フェルスタッペンのタオル“ポイ捨て”事件が警告処分で済んだ理由とは?「これは全F1チームに対する注意喚起だ」

 レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、F1ハンガリーGPのフリー走行2回目、走行中マシンからコース上にタオルを投げ捨てたことでペナルティが下った。ただ、その内容は警告処分と軽いモノだった。

 これについてレッドブルのスポーティングレギュレーション担当主任を務めるスティーブン・ノウルズが説明し、“フェア”な裁定だったと語った。

 フェルスタッペンはFP2で、コクピットに汗拭き用のタオルが残ったままガレージを離れ、走行に入っていった。その後タオルの存在に気づくと、ターン3とターン4の間でマシンの外へ投げ捨てた。その後もタオルはコース上に残っていた。

「普段は(ガレージに)戻ってきた時に顔を拭くためのタオルで、コース上に出た時もまだ僕のマシンの中にあった」

 セッション後、フェルスタッペンはそう振り返った。

「危険な部分である足の間に飛んでくる可能性があったから、代わりに僕は走行ラインを外して最も安全な方法で排除した。スチュワードも理解してくると思う」

 スチュワードはこの件を“アンセーフリリース”として調査し、最終的に厳しいペナルティではなく、チームに対して警告を与えた。

Max Verstappen, Red Bull Racing

「スチュワードは、タオルが足回りに留まり、ドライバーがクルマを完全にコントロール下に置くことを妨げる可能性があり、クルマが安全ではない状態でリリースされたと判断した」スチュワードのレポートにはそうある。

「スチュワードはこの件について、硬い(従って潜在的に危険な)物体がコクピットに残されたケースと区分けし、そのようなケースよりも深刻度は低いと考えている」

 ノウルズはポッドキャスト『The Inside Track』の中でドライバーを擁護し、スチュワードの裁定はレッドブルだけでなく、グリッド全体に対する警告だと語った。

「スポーツとスチュワードがこのペナルティでやろうとしていることを考えると、何よりもまず、今後やってはいけないことに対する抑止力として機能することだ」とノウルズは言う。

「仮にコクピットに何か緩みがある状態でガレージからマシンを送り出すようなことがあれば、潜在的に危険なことだと言っていい」

「タオルが足元に飛んで、ペダルの邪魔になったかもしれないと言うのは少し飛躍しているかもしれない。でも極端な話をすれば、危険な状況になった可能性もあるだろう」

「そのようなことにならないよう寛大で軽い警告を出すのは妥当なことだと思う。チームには、ガレージから出る時にコクピットに浮遊物などがないことを確認する責任があるという、全員に対する注意喚起だ」

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