「風、薫る」【見所】5月29日第45回 母・夕凪について直美に伝える“詐欺師”(藤原季節)「手術介助教える」フユ(猫背椿)翻意の訳

寛太(藤原季節)、大家直美(上坂樹里)(C)NHK
女優の見上愛が一ノ瀬りん、上坂樹里が大家直美という2人のヒロインを演じるNHK連続テレビ小説「風、薫る」(総合など)の第45回が29日に放送される。

吉江善作(原田泰造)、大家直美(上坂樹里)、寛太(藤原季節)(C)NHK
朝ドラ「風、薫る」第45回(5月29日放送予定)【見所】

(手前)大家直美(上坂樹里)、一ノ瀬りん(見上愛)、(中央)永田フユ(猫背椿)、(奥)須永ヨシ(明星真由美)、三浦ツヤ(東野絢香)(C)NHK
ある日、直美は牧師・吉江善作(原田泰造)の教会で“詐欺師・小日向栄介”こと寛太(藤原季節)と会い、母親と思われる「夕凪」について話を聞く。
病院では、看病婦の永田フユ(猫背椿)がりんに手術介助を教えてもいいと言い出し、少しずつ看病婦と見習生の関係が変わり出す。
- 相関図・これまでの全話あらすじ
朝ドラ「風、薫る」第9週「看病婦とアメ」(第41~45回)ストーリー展開【ネタバレ】
手術前日、体にメスを入れる恐怖に震える和泉千佳子(仲間由紀恵)にそっと寄り添ったりん。手術にも立ち合い、千佳子を安心させた。手術は無事成功し、千佳子は「さみしくなかった」とりんに深く感謝。りんは直美に手術介助をしたフユの手際の見事さを語り、仕事への愛着を強くした。
院長の多田重太郎(筒井道隆)は実習生を見直し、看病婦たちに彼女たちから看護を学ぶよう通達を出す。看病婦たちが猛反発するなか、緊急手術が行われ、りんと直美が手術介助を命じられる。経験がない2人は現場で何の役にも立たず、結局フユら看病婦が介助を務めた。教授の今井益男(古川雄大)は、華族の患者を安心させるために呼んだだけと明かし、最初から期待などしていなかったと述べた。
りんは技術不足を痛感。フユに手術介助を教えてほしいと頭を下げるが、フユは「いいよ」と言って月謝を要求してきた。直美は、看病婦の給金が極めて安いことから、本当にお金に切羽詰まっているのではないかと考える。病院は、りんが元家老の娘だと知ってから、りんに上等病室の患者ばかりを担当させるようになり、忙しくなったりんは、手術介助を学ぶ時間が作れずにいた。
りんは改めてフユに介助を教えてほしいと頼むが、フユは夫の康介(シソンヌ・じろう)がケガ働けず、生活のために仕方なく10年間も看病婦をしていると明かし「他人の看病するくらいなら、家で亭主看てたいわよ。そんなにトレインドナース? とやらが素晴らしいなら、うちの人の看護でもしてほしいもんだわ!」とぶちまける。それを聞いた直美とりんは康介を看護すると申し出て、休日、永田家を訪ねた。整理整頓された家で、2人は康介を洗髪し、布団も干すなど自分たちにできる看護を行った。翌朝、詰所でフユは相変わらず素っ気ない態度を取るが、「また伺います」と言う直美に「勝手にどうぞ」と返した。
りんと直美は休みのたびに交代で康介の看護に行った。熱心に看護する2人に、康介は少しずつ心を開いていくが、りんと直美は、康介がちょくちょく口にする「なんか」という言葉が気になって仕方ない。自分の過去を振り返って「私の仕事の話なんか興味ないか…」と口にしたり、フユについても「看病婦なんかやらせて…」と話すことに耐え切れず、2人は口をそろえて「なんかじゃありません」と反論。フユが病院で一番手術介助がうまいと説明し、直美は「私には一生フユさんのようにできないのは確かです」と訴えた。りんも「フユさんは、看病婦なんかと言われるような仕事はしていません。決して恥ずかしいことをしてるわけじゃない。どうかご主人は…ご主人だけはいたわって差し上げてください。そしてご自分のことも、『私なんか』と言わないでください。ご主人が笑うだけでフユさんはきっと」と続けた。その帰り、2人は自分たちがいる間、康介がお手洗いに行っていないことに気づく。康介は日中、水を飲んでおらず、気になった2人はそのことをフユに教えた。
その頃、「シマケン」島田健次郎(Aぇ! group・佐野晶哉)が仲立ちとなって、りんの妹・安(早坂美海)と友人の槇村宗一(上杉柊平)を引き合わせていた。その場に宗一の弟・太一(林裕太)も同席。太一は、シマケンと同じ小説家志望の自分に安が一目ぼれしたと勘違いし、シマケンと安を慌てさせた。安は、りんの娘・環(英梨)に優しく接する宗一に惹かれたと説明。その流れでシマケンは環とりんの関係について触れ、りんの魅力をとくとくと語った。3人は、シマケンがりんに抱く感情に気づいた。
東雲ゆき(中井友望)は担当する小野田里久(宮地雅子)を丁寧に看護。小野田は心臓が弱っており、中庭で苦しんでいる時、りんと直美に声をかけられた。彼女は広島に嫁いだ娘に会いたがっていた。
その晩、直美に手紙が届く。差出人は「小日向」とあった。
朝ドラ「風、薫る」とは?
大関和と鈴木雅という実在した2人のトレインドナース(正規に訓練された看護師)をモチーフにした朝ドラ。激動の明治時代、まったく違う境遇に生まれ、それぞれ生きづらさを感じていた2人の女性が、未開の看護の道を切り開いていく姿を描く。「あなたのことはそれほど」「病室で念仏を唱えないでください」「くるり~誰が私と恋をした?~」などの連ドラで知られる吉澤智子さんが脚本を書き、Mrs. GREEN APPLEが主題歌「風と町」を歌う。