《ママになった元セーラー戦士》ドラマ放送から20年経つ今は「子育ての悩みもわかち合える大切な仲間」

『美少女戦士セーラームーン』元セーラーヴィーナス役として注目を集めた小松彩夏さんは2年前、結婚とともに仙台に移住。今年1月には男の子を出産しました。セーラームーン同期だった“戦士”の北川景子さん、沢井美優さん、泉里香さん、安座間美優さんとは今も仲がよく「家族のような存在」と話します。(全2回中の2回)

元セーラームーン戦士たちのトークルームは今もにぎやか

── 今年1月に無事、男の子をご出産されましたが、初めての育児生活をひとりで頑張ろうとしすぎて、理由もなく涙が出るような状態を経験されたそうですね。それをきっかけに、まわりを頼るようになったとか。

小松さん:はい。産後、「育児も料理も洗濯もちゃんとやらなきゃ」と頑張りすぎてしまって。ある日、子どもと2人きりの日常で社会と断絶された気持ちになっていたと気づいて、それ以来、何かあると誰かに相談するようになりました。いまは実家の両親や先輩ママなど頼れる人が身近にたくさんいて、すごく感謝しています。子育てって、どんなに子どもがかわいくても、1対1になる時間が多いから、どうしても孤独を感じる状況になりやすいと思うんです。そんなとき、お友達が来て話を聞いてくれるだけで気が紛れます。

私は基本的に母乳育児なんですけど、母乳の出がよかったこともあり、何度か乳腺炎になってしまって。そんなときは助産師さんに自宅に来てもらい、母乳指導や母乳マッサージをしてもらいました。今でも、母乳のことで何か心配になったときは、助産師さんに相談するようにしています。

── 2003年から放映された実写版ドラマ『美少女戦士セーラームーン』で共演された北川景子さん、沢井美優さん、泉里香さん、安座間美優さんとは、今も交流があるそうですね。産後はお会いになりましたか?

小松さん:(沢井)美優ちゃんは、産後すぐお子さんと一緒に遊びに来てくれたんです。美優ちゃんのお子さんは、誕生月がうちの子と約3か月違いで、一緒に並んで寝ている姿を見ると双子みたいにかわいくて。

小松彩夏、沢井美優

小松さんのお子さんを抱っこする沢井美優さん(左)と

あと、泉里香ちゃんと安座間美優ちゃんも遊びに来てくれました。みんな、わざわざ仙台まで来てくれて。北川景子ちゃんはまだスケジュールが合わなくて会えていないんですけど、みんなでマメに連絡を取りあっていて、「いつ会おうか」っていつも話しています。

── ドラマの放送から20年経過しても、みなさん変わらず仲がいいんですね!

小松さん:そうなんです。今では育児の悩みなど、些細なことでも相談し合ったりするようにもなりました。基本的にはくだらない話がメインですが(笑)、いつもトークルームはにぎやか。投稿して少しでも離れていると、未読のトークがたまっている状態です(笑)。

振り返ると、みんなと出会ったころ、私は16歳で、あれからもう20年以上経ったなんてびっくりです。自分ではそんな感覚ないんですけど。ドラマを撮影していた1年半の間、スケジュールも撮影もハードで、乗り越えられたのはみんなに支えてもらったからだと思っています。しかも、あのころはみんなまだ10代後半で、大人へと成長する大事な時期を一緒に過ごせて本当によかったと思っています。20年も前に仕事でつながった友達と今も変わらず仲よくできて、本当にありがたいです。

「今でもこんなふうに芸能の仕事をしてきてよかったな」と思えるのも、4人と出会えたから。みんなと出会えたことにすごく感謝しています。みんな、家族みたいに大切な存在です。

2023年に戦士が集合したときの貴重な1枚

自分の機嫌を自分でとるためにも「睡眠は大事」

── 普段、どんな時間を大切にしていますか?

小松さん:出産後は、子どもと一緒に過ごす時間がとても多くなったので、一緒に景色がきれいな公園や海辺までお散歩したりするのが楽しみですね。そんな何気ない時間をとても大切にしています。「次はどこにお出かけしようかな?」っていろいろ思いをめぐらす時間もすごく楽しいです。

特に夫の仕事が休みの週末はできるだけ家族で外出するようにしています。日中たくさん動けば、家族みんなぐっすり眠れるかなとも思っていて。出産時に不眠不休でつらかった経験から、睡眠の大切さをしみじみ実感したんです。睡眠不足だとイライラしやすくなる気がするので、できるだけ自分がご機嫌でいられるように眠れるときは寝るようにしています。

── 今後の目標はありますか。

小松さん:仙台に移住してから、仙台だけじゃなくて、地元の岩手県の仕事も増えてきて、出身地の岩手県では「いちのせき大使」という観光大使もさせていただいて。すごくやりがいを感じますし、地元の役に立てることがうれしいです。これからも地元の魅力をたくさん発信していきたいです。

小松彩夏

カジュアルブランド「502EASY」のプロデュースは4年前から大切に続けている仕事のひとつ

仙台から東京も新幹線で片道1時間半と近いので、今後東京での仕事などもますます楽しみです。仙台や地元の岩手には、まわりに助けてくれる家族や友人、先輩ママたちがたくさんいるので、みんなの力を借りつつ、自分らしく、仕事と子育てをバランスよく楽しんでいけたらと思っています。

取材・文/高梨真紀 写真提供/小松彩夏