《ハワイ節約術》「円安の今、お金の問題は切実」高物価のハワイをお得に楽しむコツをフードライターが伝授
ハッピーアワーを活用して、ハワイの生ビールで乾杯!

滞在したホテル「ハレクラニ」の、部屋からの眺め。
円が弱い現在、ハワイを旅する上でお金の問題はやっぱり切実だ。あれこれ食べて飲んで楽しみたい人なら、活用したいのがハッピーアワー。ランチタイムが終わる14時頃から、17~18時ぐらいまでをお得な価格の特別メニュー、あるいは通常より数割オフの値段で提供してくれるところが、ワイキキエリアには数多くある。

ワイキキマーケットの隣にある「オリリ」にて。撮影/Akira Kumagai
地元の方に聞き込みして訪ねた「オリリ」は生ビールの「アロハ・ブロンド」が抜群にうまくて、ひとりカウンターで「くーーーッ!」と歓声をあげてしまった。1杯7ドル!という値段もうれしい……。

おいしくて止まらず最初のひと口で一気にここまで飲んだ。
グラスワインもハッピーアワーなら1杯9ドル、よく冷えた白のピノグリは果実味しっかり。ちなみに店名の「オリリ」とはハワイの言葉で輝くとかきらめく、という意味らしい。
おつまみに「スモークド・フィッシュ・ディップ」を選んでみたら、ふたりで丁度いいぐらいの盛りのよさ。つまみながらお酒をゆっくり味わい、ハワイ旅を振り返る時間がなんとも楽しく、心がきらめいた。

「オリリ」のハッピーアワーつまみから、「スモークド・フィッシュ・ディップ」14ドル、ペッパーをきかせてパンチのある味わい。
このお店、クヒオストリート沿いのビルの2階にあり、隣はワイキキ・マーケットなるスーパーマーケット。ランチボックスやベーカリーコーナーも人気で観光客もよく訪れる場所なのだが、ホテル飲みのおつまみにいいものも売られている。

「Calavo」の小分けワカモレ、地元のサーファーが買っていて「おいしいの?」と訊いたら「最高だよ!」と笑顔で返され、つい買ってしまったのだった。買ってよかった。マーケットオリジナルのトルティーヤチップスも素朴でいい味!
私は今回、小分けになっているワカモレ(メキシコ料理のアボカドペースト、ハワイでも人気の料理)、パイナップル入りのサルサが気になって買ってみたら、アテとして秀逸すぎた……。もちろんトルティーヤチップスも忘れずに買いたいところ。ビールタイムがグンと楽しくなる。

チップスにワカモレ、サルサをのせておつまみに。スパークリングワインにも相性最高。
ワカモレが小分けになっているのが優秀で、翌日またフレッシュに楽しめるし、どこかへ持っていくのにも便利。また、サルサにパイナップルが合うということも発見だった。ちょっとハワイらしいニュアンスが加わるというか。そういえばハワイをドライブ中、パイナップル畑を見たことが思い出される。広大なんてもんじゃなかった。このパイナップル、あそこでとれたものだろうか。帰国したらパイナップルサルサ、絶対作ろう。
オリリ
https://www.oliliwaikikihawaii.com/
ホテル飲みで大活躍したハワイ産ラム

ハワイの素敵なプロダクツのひとつ、コハナラム。カクテルミックスになったものはワイキキ晩酌で大活躍してくれた。撮影/Akira Kumagai
このワカモレ×サルサによく合ったのが、コハナラムという地元のラムを使ったカクテル。瓶詰めのものをオンザロックにすれば、マイタイやダイキリがすぐ楽しめ、味わいもなかなか本格的。滞在中、すっかりファンになってしまった……! ハワイの夜にはカクテルが似合う。たしかワイキキ各所にあるABCストアでも買えたはずなので、ホテル飲みにも、おみやげにもおすすめ。

コハナラム蒸留所にて生さとうきびジュースの試飲。撮影/Akira Kumagai
オアフ島のクニア地域にあるコハナラムの蒸留所は見学もできて、ガイドツアーの手始めには原料となるハワイ固有種のさとうきび、そのしぼりたてジュースを飲ませてくれる。フレッシュで濃縮感のある甘さは未知のおいしさだった……! 聞けばさとうきびも種類ごとに風味がかなり違うのだそうな。もちろんラム自体のテイスティングもさせてくれる。旅して地酒を楽しむってのは、本当にいいものだ。
コハナラム
https://www.kohanarum.com/visit
はちみつのお酒「ミード」は清涼感溢れる味

