【夏をのりきる信頼コスメ】汗や皮脂に負けない! 猛暑を乗り切る「ベースメイク」17選
撮影・久々江 満 スタイリング・山本瑶奈 構成&文・入江信子
崩れに強いベースと眉アイテムを美容賢者が推薦。持ちをよくするプロのコツも知って、いつだって涼しげな顔に。ヘア&メイクアップアーティスト・山本浩未さんに話を聞いた。
下地

【夏をのりきる信頼コスメ】汗や皮脂に負けない! 猛暑を乗り切る「ベースメイク」17選
「下地はとにかくムラなくつける! 塗り残した箇所があると、そこから崩れが広がってしまうからです。まず小豆粒の1.5倍くらいの量を取り、第二関節までの指先で練って柔らかくします。そして頰から外側に向け、指でスタンプを押すようにタッピングして塗れば、摩擦を起こさず、均一になじませることができます。ティッシュを顔にのせ、手のひらで押さえて余分な油を吸い取り、最後にスポンジで軽くパッティングして凹凸をなくして」(山本浩未さん)
(右下)
【プリマヴィスタ】スキンプロテクトベース 皮脂くずれ防止UV50 EX
センサーが内蔵されたかのような微粒子塗膜が、屋外では皮脂崩れを防ぎ、室内の乾燥環境では潤いを保つという賢さに脱帽」(倉田さん)、「夕方を過ぎても毛穴レスなサラサラ肌をキープ。きしみや乾燥感もない」(片岡えりさん)。微粒子化した粉体を駆使した膜が、なめらかに密着。
(中)
【クレ・ド・ポー ボーテ】ヴォワールコレクチュール n
「つけた瞬間、アラが丸ごとリセットされる安心感。後にのせるファンデのつきも断然違う」(小林さん)、「塗ったそばから、ノイズがスルスル消えていく印象。この下地+コンシーラー+パウダーで仕上げ、インテンスな口紅をラフに」(松本千登世さん)。凹凸、くすみをカバーし、キメ細かく端正に。
(左上)
【エスト】ジェリオロジー プライマー
「免震構造のように表情圧を受け流す。3種で質感や仕上がり、UVケア力も異なるので季節や肌タイプで使い分け」(植村さん)、「ムニッとした膜で光の層を作りカバー。顔の動きに膜がついていく感覚」(入江信子さん)。Mは乾燥、Bはくすみ、Lはハリ対応。
ファンデーション

「ファンデーションが厚くついていると崩れの原因になるので、薄づきが大前提。指やスポンジを使ってタッピングしながら塗ります。①右頰から鼻をまたいで左頰へ、②左頰から鼻をまたいで右頰へ、③額から鼻へと塗り、顔の上にミルフィーユ状に3層の薄いヴェールをかけると崩れにくさがアップ。皮脂の出る小鼻、目元、眉は崩れやすいので念入りに塗って。塗り終わったら、ティッシュオフして、再度スポンジでパッティングして完成です」(山本さん)
(右上)
【NARS】ライトリフレクティング セラムクッション ファンデーション
「ケアの延長として使える自然なフィット感。なのにほどよいカバー力も望める完成度の高さ。時間が経って多少の汗や皮脂にみまわれても、汚く崩れない」(倉田さん)、「重ねても重ねても、カバー感なく透明感が広がり、洒落感たっぷりの肌に」(松本さん)。極薄の膜が持ちに貢献。
(左上)
【ディオール】ディオールスキン フォーエヴァー イドラ グロウ クッション
「じわっと輝く今っぽいツヤ感、色ムラが露出しないカバー効果が一日そのまま」(入江さん)、「ひと塗りでキメが整い、立体感が際立つ。『ファンデ、塗ってる?』と思わせる自然な仕上がり」(松本さん)。薄膜が均一に密着。
(右下)
【アルビオン】エクシア エバーラスター ファンデーション
「薄く伸ばすだけで素肌感のある完璧な肌になり、それを夜まで保てる」(今井さん)、「ムラにならずに気になる部分をカバーしながら、つややかで品のある印象に仕上げてくれる。美肌フィルターをかけたような旬肌に」(小林さん)。オイルやポリマーの合わせの妙で、強い膜を形成。
(左下)
【シュウ ウエムラ】アンリミテッド ラスティング フルイド
「とにかく薄づき。表情の動きについていき、隠したい部分はカバーしつつ人肌っぽい質感が夕方まで続く」(宇野さん)、「崩れ知らずの名品ファンデがアップデート。以前のものより乾燥を感じにくく、夕方になってもくすみが目立たない」(植村さん)。椿オイル配合で乾燥にも対抗。
フェイスパウダー

