【移住したい都道府県ランキング20年連続1位】長野で叶える犬と暮らす理想の移住生活|八ヶ岳の森で変わった日常

20年連続で読者が選んだ「移住したい都道府県ランキング」1位に選ばれてきた長野県。長野県への移住は、共に暮らすペットにも大きな変化をもたらす。八ヶ岳の麓で始まった新しい暮らしは、愛犬たちの表情を一変させた。

自然の中で生き生きと暮らす日常と、ペットと移住するためのヒントを紹介する。

掲載:2026年3月号

暮らす、森のなかの家。八ヶ岳の麓で、生き生きと

都会では落ち着かない様子を見せていた散歩の時間が、風や匂いに満ちた森の道へ。

八ケ岳の麓で始まった暮らしは、愛犬たちの表情を大きく変えた。

イヌが生き生きと歩ける場所で、人もまた本来の心地よさを取り戻していく。

吉野真紀夫さん

2023年12月に東京都多摩市から長野県諏訪郡富士見町に夫妻で移住。八ヶ岳の中古物件をリノベーションし、イングリッシュコッカースパニエルのジェナ、ニーナの2匹と共に森暮らしをスタート。当初は東京との二拠点生活だったものの、八ヶ岳での豊かな時間に触れたことで完全移住を決意し、東京の会社を辞め八ヶ岳で起業。「犬と森暮らし研究所」を立ち上げ、屋外領域での体験設計や、ペット関連のサポート・開発事業を行う。

長野県富士見町

八ケ岳と南アルプスに抱かれた長野県南東部の高原の町である。標高はおよそ700〜1200mに広がり、昼夜の寒暖差を生かした高原野菜や花の栽培が盛

んだ。夏でも過ごしやすく、避暑地として親しまれるほか、冬にはウインタースポーツが盛んで多くの観光客が訪れる。東京方面へのアクセスも良く、高井戸ICまで約2時間である。

イヌも人も、生き生きとする場所へ

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【移住したい都道府県ランキング20年連続1位】長野で叶える犬と暮らす理想の移住生活|八ヶ岳の森で変わった日常

朝夕の散歩で、季節の移ろいと自然の美しさを愛犬たちと分かち合う。

朝5時。吉野さんと2匹の愛犬の一日は早い。薪ストーブに火をくべ、イヌたちと並んでゆっくりと暖を取る時間は、吉野さんにとって一日の中で最も癒やされる至福のひとときだ。

1時間ほど静かに過ごしたあと、庭に出て野鳥に餌をやる。餌を目当てに集まってくる鳥たちを、2匹は窓越しにじっと見つめている。その後、愛犬と自分の朝食を済ませ、日課の散歩へ。

日中はオンライン会議を中心に仕事をしながら、合間を見て庭に出てDIYや薪づくり、菜園作業をする。その間、イヌたちは庭を自由に行き来し思い思いに過ごしている。

自宅の敷地は約1600平方㍍。

「ドッグランをつくりたくて。この広さもこの家に決めた理由のひとつでした」

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DIYでつくった薪棚の前で。広い敷地には、思いきり走れるドッグランも。

アウトドア用品メーカーで長年商品開発に携わり、大のキャンプ好きだった吉野さん。キャンプに行くたび、都会を散歩しているときとはまるで違うイヌたちの表情に気づいていた。

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表情から、風や匂い、景色の変化に、犬たちも気づくのが伝わる。

ペット関連会社へ転職し、リモートワークが増えたことをきっかけに、八ヶ岳周辺で物件探しを開始。

毎週のようにキャンプをしながら1年かけて巡り合ったのが、この家だった。当初は東京との二拠点生活だったが、半年で完全移住を決意。

夏の暑さで散歩もままならなかった東京とは違い、今は涼しい空気のなかで気持ちよく歩ける。

「イヌたちは本当に生き生きしています」

雪の上や川辺を歩く散歩も日常になり、月1回の特別だった自然体験が、暮らしそのものになっている。

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2匹のお気に入りは、薪ストーブの前。いつも場所の取り合いになる特等席だ。

ペットと住む Advice自然のなかならではの注意点を知っておこう

散歩道には、都会では見かけない毒性のある植物が生えていることも。

野生動物や虫への配慮も欠かせません。ペットの命と健康を守るためには、飼い主自身が環境について学ぶことが大切です。

また、冬の長野は氷点下になる日も多く、犬種や被毛の特徴に合わせた防寒ウエアの用意も必要です。(吉野さん)

ペット可物件は“地元”に相談するのが近道

賃貸物件はペット可の選択肢は限られがちですが地元の不動産業者に相談すると大家さんと家賃の値上げや敷金の増額を条件に交渉してもらえることも。

地域事情に詳しい不動産会社を頼ることがポイントです。(長野県宅地建物取引業協会・横川さん)

文/揖斐麗歌 写真提供/吉野真紀夫さん

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