トランプ大統領率いる米国を見限ったセレブたち:いさぎよく国外へ脱出!
トランプ氏の当選に対する反応

2016年にトランプ米大統領が最初に当選を果たすと、有名人を含む多くの人びとが「もうこの国にはいられない」と失望感を表明した。実際に国を後にした者は少なかったが、トランプ氏が再選を果たした昨年は、セレブの間で実際に国外移住の動きがはじまった。今回は、有名俳優からテレビのパーソナリティまで、米国を去った著名人たちをみてゆこう。
リチャード・ギアはマドリードでご満悦

妻の故郷であるマドリードに移住したリチャード・ギアは、スペイン版『ELLE』のインタビューで、同地での暮らしが「これまでの人生で最も幸せ」であると語っている。ギアは昨年の米大統領戦で民主党候補のカマラ・ハリス氏を公式に支持していた。今年2月にゴヤ賞(スペインで最も権威のある映画賞)を受賞したさい、ギアは受賞スピーチでトランプ氏のことを「暴漢」と呼び、米国は現在「とても暗い状況」にさしかかっているとした。
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ミニー・ドライヴァーは30年暮らしたロサンゼルスを去る

ミニー・ドライヴァーはおよそ30年間ロサンゼルスで暮らしていたが、2024年に我慢の限界がきた。根強いトランプ人気に愛想を尽かし、故郷のロンドンに戻ったのだ。「人種差別的態度や排他的な移民政策、そして環境保護機関の解体について、7,000万人の米国市民がいわば良しとしていることがはっきり分かった」と、ドライヴァーは『タイムズ』紙に語っている。
アメリカ・フェレーラは子供の将来を考える

自身の政治的見解について、かねてから積極的に発信していた米女優アメリカ・フェレーラ。映画『バービー』等で活躍しているが、トランプ氏の再選が決まり、ついに移住を決断したようだ。2024年の末、上流階級の子供たちが通う南ロンドンの私立学校を訪問する姿が目撃されている。彼女をよく知る人物が『デイリー・メール』紙に語ったところによると、トランプ再選にうんざりしたフェレーラは、子供たち二人が「まだましな政策のもと」で成長できるよう移住を決めたのだという。
エレン・デジェネレスとポーシャ・デ・ロッシは英国へ

エレン・デジェネレスとその配偶者のポーシャ・デ・ロッシは、2024年11月に英国に引っ越した。イングランド中央部コッツウェオルズの丘陵地帯に、申し分のない土地と住まいを見つけたようだ。デジェネレスは二人の新しい幕開けについて、「これから先の20年間、いろんな世界を一緒に発見していくことを楽しみにしています」とInstagramで語っている。
ソフィー・ターナーは銃乱射事件に心を痛める

英国出身の女優で米国で暮らしていたソフィー・ターナーも、2024年に母国に戻った。「銃暴力事件や『ロー対ウェイド』判決が覆されたこと(女性の人工妊娠中絶権を合憲とした1973年の判決)など、いろいろなことが重なった」末の決断であったと、英国版『ハーパーズ・バザー』誌に語っている。「ユバルデ銃乱射事件があって、もうこんなところにぐずぐずしてはいられないと思った。子を失った母親の心中は、察するにあまりあるものだった」
ジョシュ・ハートネットは英国の雰囲気が気に入る

英国出身の女優タムシン・エガートンを妻に持つジョシュ・ハートネットは、米国と英国とを行き来する生活をながらく続けていたが、コロナ禍や第3子の誕生を機に、イングランド南部ハンプシャー州に根を下ろすことに決めた。『ガーディアン』紙のインタビューで、ハンプシャーが気に入っているとしている。そのわけは、ニューヨークやLAとは異なり、「口を開けば自分のキャリアの話ばかり」ではないから。英国版『ハフポスト』のインタビューで、「ドナルド・トランプ氏とだけは同じ場所に居合わせたくない」と嫌悪感を露わにしている。
エヴァ・ロンゴリアはスペインへ移住、自分は恵まれていると語る

エヴァ・ロンゴリアは2024年からスペインのマルベーリャに移り住んでおり、そのことで自分は恵まれた境遇にあるとしている。「私は逃げることができたけれど、米国人の多くはそういった幸運には恵まれていません。このディストピアと化した国に、閉じ込められることになるでしょう。そんな人々のことを思うと不安で悲しくなります」。ロンゴリアは『マリ・クレール』誌でそのように語り、「私の人生における米国時代は終わった」とした。
有言実行するレナ・ダナム

ドラマ『GIRLS/ガールズ』のレナ・ダナムは、2016年、トランプ氏が大統領選にもし勝利したら、自分はカナダに移住すると宣言していた。宣言はすぐには実行されなかったが、英国のミュージシャンのルイス・フェルバーと結婚した2021年からロンドンで過ごすことが多くなり、新居も購入した。ダナムは新居での暮らしが「他人に嗅ぎ回られているという感じが少しもしない」快適なものであると、2024年に『ニューヨーカー』誌で興奮ぎみに語っている。
新しいドラマの舞台はロンドン

レナ・ダナムが制作・監督・脚本・主演を務める『GIRLS/ガールズ』は、当時彼女が暮らしていたニューヨークを舞台とするドラマだった。そして今年、ダナムとNetflixが組んだ新しいドラマ『Too much』が始まる予定だ。今度の舞台はロンドンである。俳優の国外脱出がさらに進めば、テレビ界や映画界もその後を追うことになるかもしれない。
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