<未来のムスコ 最終回>天宮沙恵子Pが語る最終回への思い「未来と颯太の間に明かされる真実に期待して見ていただけたら」

夢も仕事も崖っぷちのアラサー女性が“未来のムスコ”と突然の対面, 「子育て世代」と「これから母になるかもしれない世代」に届いた喜び, 「女優・志田未来」の底力が見えた第1話のシーン, 「原作の持つ優しさや温かさも夢物語にしないで描いていきたい」, 活発な議論とアドリブで生み出された“生きたシーン”, 天野優へ求めた「颯太でいてほしい」という思い

いよいよ最終回を迎える火曜ドラマ「未来のムスコ」の舞台裏を天宮Pが解説!

志田未来が主演を務める火曜ドラマ「未来のムスコ」(毎週火曜夜10:00-10:57、TBS系)が、3月24日(火)にいよいよ最終回を迎える。今回、本作を手がけた天宮沙恵子プロデューサーにインタビューを敢行。本作をドラマ化するにあたっての思いや、現場で目の当たりにしたキャスト陣の熱演、そして最終回の見どころなどについて語ってもらった。

夢も仕事も崖っぷちのアラサー女性が“未来のムスコ”と突然の対面

本作は、「マルモのおきて」(2011年、フジテレビ系)の脚本などで知られる阿相クミコと、黒麦はぢめによる人気漫画を連続ドラマ化。夢も仕事も崖っぷちのアラサー女性のもとに、“未来のムスコ”だと名乗る男の子が現れたことから始まる、時を超えたラブストーリーだ。

主人公は、“定職なし、貯金なし、彼氏なし”という28歳女性・汐川未来(志田)。長年俳優という夢を追い続けるもいまだバイト生活の毎日から抜け出せず、30歳を目前に「夢を追い続ける自分」と「現実を受け入れる自分」の間で揺れていた。

ある日、未来が自宅でレモンサワー片手に自分の将来を案じていると、突如激しい雷鳴とともに未来のことを「ママ」と呼ぶ小さな男の子(天野優)が現れる。“颯太”と名乗るその子は、未来と自分のパパである“まーくん”を仲直りさせるため、2036年の未来からやってきたのだという。

にわかには信じられない出来事に戸惑いながらも、未来は幼い颯太を一人にはできず、奇妙な共同生活を開始。恋も仕事も夢も中途半端だった未来は、“未来のムスコ”颯太の母となり子育てをする中で、誰かと生きること、支え合うことの意味を知り、自分らしく生き直していく。

「子育て世代」と「これから母になるかもしれない世代」に届いた喜び

――ここまでの本作に寄せられた反響をご覧になっていての感想や、「視聴者の皆さんはこういう風に見ているんだ」など、驚きや意外に思ったことがありましたら教えてください。

本作は「タイムスリップもの」という要素に加えて、劇団員が出てくるというところが、視聴者の方々の身近なものとはちょっと離れた世界観や設定だったので、そこをどんな風に受け入れてもらえるんだろうと正直不安な思いもあったんですが、我々制作陣としては「入り口はファンタジーだけど、ちゃんと皆さんの心に届けられる作品にしたい」ということを目標の一つとして作っていました。

そんな中で、「自分も子育てこういう風にやっていたな」というお母さんたちの声だったり、「急に未来から自分の子どもが来たら、私はどうするんだろう」という20代の女性の声だったり、視聴者の皆さんがちゃんと主人公の未来に感情移入しながら見ていただけている様子は、SNSなどを通して我々にも届いていて。

我々としても子育て世代の共感と、これから母になるかもしれない世代の共感。その両方に届いていることを、すごく嬉しく思っています。

また、ドラマには3人の“まーくん候補”が出てきますが、それぞれが違った魅力を持っていて。皆さんに「どの“まーくん”がお父さんでも納得がいく」というか、「この3人のうちの誰かだったら、未来もきっと幸せになるんだろうな」と思って見てもらえるように作っていました。

