出し」に協力した議員に対し、政策秘書なら35万円、第一なら30万円といった交付金を毎月加算するスキームが存在するのではないか。

【れいわの回答】

「公設秘書に党務を担っていただいている分については、『党務協力金』として、国会議員総支部に対して党が支給する交付金に上乗せして支給しています。これは党務に協力いただいていることを踏まえたものであり、弁護士にも確認していますが、法的に問題はないとの見解を得ています。」

3. 兼職届と名義貸しの疑いについて

【新潮社の質問】 実質的に党職員として勤務している公設秘書について、議院事務局に兼業届けを出すよう要請した事実はあるか。また、勤務実態のない「名義貸し」による給与詐取ではないか。

【れいわの回答】

「ご指摘のように『党職員が名義貸しとして公設秘書に就任していた』という事実はありません。当党は少数政党であることもあり、各議員事務所の秘書が党務を部分的に担うことは実務上一般的に行われています。(中略)議員の職務は党務と議員個人の政治活動が密接に重なり合う性質のものであり、どこからどこまでが党務で、どこからが議員個人の政治活動なのかを明確に線引きすること自体が難しいものです。議員秘書としての実態はありますし、党務もその業務の一環で行っていたことであり、ご指摘のような『秘書給与詐取』や『詐欺罪に該当する』といった指摘は当たりません。」

4. 山本代表の速度超過(オービス)問題

【新潮社の質問】 山本代表がレンタカーで速度違反(オービス)を受け、出頭を放置した事実はあるか。また、オービス探知機を党の経費で購入させたのか。

【れいわの回答】

「速度違反があったことは事実であり、その後の出頭要請についても日程調整のうえ適切に対応しています。また、ご指摘の機器については個人で購入されたものであり、党の経費や政治資金によるものではありません。」

大石晃子共同代表の見解

共同代表の大石晃子氏は自身のXで記事が公開された直後から、「えー。もう。今日も党難や。説明はできるようにします。スジは通します、それがこの党の拠り所だからね。待ってて。」と投稿。その後、以下のように反論と決意を述べている。

「党運営は色んなことは起きますが、法順守できるよう、最善であれるよう議論してルールを決めてきました。それでも不備はあり得ると、事実確認に時間を要しました。一連の記事は事実と大きな相違がありました。れいわへの嫌がらせの段階に入ったと思います。以下説明をご覧ください。」

この投稿に続いて、先に紹介したれいわ新選組の声明が公表された。

「守秘義務って何?」「れいわ潰しの印象操作」SNS上に広がる波紋

れいわ側の反論をめぐってXなどSNS上ではさまざまな声が飛び交っている。

【疑義・批判の声】

・「名義貸しじゃないなら疑問。なぜ2024年から定額?政策秘書35万、第一秘書30万、第二秘書25万。実働補填ならこんな綺麗な定額になる?」

・「守秘義務って何。普段から国会議員には全てを公表する義務があるぞ~とか、言ってなかった。しかも、内容は散々批判してきた自民党と比較して、どこが違うの??」

・「なぜこの程度の内容に1日かかったのかしら?」

【擁護・支持の声】

・「大石さんは支持者が守ります。れいわがなくなると、日本は困るんです。れいわは国会の茶番とプレゼン大会を可視化してくれました。私は今こそ、れいわ一択です。」

・「結局れいわ潰しのために大した問題でもないことを大きな問題があるかのように印象操作したかっただけですかね?大騒ぎするほどのことではなさそう。」

・「自民党が民主党を潰した時の手法と酷似している。他党の粗を探してマスコミを使い世論を誘導する。なので簡単に手は離さない。」

れいわ新選組は、今後、この件について記者会見を開くのか。注目される。

(zakⅡ編集部)