泣き顔メーク・不気味笑い・強面運転手…広末涼子の釈放を見て芸能界が思ったこと “独立ブーム”の終焉も

広末涼子(C)ピンズバNEWS

「昨今はタレントが大手事務所から独立することが当たり前になっていますが、ここにきて“元の事務所に戻りたい”と口に出す芸能人も増えてきているそうです。そして、先日の広末涼子さん(44)の釈放を受け、あらためてそうした“逆行”が増えるのでは、と言われていますね」(民放キー局関係者)

交通事故後に搬送先の病院で看護師に暴行したなどとして傷害の疑いで逮捕、送検された広末が4月16日朝、勾留されていた静岡県の浜松西警察署から釈放された。

釈放された広末は上下黒い服装で警察署の玄関から現れ、詰めかけた取材陣を前に3秒ほど頭を下げると軽い笑みを浮かべ、再び頭を下げると出迎の黒い車に乗り込んだ。さらに、車が動き出す際には“笑いをこらえきれない”といった様子で満面の笑顔に。これを目にした人からは、

《広末涼子釈放されたけどめちゃくちゃ笑っててなんか怖い》

《不気味な微笑みに、ウラを感じます》

などの声がXに多数上がった。

「釈放されたことに安心して思わず笑顔になってしまったのかもしれませんが、あの場にはそぐわない表情でしたからね。

加えて、出迎えにきた車の運転席と助手席に座っていた男性2人がサングラスにヒゲ、ピアスでいかついビジュアルだったことにも《迎えに来た車を運転している人がなんかガラ悪そう。人は見た目によらないとは言うが》といった意見も寄せられてしまいました」(ワイドショー関係者)

タレントのミッツ・マングローブ(49)も4月17日放送のラジオ番組『ミッツ・マングローブのOSAKA・ん!メガミックス』(MBSラジオ)で広末の釈放時の“異変”を指摘していた。

ミッツが「ああいうところで大きい事務所に所属してるか個人事務所なのかってのがわかりますね」と切り出すと、共演のアナウンサーも「お迎えの人が強面でちょっと怖かったね」反応。

さらにミッツは「お迎えの方がどういった関係の方たちかはわからないですけど。まあサングラスかけてヒゲ生やしてたらガラ悪く誰でも見えますよ」とし、「レンタカーの……カーシェアのアルファードでお迎えに来てたと思うんですけど。でも、それよりも気になったのが、メークですね」と指摘した。

続けて、「大きい事務所だったら釈放前にちゃんとメークさんが入るんですよ。今回、あれは自分でメークしてると思う」と話し、「結構ああいうの一世一代の舞台じゃないですか。こういうこと言うと不謹慎ですけど。ちゃんとプロのメークしてもらってたら……ポテンシャル高いんだから」と持論を展開していた。

■昨今は大手プロからの独立ラッシュも…

前出の民放キー局関係者が言う。

「釈放時のメークに違和感を覚える人も少なくなかったですからね。広末さん自身でメークしたのか、赤みのあるアイシャドウがまぶた全体に塗られ、腫れぼったく泣きはらしたあとのような印象を受けましたし、眉毛もしっかりとラインが引かれていなかった。

ミッツさんもメークや運転手、車についても指摘していましたが、たしかに大手事務所に所属していたら対応は違ったはずです。釈放の瞬間は少しでもイメージを回復するチャンスだったのに、広末さんの場合は見え方が良くなくて、かえってマイナスになってしまいました。

あの釈放の瞬間に“個人事務所の限界”を感じた芸能関係者も少なくなかった。ミッツさんと同様の意見が多く聞こえてきているんです。

やはり、個人事務所だとスキャンダル対策や取材の窓口も全部自分でやらなくてはならず、本当に大変ですからね。ですので、独立後しばらくして“元の事務所に戻りたい”と漏らすタレントも増えているんです」

大手芸能プロダクションから独立するタレントは少なくない。俳優の仲里依紗(35)は4月11日に自身のインスタグラムで、20年所属してきた大手芸能プロから独立し、個人で活動していくと発表したばかりだ。

「波瑠さん(33)と向井理さん(43)は所属事務所が合併するという、他のタレントとは少々違う事情ながら、独立して個人でやっていくことに。向井さんの妻で女優の国仲涼子さん(45)も独立し、個人事務所を設立して活動していくと発表しました。

名前の売れているタレントであれば、ギャラの面や仕事が選べるなど、個人でやっていくメリットも多いですからね。ただ、広末さんの一件のあとにも、“辞めなきゃよかった、戻りたい”と考えるタレントも出てきていると」(前同)

