町田啓太、順風満帆に見えて「逆風ばっかりだった」15年の俳優人生と初舞台での大きな挫折を明かす

「いい重み」15周年の思いと感謝が詰まった一冊, 思い出の地・銀河劇場での撮影「最初の気持ちを忘れずに」, 俳優人生15年は「裸足で砂利道を歩いてきた感覚」, 「もう何も諦めたくない」強い決意と今後目指す“粋な”姿

町田啓太が活動15周年アニバーサリーフォトブックプレス取材会に出席

俳優の町田啓太が5月17日、都内で行われた活動15周年アニバーサリーフォトブック「sign」(小学館)のプレス取材会に出席した。

東京・ソウル・台北を中心とした3つの地域で、それぞれの地で活躍するフォトグラファー3人が撮影。さらに、初となる書き下ろしエッセーも織り込まれることで、町田の「今」が立体的に表現されており、3冊セット計240ページの超大ボリュームを特製ケースに封入した永久保存版の書籍となっている。

「いい重み」15周年の思いと感謝が詰まった一冊

6年前に写真集を出版した際に「写真集は最後かな」と思ったそうだが、「それからいろんなことを経験してきて、応援してくださる方たちとの場も増えてきて。そういった方たちと会った時に、当時のもの(写真集)を古いアルバムのように大事に抱えて持っていらっしゃったり、『またぜひ出してください』みたいなお声もかなり頂いていたのもあり、昨年12月に15周年を迎え、節目の年でもあるので、今の自分の考えを残したり、伝えたいなという思いもあり、相談したところ小学館さんが手を挙げてくださいました」と出版のきっかけを告白。

完成した写真集を手にした感想については、「やっぱりいい重さだなと(笑)。3冊セットになっているので少し重量はあるんですけど、この重みがいろんな重みにも捉えられて感慨深いなと思いました。思いもたくさん込めたので、そういうのも乗っかって、より楽しんでもらえるんじゃないかなと確信が持てましたし、ページを開いてみたら感動的で、この写真集を作らせてもらえて本当に感謝しております」と声を弾ませる。

「一人では絶対できないものですし、周年と自分では言っていますけど、やはりそれを一緒に共有してくださる方あってのものだと思うので、本当に感謝の気持ちでいっぱいになりました」と目を輝かせた。

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町田啓太が選んだソウル篇のお気に入りカット

思い出の地・銀河劇場での撮影「最初の気持ちを忘れずに」

また、お気に入りのカットを聞かれると、ソウル編ではホテルのベッドの上でピザを手にしているカットを挙げ、「サプライズで15周年を祝っていただいたんですけど、それがすごくうれしくて、その時にノリで撮らせてもらった写真です。今後、記憶に残っていくであろう写真ということで選ばせていただきました」と紹介する。

台北編では、海辺で花火を持っているカットを選び「(足元は)海に入っているんですけど、本当に極寒で、冷たいのを通り越してちょっと痛かったんですけど、(日が)暮れるくらいのタイミングに合わせて“ここしかない”とみんなで集中して、体もびしょびしょになりながら撮りました。羽ばたいている感じもあって、いい写真が撮れてうれしいなって」とにっこり。

東京編では、町田にとって初舞台の地である銀河劇場の客席で撮った写真を挙げ、「客席の横に階段があるんですけど、ここでストレッチしていたなとか、他の方の小返し(繰り返して稽古すること)しているのを席から見ていたなとか思い返しました」と懐かしむ。

「当時はすごく広く感じて“こんなところでちゃんとお芝居できるんだろうか”とか思ったんですけど、今回行ってみたら小さく思えて不思議だなぁと。“最初の気持ちを忘れずにいたいな”と改めて思って、またここからしっかり頑張っていこうと思えた時に撮った写真なので、そういう思い出もあって選ばせていただきました」と打ち明けた。

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町田啓太

俳優人生15年は「裸足で砂利道を歩いてきた感覚」

15年の俳優人生を振り返った感想を聞かれた町田は「本当に楽じゃなかったというか、一つ一つ裸足で砂利道を歩いてきたぐらいの感じがあったんじゃないかなと思っています」と答える。

周囲からは「順風満帆だったんじゃないですか」と言われることが多いそうだが、「どちらかというと逆風ばっかりだったなって思いますし、今も逆らって行っている感じはあるんですけれども、そういう方が意外と楽しかったりもするんだなとか、飛行機も逆風に向かって飛んでいきますし、浮力をもらって挑戦させてもらったことがたくさんあったので、そういうものを受けて段々と飛べるようになってきたのかなと思います」と回顧。

続けて、「まだ気持ちよく飛んでいる感じではないんですけど(笑)、もっともっと飛んで、いろんな景色を見て、いろんな感情を感じて、それを基に活動して、いろんなものに還元していけたらいいなと。そんなふうに思える15年だなと、ふと思っております」としみじみと語った。

「いい重み」15周年の思いと感謝が詰まった一冊, 思い出の地・銀河劇場での撮影「最初の気持ちを忘れずに」, 俳優人生15年は「裸足で砂利道を歩いてきた感覚」, 「もう何も諦めたくない」強い決意と今後目指す“粋な”姿

町田啓太

「もう何も諦めたくない」強い決意と今後目指す“粋な”姿

加えて、この15年の中で壁だったり、山だった出来事を尋ねられると、20歳時の銀河劇場での初舞台を挙げ、「僕はそこでけがをして降板になってしまって、初舞台を全てしっかり踏めなかったという悔しさがすごくあったんですね。ダンスも好きだったんですけど、ダンサーとしての夢もそこで諦めたので、“もう何も諦めたくない”という気持ちだったり、自分へのいら立ちもあるし、そういう思いを全部俳優業に注ぎ込んで頑張ろうって決めた時が、僕の中で大きかったなと思います」と振り返った。

さらに、今後の抱負については「先輩たちをたくさん見ていると生き生きとされているので、とにかく元気ではいたいですけれど、粋な感じでいたいなと思いますね。いろんなことをたくさんインプットして、それをアウトプットできるようにしていきたいなと思っております」と言葉に力を込めた。

◆取材・文=風間直人

「いい重み」15周年の思いと感謝が詰まった一冊, 思い出の地・銀河劇場での撮影「最初の気持ちを忘れずに」, 俳優人生15年は「裸足で砂利道を歩いてきた感覚」, 「もう何も諦めたくない」強い決意と今後目指す“粋な”姿

町田啓太