巨大熊VS.徹底したリスク管理で対抗するサラリーマン…予想外の平和な攻防に「ギャップ萌え」の声【漫画】

サラリーマンの家に巨大な熊が現れた…

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、KADOKAWA×ピッコマの新週刊コミック媒体の「MANGAバル」で連載中の原作・野田宏さん、作画・若松卓宏さんが描く『くまぐらし』をピックアップ。

2025年2月28日にX(旧Twitter)へ投稿された本作には、1.3万件を超える「いいね」と共に、多くの反響コメントが寄せられた。本記事では、野田さんと若松さんにインタビューを行い、作品の見どころや漫画を描く際のこだわりについて語ってもらった。

完璧なリスク管理能力を持つサラリーマンVS.巨大熊の戦い

『くまぐらし』より

主人公の熊田曜七は、子供の頃からどんなに些細な危険も回避しながら完璧なリスク管理能力を身に付けてきたエリートサラリーマン。努力の甲斐もあり、事故や事件、他者とのトラブルなどと縁のない生活を送れていたのだが、そんな熊田の自宅に巨大な熊が現れたことで平穏な日常が一変する。

熊田が仕事を終えて自宅に帰宅すると、すでにそこにいた熊はなぜか家事をこなし、熊田にビールとおつまみを用意していた。完璧なリスク管理能力を持つ熊田をもってしても、自宅に熊が出没した際の回避方法はわからず、ビクビクしながら一夜を明かすが、そんな気を知ってか知らずか翌朝も家にいた熊は、綺麗に畳まれたスーツ一式と日本人好みの朝食を用意していた。

想定外のトラブルに戸惑う熊田は、この状況を自身のリスク管理能力を試す挑戦状だと受け取り、熊からマイホーム奪還を決意する。果たして、人間と巨大熊との戦いはどんな展開を迎えていくのか――。投稿には「クマの作画が怖いのに行動が可愛くてギャップ萌え」「ものすごく引き込まれる…!」など、リアルな熊の作画とは裏腹な行動に引き込まれる読者からのコメントが多く寄せられている。

原作・野田宏さん「気軽に読める平和な漫画」、作画・若松卓宏さん「それぞれのキャラが育っていくのが楽しみ」

『くまぐらし』より

――現在、ピッコマで連載されている『くまぐらし』ですが、本作の魅力や見どころをお教えいただいてもよろしいでしょうか?

野田宏:「リスク管理に命をかけるサラリーマンの部屋に、巨大な熊が現れる」というコメディ部分とドキドキ感をまずは楽しんでもらいたいです。主人公・熊田の周りにいるキャラたちの性格も今後見えてくる予定なので、そちらにもご期待ください!

若松卓宏:熊田とクマの馬鹿馬鹿しいやりとりと、熊田がクマと住むことによって周囲の人との関係が徐々に変化していくところを楽しんでいただけると嬉しいです。

――本作を描く上で、特に心がけているところ、大切にしていることなどをお教えください。

野田宏:スマホで読まれることを考慮して、まずは読みやすさを優先し、気軽に読めてクスッと笑える漫画を目指しています。その他には、基本的に誰も傷つかない平和な漫画というテーマで描いています。

若松卓宏:野田先生が面白い展開を作ってくれるので、自分は登場人物たちが真剣にその状況に向き合っているように意識して描いています。

――X(旧Twitter)のご投稿には、多くの“いいね”や感想が寄せられています。中には、クマのことを「かわいい」とコメントする人もいて、リアルに描かれているクマの内なる可愛さに夢中になる読者も多かったようです。今回の反響への感想をお聞かせいただけますでしょうか?

野田宏:素直に嬉しかったです。ピッコマ内の「MANGAバル」という新しく立ち上がった媒体での連載なので、どういう反応になるのか未知数だったのですが、思った以上の反応をいただけて安心しています。SNS上に感想もけっこう上がり始めていて、楽しく読ませていただいてます。

若松卓宏:ペットを飼っているとなんとなく表情や感情が読み取れてくるのですが、クマに対してもそれに似た感覚を読者の方が持ってくれたらいいなぁと思っていたので可愛いという反応をいただけてとても嬉しいです。

――主人公の熊田には「備えあれば憂いなし」「転ばぬ先の杖」「君子危うきに近寄らず」

などの座右の銘がありますが、野田宏さん、若松卓宏さんの座右の銘があれば理由と一緒

にお教えいただけますでしょうか?

野田宏:「備えあれば憂いなし」「転ばぬ先の杖」「君子危うきに近寄らず」の3つです笑

原作として登場キャラクターを作る時、自分を投影してる部分があったりします。主人公・熊田の座右の銘も人となりも、常日頃、自分が思っていることに近いです。

若松卓宏:「遠きに行くは必ず邇きよりす」

割とすぐ焦ってしまうタチなのでそういう時に言い聞かせてます。

――YouTubeチャンネル「KADOKAWAanime」では、週刊連載を記念したPVが公開されています。熊田曜七のCVを梅原裕一郎さん、クマのCVを杉田智和さんが演じられていますが、キャラクターボイスを聞いたときの感想をお聞かせいただけますでしょうか?

野田宏:大笑いしました。その後もリピートしています。梅原さんの叫び声と杉田さんのクマボイス、最高です。アフレコ直前の杉田さんと少しお話しする機会があり、「アニメ化する際は、声優変更しないでね」と冗談をおっしゃられていましたが、変更するわけないです。お二人の演技面白すぎます。

若松卓宏:イメージ通りに演じていただけてとても嬉しいです!原稿作業の時にキャラの声があるとよりイメージが膨らむので非常に助かっています。

――今後の展望・目標をお教えください。

野田宏:クマが現れる以前の熊田は、人との関わりを極力持たず、リスクを回避することに特化して生きてきました。今後はその熊田の性格が少しずつ変化していく様子を丁寧に描きたいと思っています。

若松卓宏:これから先、いろんなキャラが出てきます。どのキャラも面白いので、それぞれのキャラが育っていくのが楽しみです。

――最後に、読者やファンの方へメッセージをお願いします。

野田宏:移動中に、家事の合間に、気軽に読める平和な漫画です。恐いのはクマの絵柄だけなので安心して読み進めてください笑 楽しんでいただけたら拡散よろしくお願いします!

若松卓宏:気楽に楽しんでもらえるのをモットーに作っていきますので末長く応援していただけたら幸いです。