「豊臣兄弟!」第17回【見所と復習】攻める信長(小栗旬)VS籠城の長政(中島歩)小一郎(仲野太賀)市(宮﨑あおい)救出劇と武田軍撤退の謎

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(右)武田信玄(髙嶋政伸)(C)NHK

俳優の仲野太賀が主人公の豊臣秀長を演じるNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」(総合ほか)。5月3日に放送される第17回の見所を解説する。

大河「豊臣兄弟!」第17回「小谷落城覚悟の比叡山」(5月3日放送予定)ポイント

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足利義昭(尾上右近)、木下小一郎長秀(仲野太賀)(C)NHK

徳川家康(松下洸平)撃破した武田軍が謎の撤退

織田信長(小栗旬)から攻められた浅井長政(中島歩)は小谷城に籠城

木下小一郎長秀(仲野太賀)らは市(宮﨑あおい)救出を図る

大河「豊臣兄弟!」第16回(4月26日放送)ストーリー展開(ネタバレあり)

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足利義昭(尾上右近)、(1人おいて)木下小一郎長秀(仲野太賀)、藤吉郎秀吉(池松壮亮)(C)NHK

姉川の戦いを制し、戦支度が整いしだい浅井攻めを再開すると意気込む信長は、木下藤吉郎秀吉(池松壮亮)に、浅井の家臣・宮部継潤(ドンペイ)の調略を命じる。忠義を重んじる猛将の継潤は、小谷城までの行く手を阻む宮部城の主。小一郎と藤吉郎は駆け引きなしで、織田の味方についてほしいと願い出た。継潤は、信長は好かないが、戦に出てこなかった朝倉義景(鶴見辰吾)のことはもっと信用していないと漏らし、藤吉郎に、身内の子を養子にくれたら織田につくという条件を出した。

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浅井長政(中島歩)(C)NHK

子を持たない小一郎と藤吉郎が差し出せるのは、姉・とも(宮澤エマ)の息子・万丸(藤田蒼央)のみ。万丸はまだ4歳で、ともは死んでも渡さないと猛反発した。そんななか、比叡山延暦寺と手を結んだ朝倉勢に襲われた織田家臣・森可成(水橋研二)が討ち死に。信長は比叡山を包囲し、朝倉・浅井軍が延暦寺に立てこもって膠着状態が2カ月続いた後、足利義昭(尾上右近)の働きかけで和睦が成立した。養子について検討する必要がなくなった木下家一同は胸をなで下ろした。

しかし、信長はこの和睦で救われたのは明らかに敵側で、義昭は朝倉・浅井を助けたのだと考えた。密かに信長を排除しようと企む義昭から、織田家中に入って「毒となれ」と命じられていた明智光秀(要潤)は、信長から義昭の真意を問われた。射貫くような視線に圧された光秀は、努めて平静を装いつつ「公方様に限って、そのようなことはございませぬ」と答えるのがやっと。この言葉を受け、信長は「これで気の煩いもなく、比叡山の俗物どもを一掃できるわ」と述べ、自分に従えば所領だけは安堵してやるとの書状を延暦寺に送り付けるよう指示した。そして従わない場合は見せしめとして皆殺しにするとし、光秀の忠義心を試した。「女子供とて、一人残らずなで斬りにするのじゃ」という冷酷な命令に、居並ぶ重臣たちが身震いするなか、藤吉郎がその役目を任せてほしいと名乗り出た。信長は光秀と共同で事に当たるよう言い渡すと、「しくじればお前らの命もないと心得よ」と厳命した。

「わしが侍になったのはこんなことをするためではない」とこぼす藤吉郎。信長に逆らうことになるのを理解しながら、本心は女と子供だけでもなんとか逃がしたかった。小一郎には今回は自分をかばわなくていいと伝え、信長が浅井攻めを再開させる気満々であることから、やはり継潤の調略が必要となるため、養子として万丸を差し出すよう、ともをなんとか説得してほしいと言い残して延暦寺に向かった。

小一郎は養子の件を頑なに拒む姉に、農民だった自分たちが侍となり、守られる側から守る側になった以上、1人でも多くの者が助かる道を選ばなけれならないと主張。そのうえで「人質などなくとも皆が笑って生きられる世を、いつかつくって見せまする」と訴えた。ともの夫・弥助(上川周作)も、取り立てて手柄を挙げたこともない自分の子供が、誰にでもできることではない大きな役割を果たすのだから、見守ってやろうと涙ながらに語りかけた。小一郎は万丸を見守り続けると約束した。

藤吉郎と光秀は延暦寺への襲撃を開始。藤吉郎は、小屋のなかで息を潜めていた大勢の女と子供たちを寺の外へと逃がしたが、信長の命令に忠実に従った光秀の足元には、女や子供を含む無数の遺体が重なっていた。燃え落ちようとする本堂の中、血まみれで立ち尽くす光秀の姿に、藤吉郎は絶句した。

義昭は「人の所業とは思えぬ! いつからそのような外道に成り下がった!」と激怒。信長に疑われているからそうするしかなかったと光秀が弁明すると、義昭は「お前を織田に行かせたのは間違いであった」と深く後悔し、「わしのもとに戻ってまいれ」と命じた。

信長は光秀の功績をたたえ、近江の坂本に城を築くことを許した一方で、命令に背いた藤吉郎に切腹を命じる。そこに小一郎の一声で継潤が現れ、藤吉郎が万丸を養子に差し出し、延暦寺で無辜の人々を逃がした計らいに心を動かされて織田家臣になることを決意したと伝えた。継潤はもともと延暦寺の僧で、藤吉郎に助けられたなじみの人々とともに生きてみたいという継潤の訴えを受けた信長は、「こたびだけだ」と言い、藤吉郎の切腹を免除した。

大河「豊臣兄弟!」第17回見所

武田信玄(髙嶋政伸)が対織田の兵を挙げて遠江へ侵攻、三方ヶ原で迎え撃った家康は大敗する。義昭も京で挙兵し、信長は絶体絶命と思われたが、なぜか急に武田軍が撤退し、義昭は後ろ盾をなくしてしまう。

危機を脱した信長は浅井・朝倉攻めを再開。進退極まった長政は小谷城に籠城。小一郎と藤吉郎は、何とか市らを救い出そうとする。

「豊臣兄弟!」とは?

天下人となるのちの秀吉を補佐役として支えた弟の小一郎の目線で戦国時代をダイナミックに描く大河。連続テレビ小説「おちょやん」や、「半沢直樹」「下町ロケット」「陸王」(以上、TBS)などのヒット作で知られる八津弘幸さんが脚本を担当する。