独立したのちに、元の大手芸能プロに戻りたいという流れについて、芸能評論家の三杉武氏はこう分析する。

「広末さんの釈放時の模様を見ると酒井法子さん(54)のときを思い出しますよね。当時も取材陣が集まるなか、警察署から出てきた酒井さんが謝罪しましたが、しっかりとしたメークではなく、薄化粧でありながらも“こんなときも美人だな”と感心しましたし、清楚な雰囲気で反省しているように見え、謝罪時の成功例とも言えるのではないでしょうか。

一方の広末さんですが、早朝に急遽釈放が決まり、準備する時間がなかったのかもしれません。とはいえ、大手事務所だったらサポート体制は整っていたはずです。出迎えの人もそうですし、ホッしたというのあったのでしょうがカメラがあるなかでああいう笑顔を見せるというのは良くありませんでしたよね」

■「ブランディングも……」社長業の悩みを吐露していた広末涼子

3月28日放送のバラエティ番組『ザ・共通テン!』(フジテレビ系)に出演した広末は、独立後の苦労について語っていた。

独立後の仕事のやり方について「ホームページに来たお仕事のオファーを、今まではすべてチェックすることはなかったので、最初から全部チェックさせてもらってる」とコメント。

「今まで私がノータッチだったところの最終判断が自分なので、総括して知っておかなきゃいけない」とし「自分が指示するとか育てるとか、偉そうな立場になったことがなかったので、それが最初難しくて……。ZOOMとかで話したりすると、“言うべきことは言わなきゃ”って全部言って、退出した瞬間に涙が出てくる。“悔しい!”みたいな」と明かしていた。

『ザ・共通テン!』からも直接オファーが来たといい、広末は「最終フィックスするまで、今まで見てなかったので」と説明。「マネージャーに任せていて。ブランディングもそうだし……」と話し、「今、自分のブランディングもちょっとよくわからなくなってる」と吐露していた。

「精神的な負担も大きいですよね。独立すれば一時的に実入りは増えるでしょうが同時に支出も増えますからね。芸能人の中にはお金の出入りわかっていない人も少なくありません。衣装やメークは高級品を使うでしょうし、インタビュー記事でメークさんと衣装さんをつけたら数万円かかりますからね。

それに電車移動というわけにもいかないでしょう。タクシー代などの交通費に加え、車もある程度のものに乗らないといけない職業です。打ち合わせもチェーンのカフェというわけにはいかず、ホテルですることも多々ある。個人事務所だと全部自分が払うことになり、その額に驚く芸能人も少なくありません」(前出の三杉氏)

個人事務所で活動する芸能人は“腫れもの扱い”されやすいとも三杉氏は指摘する。

「個人でマネージャーやエージェントを雇うわけですから、主従関係がはっきりします。そうなると周りのスタッフも意見を言いづらくなるでしょうし、太鼓持ちのスタッフにばかりになってしまいがちですよね。

そもそも売れている芸能人は我が強かったり、厳しい芸能界を生き残ってきたという自信も持っている。大手事務所ならマネージャーなり周囲のスタッフが天狗にならないように御すこともできますからね。

それに仕事の幅も狭まりがち。本人ではなく、周囲のほうがわかっていることもある。タレント本人が乗り気じゃなくても周りが今までとは毛色の違う仕事持ってきて成功する例もありますからね」

芸人が俳優業で成功するケース、俳優がバラエティで活躍するケースも少なくない。

「タレント本人がギャラの交渉をするというのも大変ですよね。芸能界の仕事には定価はないと言ってもいい。ただ、ギャラが安いからと断ったり、あまりに高く引き上げすぎても取引先に嫌がられる。そのバランスが難しいわけですが、間にマネージャーなどが入ることによって交渉事がスムーズに進むこともありますよね。マネージャーなら“本人はこれでいいって言いそうですが、もうちょっと上がりませんか?”とも言えるでしょうからね。

波瑠さんのように大手事務所時代についていたマネージャーと一緒に独立するのであれば、今までと変わることなく仕事ができるでしょうし、方向性がズレてきたらしっかりと修正してくれたり、意見やアドバイスも言ってくれるはずです。それに独立はするものの、古巣や大手事務所と業務提携するケースもあります。

ただ、広末さんのように完全独立となると、やはり仕事、お金の面、周囲に腫れもの扱いされてしまうなど、環境の大きな変化もあって、大手に出戻りたいと考えるタレントも増えてきているのかもしれませんね」

多くの厳しい意見が寄せられた広末の釈放時の姿を目の当たりにし、大手芸能プロに出戻る芸能人も出てくるのだろうか――。