【鰹節の世界】ようこそ入門編「鰹節ってなに?」

鰹節ってなに?
こんにちは! 東京・日本橋で320余年、鰹節を扱ってきた鰹節専門店にんべんです。突然ですが、みなさん「鰹節」は好きですか? 出汁を引くのはもちろん、炊き立てのご飯やおひたしにパラパラとかけるだけでおいしくなる。いわば、日本の食卓を支える「最強の名脇役」ですよね。
今回から全4回にわたり、知れば料理がもっと楽しくなる鰹節の雑学や、おいしい出汁の引き方、さらには「めんつゆ・白だし」を活用した時短レシピまで、たっぷりお届けします!
1.そもそも鰹節ってなに?
鰹節とは、生のカツオを加工して作られる日本の伝統食品です。鰹節の起源は、なんと今から約1300年前の奈良時代。712年に編纂された「古事記」には、鰹節の原型とされるものが登場しています。室町時代に入ると、現在の鰹節に近いものが製造されるようになりました。さらに江戸時代初期には、紀州で作られた「熊野節」と呼ばれたものが誕生し、出汁を使った料理の広まりとともに、鰹節が多く用いられるようになりました。

にんべん所蔵 桜丸女房八重_歌川豊国(初代)
2.実は2種類ある!「荒節」と「枯節」の違い
みなさんはお店でたくさんの種類の鰹節商品を見かけたり、どれを買ったらよいだろうと悩まれたことはありませんか?
「1」で長い歴史があるということを説明しましたが、実は鰹節には「カビ付け」をしているものと、していないものの2種類があります。

荒節

枯節

荒節と枯節の違い
ちなみに、にんべんでは4回以上カビ付けと天日干しを繰り返したものだけを「本枯鰹節(ほんがれかつおぶし)」と呼んでいます。本枯鰹節は、約半年かけて作られているんです!
ここを見れば違いがわかる!
「商品を見ただけじゃ、“荒節”と“枯節”のどちらか分からない!」と思います。そんな時は、ここさえ見ればばっちり違いが分かります。それは、商品の裏側にある「一括表示」。

商品の裏側にある「一括表示」を見れば種類が分かる
「かつお削りぶし」と書かれていれば「荒節」、「かつおかれぶし削り」と書かれていれば「枯節」というように、法律で書き方が決められているんです。これさえ知っておけば、 料理に合わせて使い分けができるようになります。一緒に“鰹節マスター”なりましょう!

あなたも“鰹節マスター”に!
次回は、鰹節がどうやって作られているのか解明していきます。お楽しみに!
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