週末だけ開かれるという「マノア・ハニー&ミード」試飲スペースにて。撮影/Akira Kumagai
そうだ! ハワイのお酒といえば、はちみつから作られるミードのことも書いておかねば。養蜂から醸造までを行う「マノア・ハニー&ミード」のはちみつ酒は、爽やかな飲み心地と甘みがあり、体の中の熱をスーッと引かせるような清涼感に満ちていて、一発で魅了された。
原料ははちみつと水、そしてハワイのフルーツのみ。リリコイ(パッションフルーツ)風味のスパークリングは叶うことなら日本でも毎日飲みたいぐらい、夏のアペリティフとして素晴らしく好適。ホノルルならホール・フーズマーケットやABCストアの一部店舗で取り扱いがあり、あるいは先に紹介したアイランド・ヴィンテージ・ワインバーなどでも飲めるよう。

「マノア・ハニー&ミード」のオーナー、埋橋幸広さん。ナイスな人柄でノリのよいハワイの大阪人。とても楽しい人だった。
マノア・ハニー&ミード
https://ja.manoahoney.com/
滞在ホテルは幽玄的風情がそこかしこに感じられるハレクラニ
さて楽しかったハワイ旅もそろそろ終わり。いま、オアフの玄関口であるダニエル・K・イノウエ空港で、旅の思い出をまとめながら離陸時間を待っている。この2時間ぐらい、結構手持ち無沙汰になるので、溜めてしまった仕事にかかるのにちょうどいい。

ハレクラニの中庭。ジャズライブが楽しめる「ルワーズ ラウンジ」もおすすめ。
今回滞在したホテルはハレクラニ。多くの人が「特別な場所」と称賛の声を惜しまないが、初めて泊まってやはり独特の空気感に魅せられた。ワイキキが太陽のまちとすれば月のような涼感が館内には常に漂って、その対比がとても心地いい。間違いなくトロピカルではあるのに、日本人が何か懐かしさを覚えるような一種の幽玄的風情がそこかしこに感じられてくるのだった。なんというのか、俳味にも通じるような静寂のあるホテル。
上の写真も何がどうというわけでもない中庭の写真だが、ハレクラニならではの清らかな風が吹いてくるようで、たくさん撮った今回の写真の中でも好きな一枚である。エレガンスと気さくさが素敵に混ざったスタッフの温かい応対も忘れがたい。
また泊まれるように、仕事をもっと頑張ろう。

ハレクラニの客室イメージ。撮影/Akira Kumagai
ハレクラニ
https://www.halekulani.jp/
窓の外に帰りの飛行機が近づいてきた。ANAの成田-ホノルル専用機「FLYING HONU」は一度見たら忘れないと思う。ハワイでは幸運のシンボルとされるウミガメをイメージした大きな機体が……妙に好きなんだ、私。なんかいいでしょう、この表情。

ブルーのほか、エメラルドグリーンにオレンジの機体もある。オレンジ機体の表情は個人的にいちばん可愛らしく思えるので、いつか乗ってみたい。
亀に乗るなんて浦島太郎ぐらいしか経験できないことを空の旅で経験できる。2階建ての機体は広々として、エコノミークラスでも天井が高め。機内食はそのときどきで変わるけれど、私は日本発の便では前回も今回もハッシュドビーフが当たって、これがおいしい。サービスでいただける赤ワインも果実味がよく、うれしい空の旅となった。
ちなみにサービスドリンクには日本酒もあるので、お好きな方はぜひ。セレクトはその時々によるが、澤乃井や司牡丹なんてところが私が乗ったときは用意されていた。

行きのフライトで供された機内食。こってりしてるけど重くないハッシュドビーフがいいんだ。

有料でアップグレードできる機内食の一例。
また機内食は有料でアップグレードできることを今回はじめて知った。せっかくのハワイ旅、次回は利用してみようかな。
あと、ANAならハワイでマイルが貯まる、使える店もいろいろあるので、ユーザーの方は旅の前にチェックしておくが吉!