実際SNS上でも、「私は〇〇派」と視聴者の皆さんがそれぞれ好みの“まーくん”を見つけて、「推しが“まーくん”だったらいいな」という感じで楽しんで見てもらえているのが伝わってくるので、そのあたりはすごく嬉しいなと思っています。

夢も仕事も崖っぷちのアラサー女性が“未来のムスコ”と突然の対面, 「子育て世代」と「これから母になるかもしれない世代」に届いた喜び, 「女優・志田未来」の底力が見えた第1話のシーン, 「原作の持つ優しさや温かさも夢物語にしないで描いていきたい」, 活発な議論とアドリブで生み出された“生きたシーン”, 天野優へ求めた「颯太でいてほしい」という思い

少しずつ親子となっていく過程を丁寧に演じた志田未来と天野優

「女優・志田未来」の底力が見えた第1話のシーン

――メインキャストの志田未来さんのお芝居をご覧になっていて、特に「ここが素晴らしかった」ですとか、起用された当初思い描いていたことを上回ったなと感じられた部分がありましたら教えてください。

志田さんに関しては、もちろんお芝居の素晴らしさは皆さんご存知だと思いますし、我々も大きな期待を持っていました。第1話の自販機のワンカット長回しのシーンは本当に「女優・志田未来」の底力がすごく見える印象的なシーンだったなと思っていて。あそこで視聴者の皆さんが(志田演じる)未来にガッと感情移入できたかなというのは、撮影現場でもすごく感じました。

長回しの撮影は、カメラとのタイミングや芝居の流れなど、気を配らなければいけない要素が非常に多く、現場全体にも強い緊張感がありました。その中で志田さんは、圧倒的なお芝居を見せてくださって。カメラを回しながら思わず涙するスタッフもいたほどで、本当に鳥肌が立つような瞬間でした。

天野優くん演じる颯太とは、ドラマでは最初距離感のあるところから徐々に親子になっていく様を見せていますが、実際の撮影では全部を順撮りにはできなかったので、距離感のあるシーンと、すでに親子として出来上がっているシーンを行き来しながら撮らなければいけない難しさがありました。

そんな中でも志田さんは、ワンシーンごとにしっかり気持ちを作ってきてくださって、少しずつ親子になっていく過程を丁寧に表現していただいたなと感じています。本当にさすがだなと思いました。

やっぱりご自身も子役をされていたこともあるからか、優くんとの接し方も本当にお母さんのようで。集中するべき時はリードして、できた時にはすごく褒めてあげてという、きっと志田さんご自身もお母さんにしてもらっていたようなことを優くんにやってくださったんです。撮影以外の時間でもそういった一面が見られて、現場としてもとてもやりやすく、支えていただいたなと感じています。

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多くの視聴者の涙を誘った第1話のクライマックスシーン

――“まーくん候補”を演じた塩野瑛久さん、小瀧望さん、兵頭功海さんはいかがでしょうか。

塩野さんに関しては、「今までに見たことのない塩野さんを見たい!」という思いでキャスティングさせていただいたところもあって。実は最初、塩野さんも我々も将生というキャラクターをどういう風にやっていくかというのを結構悩みながら作っていたんです。

塩野さん自身も「これまであまり演じてこなかったタイプの役なので、どうアプローチしていけばいいのか」と悩まれていたのですが、「とにかく新しい一面が見たいです」とお伝えして。前半ではあえて見えにくかった将生の根にある愛らしさや憎めなさを、物語が進むにつれて少しずつ滲ませながら、丁寧にキャラクターを作ってくださいました。

役作りとして髭を伸ばしていただくなど、見た目からも泥臭さや男性らしさを加えることで、将生という人物により立体感を与えてくださったと感じています。

小瀧さんは、一つ前のドラマ(※2025年放送の「小さい頃は、神様がいて」)でもすごく好青年の役を演じられていて。ちょうど小瀧さんがクランクインする直前までその作品を撮られていたので、現場に来られた時点ですでに役が出来上がっている感じがしました(笑)。

「そういう時のために俺がいるんだから」と未来に言うシーンが序盤の撮影であったんですが、小瀧さんご自身の“にじみ出る人の良さ”のようなものがまー先生(優太)にも反映されているなと感じました。

