「なんで私なんだろう」イーロン・マスクに見つかった会社員・佐保里(SAO)を直撃!フォロワー7000人→38万人 きっかけは遠いアメリカの炎上騒動だった

「なんで私なんだろう」イーロン・マスクに見つかった会社員・佐保里(SAO)を直撃!フォロワー7000人→38万人 きっかけは遠いアメリカの炎上騒動だった

会社員として働きながら、タレント活動もする佐保里(SAO)さんが、ある日突然、世界中でバズった。いつものようにSNS投稿したポストに、8300万以上のインプレッションが付き、7000人程度だったフォロワーは38万人に急増した。

発端は、アメリカで起こっている、ファッション広告をめぐる論争だった。それに巻き込まれる形で、佐保里さんの写真が拡散され、ついにはフォロワー2.2億人のイーロン・マスク氏も反応。世界規模のバズにつながった。そこで『ABEMA Prime』では、本人にどんな状況か聞くとともに、突然バズることのメリット・デメリットについて考えた。

■何気ない「おはよう」の投稿が世界でなぜバズったのか

バズった発端には7月23日、ブロンド&青い瞳の白人俳優シドニー・スウィーニーさんを起用したジーンズ広告が、米国内で物議を醸したことがある。そして25日、佐保里さんが、いつも通り写真付きで「おはよう」とポストすると、26日に海外ユーザーの間でバズり始めた。28日には海外ユーザーが写真を引用し、「スウィーニーさんとどっちがいい?」とポスト。すると、佐保里さんの写真が海外でミーム化し、31日にはイーロン・マスク氏にも見つかった。

話題のCMは、「シドニー・スウィーニーは素晴らしいジーンズ(JEANS)を持っている」というもので、「私のジーンズ(jeans)は青」「遺伝子(genes)は親から子へと受け継がれる」とのセリフがある。「素晴らしいGENES→JEANSを持っている」と書き換えるバージョンもあり、視聴者からは「白人至上主義」「ナチス的な優生思想」といった批判が見られる。

海外ユーザーによる28日の比較投稿は、3801.6万件の表示がされ、返信3358、リポスト4101、「いいね」6.9万、ブックマーク1.6万を記録。Xのアンケート機能では「どっちを選ぶ?」との質問が行われ、「セクシージーンズのスーパーモデル」22.9%に対して、「ランダムに選ばれた日本の会社員女性」である佐保里(SAO)さんが77.1%と、大きく引き離した。

7月25日以前のアカウントは、フォロワー7000人程度だった。しかし25日に話題の画像をポストすると、26日に海外ユーザーへ広がり、5~6万「いいね」を獲得。英語で「結婚しよう」などのリプも付き、Instagramにも同じ写真を投稿した(結果フォロワー20万人増)。27日には10万「いいね」となり、28日に英語で自己紹介をポスト(現在29万「いいね」)。29日に20万「いいね」を超え、8月14日現在は27万「いいね」、フォロワー38.4万になった。

フォロワーが急増したことには、「正直実感がない」という。「画面上ではすさまじい数字だが、現実社会は何も変わらない。気付く人もいなければ、働いていた会社でも皆知らなかった。不思議な感覚と、うれしい気持ちで半々だ」。

イーロン・マスク氏が反応したことについては、「びっくりして、本人のXなのか何度もプロフィールを確認した」と振り返り、「1週間で30万人のフォロワーが増えた。いまだに実感がなく、他人を見ているような感覚だ」と語る。

話題となった写真以前にも、写真付きの「おはよう」投稿は行っていた。「2月までアイドル活動をしていたが、その前後も毎朝7時ごろに、写真付きで『おはよう』と投稿するのが日課だった。おそらく1年は続けている」。

そんな日常的な投稿が、ある日突然バズったため、「アメリカ人から『写真が使われているよ』とDMが来て知ったが、最初は『なぜ私なんだろう』と、理解が及ばなかった」のだという。

しかし、今では「視聴者のほとんどが、アメリカなど海外ユーザーのため、日本語で投稿し続けるのは親切ではないのでは」との思いから、英語での投稿も始めた。「応援してくれる人が世界にいるのであれば、世界に向けた活動をしていきたい」。

■炎上騒ぎに巻き込まれた後はどうなる?

パックンはジーンズ広告について、「発音だけでなく文脈も全く一緒。“Have good genes.”は美貌や頭がいい人への褒め言葉だ」と指摘しつつ、「トランプ大統領は、北欧の人に“Have good genes.”と発言しているが、違う移民に対しては『われわれの純潔な血を汚している』と表現している。そのため人種差別的ではないかとして、ピリピリしているキーワードだ」と背景を説明する。

そして、「ジーンズ会社が狙っているかはわからないが、10年前であれば普通の褒め言葉としてみんなが使っていた。僕は意図的に人種差別をしているとは思わないが、金髪の白人女性に対して使ったことで、地雷を踏んだのだろう」と推測する。

佐保里さん本人は「最初は論争に巻き込まれていると知らず、日に日に『こういう考えの人が、いまコメントをしてくれているのか』と知った」と明かす。「すごくセンシティブな話題。今の私では理解が及んでいないため、今後勉強しないといけない領域だと感じる」。

経済学者で慶応大学名誉教授の竹中平蔵氏は、“デジタルタトゥー”の観点から心配する。「入れ墨のように、一度デジタル情報が残ると、完全には消えず、何かあるたびに引っ張り出される。佐保里さんには大きなチャンスにつなげてほしいが、小さな失敗をすると『それ見たことか』となる。SNS社会は持ち上げて落とす。顔も名前も出た状態でさらされてしまう」。

ひとつの例として、「孫正義氏の人気が出てきた頃に、高級車を買いに行って、『傷がついているからまけてくれ』と言ったら、わーっと『あの孫正義が値切った』と世間に出た。普通のことをやっても、なにかされることがある」とのエピソードを話す。

EXIT・兼近大樹は、「たとえ失敗しなくても、『失敗』にされる。たとえ誰かと結婚しても、『結婚相手はこういう思想を持っている。やはりこいつもそうだったんだ』と、無関係なところから、何かを作られてしまう」との問題点を語った。

(『ABEMA Prime』より)

【映像】世界的にバズった佐保里さんの投稿

【画像】世界的にバズった佐保里さんの投稿

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