角田真秀さんの食べ疲れない、大人の“のっけ丼”──甘塩鮭と梅ごぼう/ローストビーフと野菜のチラシ寿司/焼き油揚げとおろしちりめんじゃこ

撮影・松村隆史 文・小沢緑子

ご飯さえあれば、あとはおかずをパパッと作ってのせるだけののっけ丼。簡単に作れて一皿で満たされる。そんな、食欲が湧かない日も頼りになる3品を料理研究家の角田真秀さんが紹介します。

甘塩鮭と梅ごぼう丼

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角田真秀さんの食べ疲れない、大人の“のっけ丼”──甘塩鮭と梅ごぼう/ローストビーフと野菜のチラシ寿司/焼き油揚げとおろしちりめんじゃこ

いつもの鮭を酢煮に。梅の風味も爽やか

「夏は暑くて鮭を焼くのも億劫かもしれません。目先を変えて梅も加えた“酢煮”は?」(角田真秀さん)。塩分が強い塩鮭は甘酢で煮るとほどよい塩気に、梅の酸味もフルーティーなアクセントに。

【材料(2人分)】

甘塩銀鮭…2切れ

ごぼう…12cm

A[酢…150ml、砂糖…大さじ2、梅干し…1個、生姜…1/2かけ(うす切り)

ご飯…適量

【作り方】

1. ごぼうは3〜4cm長さに切り、縦に4等分して、水にさらして水気を切る。鮭はキッチンペーパーで水気を拭き、小骨を取りのぞく。

2. フライパンにAをすべて入れ中弱火にかけ、砂糖が溶けたら鮭、ごぼうを加えて中弱火で6分ほど煮る。器に盛ったご飯にのせる。

ローストビーフと野菜のチラシ寿司

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夏ののっけ丼に、白ワインビネガー酢飯

「酢飯を作っておくと、市販のローストビーフや香草をのせるだけで簡単&満足な一品に。夏にイチ押しなのが白ワインビネガーだけで作る酢飯」。酸味がキリッ、食欲もより進む。

【材料(2人分)】

米…1合

ローストビーフ(市販品)…80g

クレソン…適量

白ワインビネガー…大さじ1/2

バルサミコビネガー…大さじ1

醤油…小さじ2

【作り方】

1. 米を炊いて白ワインビネガーをまわしかけ、切るように混ぜておく。

2. バルサミコビネガーは小鍋に入れ、弱火にかけて半分くらいに煮詰めて醤油と合わせる。

3. 器に1の酢飯を盛り、ローストビーフを並べ、2のバルサミコ醤油をかける。5cm長さに切ったクレソンを添える。

焼き油揚げとおろしちりめんじゃこの酢醤油丼

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大根おろしに酢、で 後味さっぱり

「最近の油揚げは良質な油で揚げたものが多いので、あえてオリーブ油で表面をカリッと焼いて、風味を引き出しています」。大根おろし+酢もポイント。「後味がさっぱりします」

【材料(2人分)】

油揚げ…1枚

ちりめんじゃこ…ひとつまみ

大根…100g

酢…小さじ2

醤油…大さじ1

オリーブオイル…小さじ2

ご飯…適量

【作り方】

1. 大根はおろして軽く水気を切り、ちりめんじゃこ、酢、醤油と合わせておく。

2. フライパンにオリーブオイルを熱し、油揚げの表面を焼く。取り出して2cm幅の短冊切りにする。

3. 器にご飯を盛り、2、1をのせる。

あっさりなのに、ご飯がすすむ! 食べ疲れない、大人の“のっけ丼”

調理はフライパンか鍋ひとつ、あるいは混ぜるのみ。しかも最小限の調味料で手軽においしく作れる“のっけ丼”レシピを紹介してくれた、料理研究家の角田真秀さん。一番のポイントが、“夏に思わず食べたくなる”味付けだ。

「年々暑さが増し、おいしいと感じる味は変化しています。10年前は『酸っぱいかな?』と思った味も今だとちょうどよく感じられたり。今回はシンプルで食べ疲れしない味に仕上げました」

どのレシピも夏に欲しくなる“酸味、ほどよい塩味”が食欲を刺激。元気に乗り切りたい今の時季にぴったり。

食べ疲れない“丼”3カ条

[爽やかな酸味でシャキッと食欲も刺激。]

[塩辛すぎない、ほどよい塩味。]

[食材の旨みを利用し、調味料は最小限。]

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角田真秀さん(すみだ・まほ)

料理研究家

シンプルで素材と調味料の組み合わせが新鮮な料理が人気。雑誌やWEB、行政の広報雑誌等にレシピを提供。新刊は『からだが整う「酢」の料理』。

『クロワッサン』1147号より