<どうなる?>新米の店頭価格…概算金が“大幅アップ”、専門家に聞く(宮城)
JA全農みやぎは、20日 2025年の新米の概算金について大幅な引き上げを、発表しました。
店頭価格はどうなるのか、専門家に取材しました。
概算金は、JAが農家に支払う仮渡金で、新米の市場価格の指標となります。

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JA全農みやぎが、20日発表した概算金は、宮城県産ひとめぼれで去年(2024年)の1.7倍となる60キロ当たり2万8000円に設定しました。
これを受けて、新米の店頭価格はどれくらいのになるのでしょうか
話を聞いたのは、農業経営学が専門の宮城大学・大泉一貫名誉教授です。
宮城大学・大泉一貫 名誉教授
「現在銘柄米は(全国平均で)だいたい5キロ4200円くらいで推移しています。この概算金がこれだけ値上がりすると、現在の価格をさらに上回ってくる。4500円台、あるいは5000円台に入ってくるということです」

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消費者の反応を、仙台市内で取材しました。
消費者
「新米出たら下がるかもって思ってたんですけど、4000円だと上がったまんまあまり変わらない、高いままなのかなって思います。せめて3000円くらいになると、子どももいるのでありがたいなって思います」
「(コメの価格が)安定していればいいと思いますね。選択肢がいろいろあるように、3000円台、4000円台、5000円台、選択できるのが安定して続いていけばいいと思います」
「ユーザーの立場からすると今は嬉しい状況じゃないけども、作る側からみたら適正な価格ではあるんじゃないかなと思います」

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JA全農みやぎは、引き上げの理由を主食用米の増産や備蓄米・外国産米の使用もあり需給緩和のリスクがある一方、高温や渇水による収量や品質の影響も懸念され、需給環境が不透明な中 生産者が必要な投資も踏まえた営農が継続できる価格を設定したと、説明しています。
宮城大学・大泉一貫 名誉教授
「高くなった名目としては、コメ生産にかかる資材費や機械代金、人件費の高騰があるので、高く買わなきゃいけない、概算金を高くしないといけないということなんだと思います」
宮城・栗原市のコメ農家 石川宏樹さんは、35ヘクタールでひとめぼれなどを栽培しています。
コメ農家・石川宏樹さん(35)
「今までの金額が安すぎるというのが正直な感想で、これくらいの金額になれば、新しい担い手もやる気が出ると思いますし、今までやっていた方々もさらにやる気が出るんじゃないかなと思います」

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宮城・村田町の道の駅です。
9月20日と21日に「新米まつり」を開く予定です。
去年(2024年)秋は、新米を5キロ2700円で販売していましたが、今年はー。
道の駅村田・村上博 駅長
「5キロの精米になりますと(販売価格は)4千円は超すのかなと思っております。逆にこれ以上上がる可能性もありますので」

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農家にとっては励みになる価格になった一方、大泉名誉教授は「消費者のコメ離れに繋がりかねない」と指摘します。
宮城大学・大泉一貫 名誉教授
「これだけ高いと消費者はコメ離れしますし、そうすると需要が減ってきますよね。供給過剰になっていくということも考えられますので、今後この値段が恒常的に続くとは限らないとは思います」

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JA全農みやぎでは、備蓄米や外国産米の増加により、新米への切り替え時期は後ろ倒しが想定されるとしています。