大食い美女モデルの罪悪感がラーメンの悪魔となって現れるスポ根グルメ漫画に「身に沁みる作品」の声【漫画】

『ドカ食いの断罪』が話題
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、くらげバンチに掲載されている読み切り作品『ドカ食いの断罪』をピックアップ。
作者の岩国ひろひとさんが4月28日にXで同作を投稿。そのツイートには1.8万以上のいいねと共に、多くの反響コメントが寄せられた。この記事では、岩国ひろひとさんにインタビューを行い、創作のきっかけやこだわりについて語ってもらった。
高カロリーな食生活を続ける美女モデルを襲った災厄とは…

『ドカ食いの断罪』(5/41)
ティーン向け雑誌モデルの土方ミユは、飾らない自然体の可愛さで人気だったが、実は人並ならないグルメ好きであった。
その食欲は、撮影後にお気に入りの店で博多豚骨ラーメンを2回も替え玉した後、残ったスープに半ライスを投入しておじやで締めるなど、留まるところを知らない。
ついに好き勝手な食生活のせいで体型維持が難しくなり、モデルとして契約解除寸前のピンチに追い込まれてしまったミユ。そんな彼女の罪悪感と、自身を太らせた食べ物への恨みが、グロテスクな豚骨ラーメンの悪魔となって出現したのだった。
ミユの額には豚骨ラーメンのカロリー「1300㎉」が刻まれ、このカロリーを全て消費すべく、過酷な筋トレを強いられることになる…。
作品を読んだ読者からは、「ホラーかと思ったらスポ根系でホッとしました」「食べるのと筋トレがセットになってる漫画、いいね!」「なんだ健全な大食い筋トレ漫画やんけ」「くっ…身に沁みる作品だ」といった声が多数上がっていた。
「食べることを悪者のように言うことに違和感があった」――作者が語る創作の背景

『ドカ食いの断罪』(33/41)
――『ドカ食いの断罪』を創作したきっかけや理由があればお教えください。
グルメ漫画は以前から描いていたのですが、ダイエットを絡めた企画を考えているときに、「罪悪感」という言葉にひっかかりました。
食べることを悪者のように言うことに違和感があったのです。
一方で、大量に食べることでドラッグ的な快楽を得る風潮にも忌避感がありました。こちらも食べることを悪者に貶めているように思えたからです。
食べることや美味しいことは何なのか、改めて向き直した漫画を描いてみたいと思いました。
――本作を描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントがあればお教えください。
豚骨ラーメンを食べるシーンを、いかに美味しそうに、かつ爽やかに見せるかを工夫しました。また、ちょっとセクシーな描写にも挑戦しました。
――本作では、次々と変化する主人公・土方ミユの表情も見どころのひとつです。岩国ひろひとさんが特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
ミユが自分の罪を思い返しているシーン、豚の悪魔が泣いているシーンや浄化された可愛い豚ちゃんのシーンです。
――本作のほかにも『キレてるふたりの出張めし』や『銛ガール』など、食べ物と活発な女性を題材とした作品を多く描いていらっしゃいますが、理由があればお教えください。
個人的にグルメが好きだからです。食べるのも読むのも描くのも好きです。また、漫画の掲載媒体を考えると女性を主人公にしたほうが合っていました。
――岩国ひろひとさんの今後の展望や目標をお教えください。
明確にはありませんが、連載、読み切り問わず、とにかく自分の漫画をたくさんの人に読んでもらいたいです。
――最後に、作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。
『ドカ食いの断罪』を読んでいただきありがとうございました。さらにパワーアップした連載企画として練り直していますので、ぜひご期待ください。