ご本人は「恋愛要素のあるシーンは恥ずかしくて得意じゃない」と仰っていたんですが、3話ではカメラ目線で語りかける“ザ・火曜ドラマ”という感じのドキッとするシーンもあって。ご本人は照れながらもしっかり決めてくださって、朗らかさと胸キュンのバランスがとても良く、優太という人物の魅力をより引き出していただいたと思います。

兵頭さんはすごく勤勉な方で。常にディスカッションしながら一緒に役を作っていった印象があります。その姿勢から、この役に対する思いの強さが伝わってきましたし、我々としても意見を交わしながら真というキャラクターを深めていけたことを、とても楽しく感じていました。

真は言葉数が少なく、佇まいや表情で見せていく難しい役ですが、繊細なお芝居でその内面を丁寧に表現していただいて、独特の魅力を持った人物像を作ってくださったと思います。

夢も仕事も崖っぷちのアラサー女性が“未来のムスコ”と突然の対面, 「子育て世代」と「これから母になるかもしれない世代」に届いた喜び, 「女優・志田未来」の底力が見えた第1話のシーン, 「原作の持つ優しさや温かさも夢物語にしないで描いていきたい」, 活発な議論とアドリブで生み出された“生きたシーン”, 天野優へ求めた「颯太でいてほしい」という思い

3人の“まーくん候補”が颯太(天野優)とたこ焼きパーティーをした第7話の一コマ

「原作の持つ優しさや温かさも夢物語にしないで描いていきたい」

――本作は漫画が原作ではありますが、改めて天宮さんが感じられた原作の魅力と、主演を務められた志田さんに期待した部分について教えてください。

原作の魅力としては、まず設定の大胆さに惹かれた部分はあります。未来から息子が降ってくるって「いやいやそんなことないだろう」と思いつつも、でも「どんな話なんだろう?」と期待しながら読んでいたんですが、未来から来た息子というファンタジックな入り口ではありつつも、描いていること自体はすごく地に足が着いた共感しやすい物語で。

「今頑張っていることって、本当に未来に繋がってるのかな?」という漠然とした不安を抱えながら生きている人のリアルな感情や、苦しさみたいなものがすごく丁寧に描かれているので、ファンタジーなんだけど私たちの感情に響くところが原作としてすごく素敵だなと思い、実写化したいなと思いました。

あと、とにかく悪い人が出てこないんです。みんなすごく思いやりに満ちて優しくて、それぞれに信念を持ったキャラクターたちが全員魅力的なのも、原作のいいところだなと思っていて。「未来から来た息子」という設定だけでなく、もしかすると、その優しさや温かさも一種のファンタジーなのかもしれませんが、それを夢物語にしないできちんと描いていきたいなと思って、原作のドラマ化を決めました。

志田さんにお願いした経緯としては、「この方なら現実のものとして受け止められるようにしてくださる」と感じたことが大きかったです。そこに説得力がないと、視聴者の皆さんも物語に入り込めなくなってしまうと思うのですが、志田さんのお芝居でその距離を一気に縮めていただけるのではないかと考え、お願いしました。

あと、主人公の名前が「未来」なのですが、原作を読んでいたとき私の頭の中で勝手に志田さんが浮かんでしまって。役柄とお名前が同じというところにも、何か運命的なものがあったのかなと思います。

夢も仕事も崖っぷちのアラサー女性が“未来のムスコ”と突然の対面, 「子育て世代」と「これから母になるかもしれない世代」に届いた喜び, 「女優・志田未来」の底力が見えた第1話のシーン, 「原作の持つ優しさや温かさも夢物語にしないで描いていきたい」, 活発な議論とアドリブで生み出された“生きたシーン”, 天野優へ求めた「颯太でいてほしい」という思い

未来(志田未来)が自分の夢を追えるよう、劇団の仲間たちが颯太(天野優)の世話を買って出るなど、周囲の支えに未来が助けられる場面も

活発な議論とアドリブで生み出された“生きたシーン”

