仲間由紀恵“千佳子”のわがままに病院は困惑 上坂樹里“直美”の「りんにはまだ技量がない」発言に視聴者騒然<風、薫る>

和泉侯爵家の千佳子(仲間由紀恵)は病院関係者に心を開かず治療にも消極的

見上愛と上坂樹里がW主演を務める連続テレビ小説「風、薫る」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)の第35回が5月15日に放送。りん(見上)たちの実習先である病院に、和泉侯爵家の千佳子(仲間由紀恵)が入院することになり、ただならぬ緊張感が走る様子が描かれた。(※以下、ストーリーのネタバレを含みます)

りんが丸山と交わした“病気以外”の会話…何気ない時間が心を癒やす

担当を外されて以来、自信を失っていたりん。しかし、ある日病室で挨拶をすると、意外にも患者たちから温かな反応が返ってくる。

戸惑うりんが聞くと、彼女が休みだった日に直美(上坂)が一人で病室を担当し、その厳格すぎる看護に一同が辟易していたという。「あんたがいたらなぁ」とこぼす丸山(若林時英)に、りんは思わず笑みをこぼす。

丸山に退院したら何がしたいかを問うと、彼は「風呂に入りたい。走りたい。ほら病院の中は走れないから。あとは音が聞きたいな」と、日常へのささやかな憧れを吐露する。入院以来、初めて交わした“病気以外の会話”は、丸山の疲弊した心を深く癒やすものとなった。

丸山(若林時英)はりん(見上愛)との会話に癒される

医療格差への痛感と、直美と母が唯一繋がる“お守り”

休日を迎えた直美は、かつて暮らしていた長屋を訪れる。帝都大学病院で働く彼女を、トヨ(松金よね子)とキク(広岡由里子)は「そんな立派な病院なんて、私ら一生行けないもの」と眩しそうに見つめる。改めて医療における残酷な格差を痛感する直美。

そこへ、以前はぐれた子どもを探していた女性が、長屋の住人たちにお礼を言いに訪れる。孤児と思われ遠くの店へ引き取られていた子どもに、直美は「よかったね、おっかさんに会えて。もう離れないようにしなよ。せっかく産んでもらって、お乳くれたんだから」と優しく言葉をかける。その後直美は、実母から唯一譲り受けたというお守りをそっと開き、複雑な表情を浮かべるのだった。

直美(上坂樹里)はいつも身に着けているお守りの中身を見る

和泉侯爵家・千佳子のわがままが炸裂…困惑する経営陣

一方、病院内は和泉侯爵家・千佳子の入院決定にただならぬ緊張感が走る。「見習い生たちはくれぐれも勝手なことをしないように」と厳命が下る中、最上級の個室に入った千佳子は、「ランプの趣味が悪い」「景色が悪い」「看病婦の出来が悪い」とわがまま発言を繰り返し、周囲を翻弄する。

次々と看病婦を交代させた挙げ句、退院すると言い張る千佳子。彼女の乳がんは進行しており、手術の成功率はわずか2割。経営陣はこのまま退院されては病院の評判が下がると考える。そんな中、りんと直美は多田(筒井道隆)や今井(古川雄大)らに呼び出される。

ラストシーン、「ですからお断りいたします。一ノ瀬りんにはまだ侯爵夫人の看護をする技量はありません」という直美の一言で幕を閉じた。

りん(見上愛)&直美(上坂樹里)は院長・多田(筒井道隆)らに呼び出される

りんならではの“寄り添う看護”が描かれた今回。SNSでは「何気ない会話に幸せを感じられることってあるよね」「りんちゃんの会話は治療につながるよね」「私も入院した時、生活音のない病院は寂しかったなぁ」と多くの声が上がった。

また、わがままを言い周囲を翻弄する千佳子に対しても、「当時は病気の情報を得られず、不安でいっぱいだったはず」「誰も千佳子さんの心には寄り添っていないよね」と、その傲慢な態度の裏にある孤独を思いやるコメントが寄せられている。

◆文=ザテレビジョンドラマ部