「豊臣兄弟!」宮﨑あおい「お市」歴代最強の透明感と「茶々二役」への期待

「姉川の戦い」壮絶に描く, 浅井長政(中島歩)との夫婦愛…『花子とアン』再来を予感させる「覚悟」, 歴代「お市」:夏目雅子・北川景子・宮﨑あおいが示す三つの「美」, 1. 夏目雅子(1981年『おんな太閤記』):神格化された「悲劇」, 2. 北川景子(2023年『どうする家康』):武家の矜持と「強さ」, 3. 宮﨑あおい(2026年『豊臣兄弟!』):芯の通った「実存」, 姉川の決戦、その先にある「茶々」への期待

宮﨑あおい

「姉川の戦い」壮絶に描く

「姉川の戦い」壮絶に描く, 浅井長政(中島歩)との夫婦愛…『花子とアン』再来を予感させる「覚悟」, 歴代「お市」:夏目雅子・北川景子・宮﨑あおいが示す三つの「美」, 1. 夏目雅子(1981年『おんな太閤記』):神格化された「悲劇」, 2. 北川景子(2023年『どうする家康』):武家の矜持と「強さ」, 3. 宮﨑あおい(2026年『豊臣兄弟!』):芯の通った「実存」, 姉川の決戦、その先にある「茶々」への期待

その美しさで今も多くの人の記憶に残る夏目雅子=1984年

NHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』は19日、大きな転換点となる第15回「姉川大合戦」を放送。 信長(小栗旬)が浅井・朝倉連合軍への反撃に打って出る中、注目は織田と浅井の板挟みとなる信長の妹・お市(宮﨑あおい)である。

浅井長政(中島歩)との夫婦愛…『花子とアン』再来を予感させる「覚悟」

「姉川の戦い」壮絶に描く, 浅井長政(中島歩)との夫婦愛…『花子とアン』再来を予感させる「覚悟」, 歴代「お市」:夏目雅子・北川景子・宮﨑あおいが示す三つの「美」, 1. 夏目雅子(1981年『おんな太閤記』):神格化された「悲劇」, 2. 北川景子(2023年『どうする家康』):武家の矜持と「強さ」, 3. 宮﨑あおい(2026年『豊臣兄弟!』):芯の通った「実存」, 姉川の決戦、その先にある「茶々」への期待

北川景子

今回の見どころは、藤吉郎(池松壮亮)と小一郎(仲野太賀)の兄弟が、小谷城攻めに際してお市を救い出そうと奔走する姿だ。しかし、お市の心はすでに夫・長政(中島歩)と共にある。かつて朝ドラ『花子とアン』で、仲間由紀恵を相手に情熱的な駆け落ちを演じた中島歩が、長政を演じているだけに、彼に殉じようとするお市の姿には、視聴者の胸を締め付ける圧倒的な説得力が宿る。

「姉川の戦い」壮絶に描く, 浅井長政(中島歩)との夫婦愛…『花子とアン』再来を予感させる「覚悟」, 歴代「お市」:夏目雅子・北川景子・宮﨑あおいが示す三つの「美」, 1. 夏目雅子(1981年『おんな太閤記』):神格化された「悲劇」, 2. 北川景子(2023年『どうする家康』):武家の矜持と「強さ」, 3. 宮﨑あおい(2026年『豊臣兄弟!』):芯の通った「実存」, 姉川の決戦、その先にある「茶々」への期待

宮﨑あおい

兄・信長が北近江へと進軍し、ついに姉川を挟んで両軍が激突する歴史的瞬間の裏で、宮﨑演じるお市がどのような「覚悟」を見せるのか。SNSでは、お市の登場以来、彼女の演技への期待や考察がやまない。

X(旧ツイッター)上のお市評は総じて高い。

・「お市の宮﨑あおいかわいいわー。どうする家康の北川景子みたいに、一人二役で淀殿もやってほしい」

・「透明感がすごすぎて、戦国時代に現れた現代人のような瑞々しさがある」

中には、2001年の日本テレビ系ドラマ『青と白で水色』以来となる小栗旬との共演にエモーショナルな視線を送るファンもいる。かつての瑞々しい少女から、凛とした戦国の華へと進化した彼女の姿に、「今の宮﨑あおいでなければ出せない深み」を感じる視聴者が多いようだ。

歴代「お市」:夏目雅子・北川景子・宮﨑あおいが示す三つの「美」

大河ドラマ史上、お市の方は常に時代のトップ女優が演じてきた。ここでは宮﨑あおいを中心に、象徴的な三者を比較してみたい。

1. 夏目雅子(1981年『おんな太閤記』):神格化された「悲劇」

昭和の視聴者を虜にした夏目雅子は、運命に翻弄されながらも美しく散る「儚さの極致」を体現した。彼女のお市は、戦国という宿命の犠牲者としての「美しき壁」となり、後世の女優たちにとって一つの到達点となった。

2. 北川景子(2023年『どうする家康』):武家の矜持と「強さ」

記憶に新しい北川景子は、信長のDNAを強く意識した「戦う女性」としてのお市を提示した。娘・茶々との一人二役を演じきったことで、織田の血が持つ執念と誇りをドラマチックに描き出したのは圧巻であった。

3. 宮﨑あおい(2026年『豊臣兄弟!』):芯の通った「実存」

そして今回の宮﨑あおいである。彼女が演じるお市には、神格化された悲劇性とも、剥き出しの闘争心とも異なる、「生活感のある高貴さ」が漂う。

宮﨑のお市は、激動の歴史を俯瞰する「記号」ではなく、夫を愛し、兄を案じ、それでも自分の信念を静かに貫く「一人の人間」としての実在感が凄まじい。対立する藤吉郎たちですら敬意を払わざるを得ないその佇まいは、令和の今、私たちが求める「自律した女性像」の投影とも言える。

姉川の決戦、その先にある「茶々」への期待

今夜の「姉川大合戦」では、兄の情をはねのけ、夫と運命を共にする道を選ぶお市の強靭な内面が描かれる。 ネット上で囁かれている「宮﨑あおい、茶々(淀殿)も再登板説」は、果たして……。もし実現すれば、かつて『篤姫』で幕末を生き抜いた彼女が、今度は戦国の母娘をどう繋いでいくのかも見てみたい。

今夜、姉川の濁流を前に宮﨑あおいが見せる「静かなる眼差し」は、歴代どのお市とも違う、新しい伝説の始まりを予感させてくれるはずだ。

(zakⅡ編集部 圭拓海)

🔳歴代大河ドラマと「お市」女優

太閤記 - 1965年、お市:岸恵子

国盗り物語 - 1973年、お市:松原智恵子

黄金の日日 - 1978年、お市:小林かおり

おんな太閤記 - 1981年、お市:夏目雅子

徳川家康 - 1983、お市:真野あずさ

春日局 - 1989年、お市:高林由紀子

信長 KING OF ZIPANGU - 1992年、市:鷲尾いさ子

秀吉 - 1996年、お市:頼近美津子

利家とまつ〜加賀百万石物語〜 - 2002年、市:田中美里

功名が辻 - 2006年、市:大地真央

江〜姫たちの戦国〜 - 2011年、市:鈴木保奈美

軍師官兵衛 - 2014年、市:内田恭子

麒麟がくる - 2020年、市:井本彩花

どうする家康 - 2023年、お市:北川景子(幼少期:上村結羽)

豊臣兄弟! - 2026年、お市:宮﨑あおい