「ファンデーションを崩したくないなら、皮脂を防ぎ、メイクをフィックスするフェイスパウダーはマスト。つけ方は薄いパフではなく、大きめのブラシでササッと、フェイスライン→生え際→Tゾーン→目もとや頰の順番で。フェイスラインや生え際はパウダーが多めについたほうが、その部分が奥に引っ込み、顔がすっきり見えるので最初にのせます。仕上げにパフに粉を少量取り、崩れやすい鼻まわり、目の下、眉にもう一度重ねて」(山本さん)
(右上)
【SUQQU】ソフト マット セッティング パウダー
「ひと刷毛するとふんわりと肌を覆い、一瞬にしてくすみを払拭。マットだけど乾燥知らずなのもいい」(藤井さん)、「素肌本来のツヤを最大限に生かす質感。血色感と透明感を添えるラベンダー色が秀逸で、付属のブラシも毛量たっぷり」(宇野さん)。2種の粉体と高粘度オイルでマットヴェールがピタッとつく。
(左上)
【KANEBO】クリスタライズド フィックスパウダー
「粉体を厚みのあるジェルで包むという、新発想和菓子系パウダーは、ファンデのツヤを消さず、透明感ある仕上がり」(海野さん)、「今年の個人的ベストパウダーはこの製品。カラーレスで、カバー力はほぼないのに、キメが整って均一に見える」(宇野さん)。ジェルによる密着感と吸油粉体が鍵。
(右下)
【フジコ】あぶらとりウォーターパウダーNEO
「毛穴落ちした肌のリカバリーに最適。メイク崩れにポンポンとつけると、毛穴が見事にカバーされ、サラッとマットな質感に」(藤井さん)、「皮脂を押さえる→粉を塗るというステップを踏まずにメイク直しOK。夕方のくすみや凹凸をスマホの消しゴム機能的に消去」(入江さん)。テカリを抑える液状パウダー。
(左下)
【プリマヴィスタ】ラスティング ルースパウダー
「サラサラの仕上がりで、ベタつきが気になる季節に最適。輪郭につけると、髪がペタッと貼りつかず、快適に過ごせる」(植村さん)、「肌に寄り添うようにフィット。すべすべの毛穴レス肌になり、私の肌、悪くないかもと自惚れたくなる」(倉田さん)。皮脂が出ても特殊な粉体で毛穴をぼかし続ける。
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アイブロウ

「崩さないためのポイントは、パウダー+ペンシルといった違う質感のダブル使い。ペンシルで描くときは、眉の上にパフでフェイスパウダーをのせて皮脂を押さえた後、ペンシルで眉を描き、再度パウダーで軽く押さえます。また眉パウダーで描く場合は、ブラシに水を含ませて描くと落ちにくくなるからお試しを。フィックス力の高いリキッドを使うのもいい方法。眉毛がない部分ではなく、もともと毛がある部分に色を足す際に活用するのがおすすめ」
(右)
【ルナソル】モデリング アイブロウライナー
「落ちやすい眉尻は、このライナーで一本一本仕上げたい。コシのある細筆が描きやすく、グレーがかったトープでリアル眉になりすます」(片岡さん)、「適度に発色しながら抜け感もあり、自眉に溶け込む仕上がり」(植村さん)。透け感のある染料&発色のいい顔料でなじみと持ちを両立。
(中)
【ビー アイドル】魔法のアイブロウパウダー
「微細なラメが入ったニュートラルなブラウン3色で描き、皮脂吸着パウダーで仕上げると消えない眉が完成!」(藤井さん)、「白パウダーを重ねるだけで皮脂やこすれに強くなり、エッジをふんわりぼかす効果も。ジェルのようなギラつきもない」(片岡さん)。描く用とフィックス用パウダーを1つのパレットに。
(左)
【ボビイ ブラウン】プリサイス ブロー ペンシル
「眉毛一本一本を足すように描ける。ほどよく硬めの芯で、消えやすい眉尻もフィットして崩れ知らず」(倉田さん)、「狙いどおりの眉の形を描け、毛の間を的確に埋められる。柄の長さと細さが絶妙で、デッサンする感覚でメイクできる」(小田さん)。なぎなた型の細芯がポイント。
皮脂コントロール

「崩れ防止にミストは効果的。顔から少し距離を離してシュッとしますが、鼻まわりなど崩れやすい部分は向きを変えて何度か吹きつけ、ミストが行き渡るようにします。つけ終わってすぐ触れると、水滴の跡が残ってしまうので、手でパッティングせず、自然乾燥。またスプレーせず、スポンジに吹きかけ、パッティングしてもいいでしょう。部分下地はスティックで直塗りするのはNG。指先に少量を取り、柔らかくしてから、小さな円を描きつつ塗り込んで」
(右)
【コーセー】メイク キープ ミストEX +
「潤いを補給しながら、メイクのフィックス感が増す、相反する効果のバランスが絶妙。細身のボトルで持ち歩きにも便利」(宇野さん)、「皮脂が浮き、メイクがグラつく時間を確実に短縮。毛穴がぽっかり目立つ心配もなし」(入江さん)。保湿成分も豊富。
(中)
【クラランス】フィックスメイクアップ N
「ふわんとまとうだけで、ツヤ感、ハリ感が演出でき、メイクが長持ち」(松本さん)、「女優さんがリピート買いしているのを見て試したところ、崩れやすい小鼻まわりや摩擦で落ちやすいアイブロウをキープ。以来愛用中」(今井さん)。植物成分の力で潤いを。軽やかにつく微粒子ミスト。
(左)
【アディクション】シルキーバームスティック
「バームがとろけて密着し、ベタつかずに毛穴をカバー。ファンデを選ばず使えるのもいい」(藤井さん)、「ワンストロークでサラサラスルッと整い、いつものファンデも毛穴や凹凸を見せない洗練された仕上がりに」(片岡さん)。肌表面をフラットに整え、皮脂崩れを防ぐ固形下地。
アンケートに協力してくれた皆さん
・倉田真由美さん(美容ジャーナリスト)
・海野由利子さん(美容・医療ジャーナリスト)
・小林ひろ美さん(美容家)
・植村朗子さん(美容コメンテーター)
・松本千登世さん(エディター、ライター)
・藤井優美さん(美容エディター)
・小田ユイコさん(美容エディター)
・宇野ナミコさん(美容ライター)
・今井 恵さん(美容ライター)
・入江信子さん(ビューティエディター)
・片岡えりさん(美容ライター)
話を聞いた人 山本浩未さん(やまもと・ひろみ) ヘア&メイクアップアーティスト
個性を生かしつつ、大人をキレイにするメイクが支持されている。インスタライブも大人気。近著は『60歳ひとりぐらし 毎日楽しい理由』(小学館)。
『クロワッサン』1142号より