ジュリー氏も裏でサポートを…『嵐』25年の歴史に幕 「解散ライブ」のキーマンと5人の真意

《国民的アイドルグループの歴史に幕》’19年1月、活動休止を表明する記者会見に参加したメンバーたち。会見では「解散ではない」ことを強調していた
ラストツアーを実現させたキーマン
またひとつ、国民的アイドルグループがその長い歴史に終止符を打つ――。
’21年からグループでの活動を休止していた『嵐』がGW最終日の5月6日にファンクラブサイトを更新。’26年の春頃にコンサートツアーを実施し、同年5月31日をもってグループでの活動を終了すると発表した。
『嵐』は’99年に大野智(44)、櫻井翔(43)、相葉雅紀(42)、松本潤(41)、二宮和也(41)の5人で結成され、『NHK紅白歌合戦』にはトリとして4度出演。モンスターアイドルとして25年間、第一線で活躍し続け、ファンクラブの会員数は最大で300万人いたと言われる。長年『嵐』を取材してきた芸能リポーターの駒井千佳子氏は、突然の活動終了報告をこう見る。
「同じ事務所の先輩だった『SMAP』も、嵐のメンバーと親交が深かった『KAT−TUN』も自分たちの口で解散を発表できず、ファンを動揺させました。その姿を見てきたメンバーには、『最後はファンと一緒にきちんと幕を下ろしたい』という思いがあったのでしょう。『嵐』は全員の意見が一致しないと話を進めないグループ。’17年に『嵐としての活動を終えたい』と切り出して活動休止の引き金を引いた大野を、他のメンバーが説得できたということでしょう」
ファンの悲願であるラストツアーを実現させたキーマンは誰だったのか。大手芸能プロ幹部は櫻井の名を挙げた。
「昨年、″今後の活動を自分たちで決めたい″と株式会社嵐を立ち上げた際、設立の目的や今後の方向性をメンバーに説明して回ったのが櫻井でした。今回も、再始動に前向きな相葉、表舞台から離れたい大野、無理に再集結する必要はないと思っている松本や二宮の間で意見が対立する場面もあった。それを調整してまとめあげたのも櫻井でした。
何より大きかったのが、これまで難色を示してきた大野が乗り気になったこと。沖縄県でホテルなどの事業を続けるためにまとまった資金が必要なのか、今回のコンサートがどれぐらいのビジネスになるのか、気にしているそうです」
最後は自分たちの手で
この芸能プロ幹部によれば「ラストツアーの運営はメンバーが中心になって進めている」という。
「ツアー全体の広報はSTARTO ENTERTAINMENT社が担いますが、ステージの演出や運営は松本を中心にメンバーたちが受け持ちます。最後は自分たちの手でライブを作りあげたいという思いがあるのでしょう。長年にわたって『嵐』を支えてきた藤島ジュリー景子氏(58)も裏でサポートしているそうです。活動終了と同時に株式会社嵐も解散するという報道もありますが、それは考えづらい。メンバーは歌い手として楽曲の著作隣接権を保有し、音源の二次使用料などを受け取ることができる。株式会社嵐は、それら複雑な権利関係を整理する目的で設立されました。個人単位での活動もこれまで通り続いていく。活動終了後も株式会社嵐は残るでしょう」
ツアーの全貌は明かされていないが、かつてない規模で実施されることは間違いない。広告代理店関係者が解説する。
「残り1年間については、大手広告代理店がビジネスプランを構想中です。解散ライブのメインスポンサーは『嵐』を起用していたNTTドコモが有力とみられている。5人揃ってのCM出演の案もあります。地上波での特番もありえる。本命は、櫻井、相葉、二宮のレギュラー番組を抱える日本テレビでしょう。代理店サイドは、キーマンである櫻井にプランを相談しているそうです」
前出の駒井氏の予測はこうだ。
「活動休止中も80万人がファンクラブに加入し続けていたとされます。チケットの金額を1万2000円程度と仮定して、会員全員が一回はラストライブに行くとすれば、それだけで100億円近い売り上げが立つ。そこに記念CDやDVD、配信やグッズが加わると、総売り上げは500億円を超えるのではないでしょうか」
すべてはファンのために――。その思いを胸に再集結する5人は、ラスト1年でどんな嵐を巻き起こすのだろうか。

大野智(44)’15年、FRIDAYが元女優との熱愛をスクープ際の一枚。ラストツアーに後ろ向きだった大野もようやく重い腰を上げた

櫻井翔(43)『嵐』の再始動のキーマン。写真は’14年、渋谷のシアターコクーンを後にする櫻井。私服のセンスがネットで話題に

相葉雅紀(42)’17年、後輩の横山裕(44)と食事を楽しむ相葉。和を重んじるタイプでグループ全員での活動継続を望んでいた

松本潤(41)近年は裏方業に力を入れていた松本はライブの演出を担当する。写真はドラマ『となりのチカラ』の撮影に臨む姿

二宮和也(41)’05年、草野球中の二宮。ラストライブ開催に積極的ではなかったというが、最後は「けじめ」をつけることを選んだ
『FRIDAY』2025年5月30日号より