大河「べらぼう」5月25日第20回あらすじ 蔦重(横浜流星)「狂歌の会」に誘われ… 治済(生田斗真)嫡男が次期将軍候補に

蔦屋重三郎(横浜流星)、大田南畝(桐谷健太)(C)NHK

俳優の横浜流星が主演を務めるNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(毎週日曜 BSプレミアム4K・午後0時15分、BS・午後6時~、総合・午後8時~)の第20回「寝惚けて候」が25日、放送される。蔦重(横浜)の仕事を高く評価する人気戯作者、大田南畝(桐谷健太)は「狂歌の会」へ誘う。一橋治済(生田斗真)の嫡男が次期将軍の候補となり、後継問題は決着するかに見えたが…。

天下泰平、文化隆盛の江戸時代中期を舞台に、親なし、金なし、画才なし…ないない尽くしの生まれから歌麿、北斎、山東京伝、滝沢馬琴を見いだし、写楽を世に送り出して“江戸のメディア王”として時代の寵児にとなった快男児「蔦重」こと、蔦屋重三郎(つたや・じゅうざぶろう)の波乱万丈の物語。

「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」第19回振り返り

経営難に陥り店を畳むことにした地本問屋の鱗形屋孫兵衛(片岡愛之助)は、本屋仲間の鶴屋喜右衛門(風間俊介)や西村屋与八(西村まさ彦)らと今後について協議。その場で、お抱えの戯作者、恋川春町(岡山天音)は、今後鶴屋で書くことが決まった。蔦重は市中の本屋たちの勢いに対抗するため春町を獲得すべく、売り込んだが、生真面目な春町は、蔦重のことを鱗形屋のお株を奪った「盗人」と毛嫌いしていた。

喜多川歌麿(染谷将太)、蔦屋重三郎(横浜流星)(C)NHK

商売上手で洒落者の鶴屋は、新しい発想にこだわる春町の個性を尊重せず、ヒット作「金々先生栄花夢(きんきんせんせいえいがのゆめ)」の続編を書くよう求めたが春町は応じなかった。鱗形屋は、書物問屋の須原屋市兵衛(里見浩太朗)から、自分の作った細見を扱ってくれるよう頼んでいたのは蔦重だったと聞かされ、蔦重を誤解していたことに気づかされた。春町から鶴屋から出す新作で行き詰っていると相談を受けた鱗形屋は、ひそかに蔦重に書状を送り、一緒になって春町が飛びつきそうな斬新な「案思」(アイデア)を練り合った。

そして、100年後の江戸で髷がどう進化するかを描く構想を蔦重が思いつき、春町に伝えた。脳裏にむくむくとイメージが湧いてきて興味を示す春町だったが、蔦重の耕書堂から出すつもりはないし、鶴屋で出版しては蔦重から案思を盗んだことになると固辞。別の作者に描かせたらいいと返すと、蔦重は春町でなければならないと熱く語りかけた。同席した春町の盟友、朋誠堂喜三二(尾美としのり)も、誰よりも鱗形屋がそれを見たいのではないかと助け船を出し、後日、恋町は耕書堂で書くことを決断した。

その頃、江戸城では10代将軍、徳川家治(眞島秀和)の側室、知保の方(高梨臨)が毒による自害騒ぎを起こした。老中、田沼意次(渡辺謙)は事情を探り、家治の嫡男だった家基(奥智哉)の不審死と同じように、亡き正室に瓜二つの新しい側室、鶴子(川添野愛)と家治の子作りを牽制しようとする対抗勢力が結託して仕組んだ狂言と推察した。しかし、家治は幕内が分裂して政に影響することを危惧し、実子に継がせることを断念。代わりに、幕政を支えてきた意次ら優秀な忠臣たちを守ることを優先し、御三卿の1つで健康な男子を多く擁する一橋徳川家の当主、治済(生田斗真)の子を養子にとり、次期将軍に据えると決断を下した。

一橋治済(生田斗真)、田沼意次(渡辺謙)(C)NHK

日本橋を去る前、これまでの非礼をわびに耕書堂を訪れた鱗形屋は、大火で焼け残った古い板木(版木)を、青本をつくるきっかけを与えてくれた蔦重に贈った。それは蔦重の幼少期、お年玉で初めて買った赤本「塩売文太」の板木で、「こんなお宝ねえです」と感激して涙ぐむ蔦重を見て、鱗形屋も「うちの本読んだガキが本屋になるってよぉ…」ともらい泣きした。

「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」第20回あらすじ

批評家でもある戯作者、大田南畝(桐谷健太)作の「菊寿草」で、喜三二による「見徳一炊夢(みるがとくいっすいのゆめ)」や耕書堂が高く評価された蔦重は、書物問屋の須原屋とともに、南畝の家を訪ねる。そこで近頃人気が出ている狂歌を知った蔦重は、南畝から「狂歌の会」への誘いを受ける。

一方、意次は、家治が次期将軍に一橋家の豊千代(長尾翼)を、御台所には種姫(小田愛結)を迎える意向であることを治済に伝え、将軍後継問題は決着するかに思われたが…。