あまりに長い「英語の入試問題」すらすら読める技 英語を読むスピードが遅い…どうすればいい?

(漫画:©︎三田紀房/コルク)

記憶力や論理的思考力・説明力、抽象的な思考能力など、「頭がいい」といわれる人の特徴になるような能力というのは、先天的に決められている部分があり、後天的に獲得している能力は少ないと考える人が多いのではないでしょうか。
その考えを否定するのが、偏差値35から東大合格を果たした西岡壱誠氏です。漫画『ドラゴン桜2』(講談社)編集担当の西岡氏は、小学校、中学校では成績が振るわず、高校入学時に東大に合格するなんて誰も思っていなかったような人が、一念発起して勉強し、偏差値を一気に上げて合格するという「リアルドラゴン桜」な実例を集めて全国いろんな学校に教育実践を行う「チームドラゴン桜」を作っています。
そこで集まった知見を基に、後天的に身につけられる「東大に合格できるくらい頭をよくするテクニック」を伝授するこの連載。連載を再構成し、加筆修正を加えた『なぜか結果を出す人が勉強以前にやっていること』は、発売後すぐに3万部のベストセラーとなっています。連載第149回は年々長文化する英語の問題を、効率よく解くコツを紹介します。

英語の長文化、早く読めない…

「英語を読むスピードが遅いです!どうすればいいですか?」

【漫画で読む】『ドラゴン桜』。英語長文はミュージカルを観るつもりで読めば解ける?

多くの受験生から寄せられることが多い質問です。最近は大学入試でも、英語の資格試験でも、英語の問題は長文化の傾向にあります。リーディング問題は、とにかく「スピード速く」読むことが求められているのです。

では、どのような勉強法を実践すれば、英文を読むスピードが上がるのでしょうか?

僕は「東大の要約問題を解くといいよ」とアドバイスしています。東大では毎年、「この英文を要約しなさい」という問題が出題されます。その問題を解く訓練をすると、自然と英語を読むスピードが上がります。

「えっ!東大?そんな難しい大学の問題はちょっと……」と考える人も多いでしょう。しかし、実は東大の要約問題で出される文章自体はそこまで難しい英語表現が使われていません。大学入試全体の中でも比較的読みやすい文章になっています。

東大の要約問題を解くことで「英文の構造」を理解することができて、英語のリズムにも慣れることができるのです。今回は、「英語を速読するための訓練としての要約」についてみなさんにお伝えしたいと思います。

まずは、英文の構造について語っている『ドラゴン桜』のワンシーンをご覧ください。

※外部配信先では漫画を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください

(漫画:©︎三田紀房/コルク)

(漫画:©︎三田紀房/コルク)

(漫画:©︎三田紀房/コルク)

いかがでしょうか?英語の文章はミュージカルのように、流れがわかりやすい場合が多い、という話でしたね。

東大の要約問題は、この「序論・本論・結論という英文の流れ」をちゃんと理解できている人なのかどうかを問う問題です。

「第1段落は、要するにこういうことが言いたいんだな」「第1段落でこういう話をしているから、第2段落はこういう展開になったわけだな」というような、英文の流れがつかめる人であれば、10分以内にパパっと要約することができます。

そして要約の問題に慣れると、英語のリズムに気付くことができるようになります。例えば、英語の文章では、最初の段落で「always」「Most of us」「tend to」といった、「私たちはいつもこうしがちだ」「こう考える人は多い」というようなフレーズがよく出てきます。

そして第2段落では「しかし、実はそれは違うんじゃないか」と新しい問題提起をして、第3段落以降でその話をつなげていく、といったパターンが多いです。

どんな英文でも応用可能

東大の要約問題も大体このような流れの英文が多く、きちんと対策している人であれば「ああ、またこの流れね」「ってことは、第2段落はこんな話になるよね」ということに気づけるようになります。

この流れはどんな英文でも応用可能です。東大の要約問題に慣れていると、「あれ、この英文の流れ、勉強したことがあるぞ」とわかるようになるのです。

東大の入試問題はもちろん難しいです。ですが、難しいだけではなくて、実はすごく「勉強になる」ものでもあったりします。英語のレベルアップを目指すときに、非常に有効活用できる教材でもあるわけです。みなさんもぜひ、参考にしてみてください。

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