中森明菜が33年ぶりアニメ声優に挑戦 6・26読売テレビ放送「あらいぐまカルカル団」で

中森明菜がアニメ「あらいぐまカルカル団」の声優に挑戦

歌手、中森明菜(59)が読売テレビアニメ「あらいぐまカルカル団」(木曜深夜0・54、BS日テレは土曜後11・28)で声優を務めることになり、東京都内のスタジオでアフレコ前に会見した。

名札が縫いつけられた黒のジャージー姿で現れた明菜は緊張の面持ち。会見は体調不良で無期限活動休止を発表した2010年以降では初。報道陣も明菜の一挙手一投足を固唾をのんで見守った。

ジャージーは出演声優が「-カルカル団」のアフレコを行う際に着る〝お約束〟の衣装で、明菜もそれにならった。

司会者から「声優は初挑戦ではないですよね?」と聞かれ、第1声は「2回目ですね」とささやくように回答。1992年公開のアニメ映画「走れメロス」以来、実に33年ぶりであることを明かした。

明菜はキュートなルックスと歌声で魅了する東京・清瀬市出身の国民的あらいぐまVチューバー、ボーカル役。自身とうり二つの設定で、「ピンクのかわいいキャラクターだったので、うれしかったです」と顔をほころばせた。

33年ぶりのアニメ声優を務めるにあたり、取材に応じた中森明菜

制作する読売テレビは現代を象徴するVチューバーと昭和を代表するアイドルのギャップが面白いと明菜を想定して台本を制作。1月にダメもとで本人にオファーしたところ快諾を得た。

現在はアニメもYouTube動画も見ないという明菜は、Vチューバーの存在を知っていたか問われ、「(スマホ)携帯を2年ぐらい前に初めて持ったぐらいなので、UFOに乗せられた感じで…」と独特な表現で報道陣の爆笑を誘った。

キャラクターを演じるにあたっては、小中学生の頃、近所の子供たちの面倒を見ていたことを思い出し、「みんなが楽しくなるような感じで『おりゃー』とか言ってできたら」とキュートなアニメ声を披露してみせ、再び会場は大爆笑。

声優を引き受けた理由についても、近所の子供にアニメ声で好かれていた当時を思い出し、「私が出て(ギャップが)面白いなと感じた親御さんの子供たちが見ていただいたらな」と説明した。

ただ、会見後に実践するアフレコが他の声優と一列になって行われることを知り、「早口が苦手なので、もう汗びっしょり。NGを出してしまいそうで、今から申し訳ない気持ちでいっぱいです」と不安げな表情に。

明菜が声優を務めるVチューバー、ボーカル©「あらいぐまカルカル団」製作委員会

劇中では歌声を披露するシーンもあり、一転「♪飾りじゃないのよ涙は、はっはーみたいな感じになると思います」とノリノリで予告した。

同作が1977年放送の「あらいぐまラスカル」のスピンオフであることから、当時のアニメ話になり「あらいぐまが食べ物でも、溶けちゃうものでも、一生懸命なくなるまで手で洗うのがかわいいなと見ていました。大好きです」と懐かしんだ。

特に「アルプスの少女ハイジ」「母を訪ねて三千里」が大好きだったことも告白。ただ、夕方放送のアニメを見ようとすると「NHKで相撲中継をやっていたので、おじいちゃんやおばあちゃんが相撲を見ちゃう。『いやぁ…』と言ってたのを覚えています」とユーモアたっぷりに回想した。

最後に明菜は「こうして皆さんにお話を聞いていただけたり、一人でも多くの方が楽しい時間を過ごせたとか、楽しかったって思っていただける時間を支えられるような存在でいることが目標です。私のあるべき姿だと感じています」と充実した表情に。今後も精力的に活動することを誓った。

明菜の登場回は読売テレビが6月26日、7月31日、BS日テレが6月28日、7月2日。