“100の壁”がどうしても突破できない人が犯している「3つの残念な思い違い」とは?

規定打数ばかり気にして「自分の目標」が設定できていない

 アマチュアといってもビギナーから上級者までレベルは様々ですが、それでもコンスタントに100切りができている人は全体の3割強しかいません。

100切りするためにはスコアカードのパーではなく、「ボギー」「ダボ」に対して「あと何打あるか?」を考える必要がある

 たくさんボールを打って練習しているのに100が切れないゴルファーの多くは、スイングに問題があるというよりも、「ちょっとした勘違い」が普段の取り組みやラウンド時のマネジメントに影響しているようです。

 まず「100切り」というスコアを考えてみましょう。ボギーとダボが9ホールずつあればスコアは99になります。

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「100切り」がコンスタントにできない人のよく見られる特徴として「スコアカードのパーの打数を意識し過ぎている」があります。各ホールで自分が目標とすべきなのは、あくまでもボギーやダボです。この設定と状況判断を忘れてしまっていることが、大叩きの元になったりするのです。

 例えばパー4のティーショットで100ヤードのチョロを打ったとします。2打目は「あと4打ある」からとアイアンで刻む選択肢が考えられますし、グリーン目指して長い番手でギャンブルしてもいいでしょう。どちらにしても「ボギーやダボを覚悟している」ことがスコアマネジメントとして重要です。

 ボギーやダボで収められているホールでも1打々々の内容は毎ホール変わりのは当然。つまり「上がってなんぼ」の諦めない気持ちと、終わったホールについてクヨクヨしない切り替えの速さが必要になります。

パー5での「欲」は大叩きの元凶になる

 プロや上級者にとって「パー5」は好スコアを目指すチャンスホールといえるでしょう。トーナメント中継でバーディーやイーグルが頻繁に出ているシーンを見ていると、アマチュアもパー5は簡単なホールと勘違いしやすいのかもしれません。

100切りを目指すゴルファーにとって、平均スコアが悪くなる難敵であるパー5での無理は禁物

 でも100切りを目指すアマチュアの統計では、パー5は大叩きの可能性が高くなる難敵ホールというデータが出ています。1回のショットあたりに必要な飛距離はパー4よりも短いにも関わらず、「とにかく飛ばさなきゃ」というプレッシャーから、ティショットのみならずセカンドショット以降にもペナルティーやトラブル発生率が高くなる傾向が見られます。

 ティーショットから7番アイアンで打つような極端なマネジメントはさすがに消極的すぎます。しかし、少なくとも長い番手で打って左右のペナルティーや手前の池や谷に入る可能性がある場合は、「自分はギャンブルしている」という自覚だけは持っていてください。

 自覚があれば、そのギャンブルに失敗しても、冷静に次のショットやそのホールで目指すべきスコアを考えやすくなるものです。

ティーショットをドライバー以外で打つ練習も大切

 100切りするうえで、多くの人が「ドライバーショットの成否次第」と感じていると思います。

 いちばん長いクラブで、ティーアップされた特殊ともいえるショットを打つのは簡単ではなく、練習していてもラウンドでミスすることは日常茶飯事です。

フェアウェイウッドやユーティリティーなど、ドライバー以外の番手でティーショットする準備をするほど100切りは近づく

 そこでお勧めしたいのは、普段からフェアウェイウッドやユーティリティーなどを使ったティーショットに慣れておくことです。ドライバーがうまく当たらないときや狭いホールのティーショットで、不安なく打てる準備をしておくわけです。

「ティーショットはドライバーじゃなければダメ」というプレッシャーが軽減させられることは、とても重要です。パー4のティーショットがドライバーでなくても、確実に3オンできるという気持ちの余裕が持てさえすれば、グリーン周りやパターに集中できます。

 また、いろいろな番手をティーアップして練習しておくと、だんだんドライバー時のティーアップのプレッシャーも少なくなってくるものです。

「難しいから練習しない」ではなく、普段の練習でいろいろなクラブを打ちながら、コースでは状況に合わせて「今の自分ができそうなこと」を選択する。そんなマネジメントができるようになることが、100切りの壁をうまく通過するコツです。

【解説】筒 康博(つつ・やすひろ)

伝説のプロコーチ・後藤修に師事。世界中の新旧スイング方法を学び、プロアマ問わず8万人以上にアドバイスを経験。スイング解析やクラブ計測にも精通。ゴルフメディアに多数出演するほか「インドアゴルフレンジKz亀戸」ヘッドコーチ、WEBマガジン&コミュニティ「FITTING」編集長やFMラジオ番組内で自らコーナーも担当している。

猿場トール