<桃源暗鬼>アニメ初回は涙の幕開け 鬼と桃太郎、宿命を超えた“親子の絆”に胸打たれる声続出

アニメ「桃源暗鬼」第一話が放送
桃太郎を題材に、鬼の血を引く者たちと桃太郎の血を引く者たちの争いを描くTVアニメ「桃源暗鬼」(毎週金曜夜11:00-11:30、日本テレビ系/ABEMAにて先行配信、ディズニープラス・FOD・Hulu・Lemino・TVerほかで配信)が7月11日に放送開始となった。第一話では、主人公の一ノ瀬四季が突然の“桃太郎”の襲撃で、自分が“鬼”だと知る。そんな四季を桃太郎から守ろうと必死に戦う養父の剛志。切なすぎる親子の別れに初回から号泣する視聴者が相次いだ。
鬼の血を引く者たちと桃太郎の血を引く者たちの争いが開幕
本作は、シリーズ累計発行部数400万部を突破した「週刊少年チャンピオン」(秋田書店)で人気連載中の漆原侑来による同名漫画が原作。日本人なら誰もが知っている昔話「桃太郎」を題材に、鬼の血を引く者たちと桃太郎の血を引く者たちの争いを描く新世代のダークヒーロー鬼譚だ。
その始まりは実に切ないものとなった。学校を退学になった主人公の一ノ瀬四季(CV:浦 和希)はある日、謎の男に襲撃される。ワケも分からないまま、養父の剛志(CV:小山剛志)とともに逃げる中、告げられるのは出生の秘密。なんと四季は“鬼”の血を継ぐ存在であり、追っ手の桃屋五月雨(CV:増谷康紀)ら、“桃太郎”の血を継ぐ者たち「桃太郎機関」に狙われているというのだ。
そんなにわかには信じがたい事実を告げられた直後、四季は五月雨に捕まってしまう。すると、剛志は黒い霧(もや)から大刀を生み出し、五月雨と対峙。呆気にとられる四季に「黒い霧は桃太郎のみが持つ特異体質」と説明する。つまり剛志もまた桃太郎の血を受け継いでおり、かつては「桃太郎機関」に所属していた。
四季を本当の息子のように育ててきた剛志。そんな息子を取り戻すため、元同僚の五月雨と激しい攻防戦を繰り広げる。だが、長きにわたって死線をくぐってきた五月雨には一歩力及ばず敗北。深手を負ってしまうのだった。
その光景を目の当たりにした四季は怒りが引き金となり、鬼の力に目覚める。衝撃的なのは、暴走し凶暴化した四季のヴィジュアルだ。鋭い角と牙が生え、全身から血が滴り落ちるその姿は禍々しく、とてもこの世のものとは思えない。しかし、五月雨たちが恐れるのはそれだけではなかった。

【写真】“鬼”の血を継ぐ四季を追う、”桃太郎機関”の桃屋五月雨

アニメ「桃源暗鬼」第一話より
切なすぎる親子の別れに号泣
暴走状態となった四季は完全に自我が崩壊し、凶暴化。血によって形成された銃やミサイルで容赦なく五月雨を追い詰めていく。ついには建物が崩壊し、五月雨は建物の下敷きに。ところが、覚醒したばかりの鬼の力は不安定なのだろう。体が人の姿に戻り、意識を取り戻した四季は混乱を隠せない。
そんな四季に五月雨がトドメを刺そうとした瞬間、瀕死の状態だった剛志が復活。残された力を振り絞って五月雨に大刀を突き刺すが、自身もまた五月雨の刀剣によって体を貫かれる。
それでも、「あの鬼を見ても先輩の判断は正しかったと言えますか?」という五月雨の質問に、「幸せには……なれたぜ」と笑顔で返した剛志。脳裏には、子供の頃の四季の姿が浮かぶ。その無邪気な笑顔を守るため、剛志は四季に真実を告げないまま一人で守ってきたのだろう。そんなこととは露知らず、「お前と血ぃ繋がってないのが本当に救いだわ」と言ってしまった四季。五月雨が退散した後、どうにか剛志を助けようとするが、ついぞ謝ることはできなかった。
剛志は四季に抱えられながら、「鬼と桃太郎もこうやって肩組んで生きられたらいいのになぁ」と願いを呟いたのを最後に息を引き取る。切なすぎる親子の別れに視聴者から「第一話から悲しい」「鬼の血を引く子だとか自分が桃太郎側だとか関係なく自分の息子として育てて最期までいいお父さんだった」「原作知っててもしんどい…」「漫画でも何回も泣いたのに動きと声がついてやっぱり号泣した」という声が上がった。
またラストには父を失って打ちひしがれる四季の前に、無陀野無人(CV:神谷浩史)がローラースケートで登場。四季の意識を失わせ、そのまま拉致する。その目的、また無陀野に「死なないように死なないくらい強く育ててあげてよ」と電話で語りかける声の主(CV:緒方恵美)は誰なのか。引きのあるラストに加え、豪華声優陣の出演も大きな話題となった。
■文/苫とり子

アニメ「桃源暗鬼」第一話より