見分けられますか?「痛みがある可能性が高い猫の表情」を獣医師が解説

猫は病気やケガなどで痛みを感じても、それをあまり表には出さないといわれています。だからこそ、飼い主さんが日々の様子をよく観察し、異変を察知してあげることが大切です。今回は獣医師の藤井仁美先生に、痛みがあるとき・ないときの猫の表情について教えていただきました。

猫は痛みを隠しがち

見分けられますか?「痛みがある可能性が高い猫の表情」を獣医師が解説

引用元:ねこのきもち投稿写真ギャラリー

猫は痛みを感じても、鳴く・暴れるなど目立つような表現はしません。

理由は諸説ありますが、ひとつには単独で生きてきた歴史が関係しているとも。弱っていることを周囲に悟られるのは不利なため、隠そうとする本能が働くからといわれています。

痛みがある可能性が高い表情

引用元:ねこのきもち投稿写真ギャラリー

痛みがあるときの猫は、つらさに耐えようと我慢し、体全体が緊張した印象に。各部位ごとの様子を見てみましょう。

頭の位置

頭が肩のラインより下にある、または下を向いている

半分閉じている・閉じている

少し離れている・外側に回転している

鼻先(ヒゲの付け根の部分)

横に長い楕円形をしている(緊張している)

ヒゲ

真っすぐで前方に動いている(顔から離れている)

痛みがないと考えられる表情

引用元:ねこのきもち投稿写真ギャラリー

痛みを感じていない平常時の猫は、落ち着いてリラックスした表情をしています。各部位ごとに、痛みがあるときの様子と比較してみましょう。

頭の位置

頭が肩のラインより上にある

開けている

前を向いている

鼻先(ヒゲの付け根の部分)

丸い形をしている(リラックスしている)

ヒゲ

緩んで湾曲している(リラックスしている)

猫は痛みをあまり表現しないからこそ、どんな小さなサインも見逃さないで。猫の写真からAIが痛みレベルを判定してくれるスマホアプリなどもあります。迷ったときは、活用してみてはいかがでしょうか。

お話を伺った先生/藤井仁美先生(獣医師 獣医行動診療科認定医 ペット行動カウンセラー)

参考/「ねこのきもち」2026年3月号『隠しがちだからこそ小さなサインを見逃したくない 猫の痛みの見つけ方』

文/柏田ゆき

※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。

※記事と写真に関連性がない場合もあります。

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