――これまでの放送を振り返って、天宮さんの中ではどんな感慨がありますでしょうか。

先ほどお話ししたところと重複してしまいますが、視聴者の皆さんが主人公に共感しながら見ていただいていることがまず嬉しいなと思っています。第1話が放送されたとき、「こんな大人になるはずじゃなかったのに」というせりふがあったんですが、そこにグッと来られた方が多かったのが印象的でした。

「こんな大人になるはずじゃなかった」と思うことってよくあると思うのですが、それでも昨日よりちょっと前に進むこと、大きな奇跡が起こらなくても、ほんの少し勇気出すとか、ちゃんと自分の思っていることを伝えるとか、そういう小さな一歩の積み重ねが未来をちょっとずつ変えていけるんじゃないか。そんなことをこの作品を通して私たちも伝えていきたいと思っていました。

なので、そんな人の背中を少しでも押して、「明日からもうちょっと頑張ろう」という気持ちに少しでもなってもらえるような作品が作れていたらいいなと思ってやってきました。あと、「誰が“まーくん”なんだ」というところで、皆さんそれぞれの“推しまーくん”がいらっしゃると思いますが、どの“まーくん”も皆さんに愛されていたら嬉しいなと思います。

――先ほどキャストの皆さんの演技についてお話しされていましたが、実際の演技を見たり、キャストの皆さんと話したり、その場の出来事を受けたりして、撮影現場で脚本を変えた部分はどのくらいあったのでしょうか。

今回はそういう議論を活発にやっていました。そもそもこのドラマの撮影が始まったときから、「全員野球でやろう」という話をみんなでよく話していたんです。台本作りもそうですし、撮影現場でのお芝居の掛け合いもそうですけど、「何か思ったことがあればそれぞれ言い合って、みんなで作っていけたらいいよね」という話は、監督と私と俳優部の皆さんとでしていました。

例えば、劇団員の練習シーンや劇中劇でも、全員が監督の指示で決まったせりふを言って、決まった動きをしているわけではなくて。キャストの皆さんで「こうやったらもっと面白くなるよね」とかそういう話をしながら舞台のシーンや練習のシーンを作っていました。

それから、颯太役の優くんが台本にない面白い動きをしたり、その時の感情でお芝居したりするので、そういう意味では役者さんたちも生の演技というか、脚本で想定していなかった颯太の動きや発言にその場でアドリブ的にお芝居してくれて。台本上にはない、面白いシーンがいろいろ撮れていると思います。

颯太がオムライスにケチャップをわーってかけるシーンも、優くんがもうケチャップを出すのが楽しすぎて制御不能になっちゃって(笑)。なのであのシーンは、ほとんど志田さんのアドリブで優くんと芝居をしていただきました。

夢も仕事も崖っぷちのアラサー女性が“未来のムスコ”と突然の対面, 「子育て世代」と「これから母になるかもしれない世代」に届いた喜び, 「女優・志田未来」の底力が見えた第1話のシーン, 「原作の持つ優しさや温かさも夢物語にしないで描いていきたい」, 活発な議論とアドリブで生み出された“生きたシーン”, 天野優へ求めた「颯太でいてほしい」という思い

ほとんどが2人のアドリブで展開されたという自宅でオムライスを食べるシーン

天野優へ求めた「颯太でいてほしい」という思い

――そんな天野優くんは200人の中からオーディションで選ばれたということですが、オーディションの時に「特にここが光っていた」とか、「彼のここに惹かれた」というのはどんなところなのでしょうか。

今回颯太役を決めるにあたって、「なるべく自然体な子どもらしさを持っている子と出会いたい」という思いがまずありました。なので、子役としてご経験がある子たちはしっかりお芝居をしてくれるんですが、今回に関してはなるべく「自然体」「愛くるしい」「子どもらしい」という部分を重視して、優くんを選びました。

彼がすごいのは、そういう子供らしさは兼ね備えつつ、ちゃんと大人のことを見ているし、話も聞いているんです。颯太も泣き芝居だったり、感情的になったりするシーンが多いんですが、そういう芝居はちゃんとできますし、でも「ここは自由にやっていいよ」というときは、本当に奔放になれるんです。その「切り替え」の上手さみたいなものを、オーディションのときから感じていました。

本当に5歳児なのかなって感じてしまうほどで。優くんはこの番組が連ドラで言うとほぼ初めてで、こんなに長くせりふがあるのも初めてなんですが、経験ないとは思えないほど本当に素晴らしく頑張ってくれているなと思います。

夢も仕事も崖っぷちのアラサー女性が“未来のムスコ”と突然の対面, 「子育て世代」と「これから母になるかもしれない世代」に届いた喜び, 「女優・志田未来」の底力が見えた第1話のシーン, 「原作の持つ優しさや温かさも夢物語にしないで描いていきたい」, 活発な議論とアドリブで生み出された“生きたシーン”, 天野優へ求めた「颯太でいてほしい」という思い

泣きの演技も見事に対応してみせた颯太役の天野優

――その他にも、画面を通して映る優くんのこういうところが魅力的だと感じていらっしゃる部分ありますか。

何もしてない時の顔が可愛いですよね。本当に子ども特有のぼーっと口開いてる感じとか、自然に見せる表情が本当に魅力的ですし、ちょっと舌っ足らずな感じも可愛いらしいんです。それはオーディションの時からすごく思っていて。

最初の頃「『かきくけこ』って言ってみて」と振ってみたら、「たちつてと」になっちゃったんです。そこも可愛いなと思いつつ、最近はしっかりと「かきくけこ」が言えるようになってきていて。「子どもの1年の成長ってやっぱりすごいんだな」と、ちょっと寂しくなりつつ感じてます(笑)。

――優くんには演技指導というか、どんなお話やリクエストをされていたのでしょうか。

オーディションで優くんがこの役に決まったのは2025年の8月ぐらいだったんですが、それから週に3日ぐらい一緒にお会いして、いろいろ練習を重ねました。ただ、我々としては「演技してほしい」というよりも「颯太でいてほしい」という感じだったので、「このシーンの颯太の気持ちはこういうことだよ」みたいなことを説明するという感じでした。なので、具体的に動きやせりふの練習をすることはほぼなかったです。

優くんも真面目なので、1回練習すると「こうしなきゃ」という意識が働くみたいで。1個決めたらそれをきっちりやろうとしてしまうのを練習のときに感じたので、「颯太は同じことは二度しない」という約束をしました。「一回やったら、もうそれはやらない。だから自由にやって」というのを徹底していたんです。その時思ったことで、素直に、相手のリアクションに答えればいいんだよと伝えながら練習していきました。

それから、「感情を表に出す」ってどういうことだろうみたいな。「楽しい」「嬉しい」「面白い」「怒っている」というお芝居になったとき、それをどう表現しようかというのを、一緒に練習した感じです。

夢も仕事も崖っぷちのアラサー女性が“未来のムスコ”と突然の対面, 「子育て世代」と「これから母になるかもしれない世代」に届いた喜び, 「女優・志田未来」の底力が見えた第1話のシーン, 「原作の持つ優しさや温かさも夢物語にしないで描いていきたい」, 活発な議論とアドリブで生み出された“生きたシーン”, 天野優へ求めた「颯太でいてほしい」という思い

別れが近づく中、この時代に出会った人たちと笑顔で写真に収まる颯太(天野優)

――先ほどのお話にあったオムライスのシーンなどは、そういった前提があるからこそ生まれたもので、そんな優くんの言動に志田さんやキャストの皆さんがきちんとお芝居で応えていったんですね。

その通りです。颯太の突発的な動きやせりふに対して、本当に皆さんが応えてくれるからお芝居が成り立っていた感じです。

――最後に、これまで見てくださった視聴者の方々へのメッセージをお願いします。

第9話が最後に衝撃的な展開で幕を下ろしたので、皆さん驚かれているかと思いますが、最終話も見どころ満載です。ようやく未来と颯太の間に明かされる真実がありますので、そのあたりに期待して見ていただけたらと思いますし、最後まで皆さんの心に残る温かい話をお届けできると思っていますので、楽しみに見ていただけたらと思います。