「紅白に黄信号?」フジの「不適切な会合」に出席した福山雅治を巡るNHKのジャッジは……

思わぬスキャンダルで紅白に「黄信号」が?(’22年8月)

「不適切な会合」に出席した「男性有力番組出演者」

福山雅治(56)が8月26日、都内で行われた主演映画『ブラック・ショーマン』(9月12日公開)のPRイベントに出席。有村架純(32)や成田凌(31)ら共演者とともにレッドカーペットに登場してファンを沸かせた。

フジテレビの一連の問題を巡って設置された第三者委員会が、フジの元専務(当時)・大多亮氏(66)が主催する「不適切な会合」に出席した「男性有力番組出演者」がいたと報告したが、それが福山だったと8月18日発売の『女性セブン』が報じた。第三者委員会の調査報告書によれば、この会合では「下ネタ的な性的内容」が飛び交い、参加した一部の女子アナが不快感を示したという。

福山は同誌のインタビューに応じ、《どうやってお詫びすればいいのか? 悩み、考え続けていた》《今回の取材を通じて不快な思いをされたかたへのお詫びの思いが伝わることを願っております》などと語った。また、所属事務所も同日の早朝に声明を発表。福山が同誌のインタビューに応じた意図などを説明した。

「報告書によると、会合は’05年前後から福山が’15年に結婚した後も継続され、’19年まで年に1~2回のペースで開催したといいます。フジは当該の会合について各メディアに、《福山雅治氏によるハラスメント行為があったという申告は確認されておりません》とコメント。所属事務所としては、主演映画のプロモーションが本格始動する前に〝火消し〟したかったはずで、何とか上手く収めた形です」(テレビ局関係者)

紅白に「黄信号」か!?

『女性セブン』の発売日に民放各局、各スポーツ紙、一般紙、WEBメディアがこのニュースを報じて波紋がひろがった。今後、福山が『ブラック・ショーマン』の宣伝でフジの番組に出演するかが注目されているが、フジがこの映画の製作委員会に出資している関係で、映画のCM自体はすでに同局で流れている。さらに同映画の公開を記念して、9月13日、20日、10月4日に福山主演の『ガリレオ』シリーズ3作品を放送することが発表された。

「やはり第三者委員会の報告書でセクハラ行為を指摘された『男性番組有力出演者』であることを『週刊文春』ですっぱ抜かれた『とんねるず』の石橋貴明(63)、そして、会合で不適切な行為をしたというU氏(第三者委員会報告書上の表記)は現在、フジを出禁状態となっている。ただ、福山は今後もフジの番組に出られるでしょう」(芸能記者)

この件はNHKのニュース番組でも報じられたが、夏の甲子園中継ではテーマ曲である福山の楽曲『甲子園』が継続起用された。NHKは今回の報道について「問題なし」とのジャッジを下したかのように受け取れるが、そうではないという。

「8月9日、福山は故郷・長崎に原子爆弾が投下されてから丸80年の節目の日に、同市の山王神社に現存する被爆クスノキを題材にした楽曲『クスノキ─500年の風に吹かれて─』を一般の参加者5000人とともに歌唱。その模様はNHKの音楽特番『MUSIC GIFT』で生中継されました。

もし、『女性セブン』の記事が8月9日より前に出ていたら状況は変わっていたのではないでしょうか。そろそろNHKは大みそかの『紅白歌合戦』に向けて歌手選考を行う時期です。さすがに、福山の紅白出場は難しいのでは、という声もありますが……」(同前)

NHKに今回の福山の「不適切な会合」についての見解を尋ねると、次のような回答だった。

「NHKとしては、出演者のみならず関係者全体の心身の健康に配慮し、安心・安全な環境の確保に組織的に取り組んでおります。なお、個別の楽曲の選定については自主的な編集判断のもと総合的に判断しています」

また、この件が紅白の歌手選考に影響するのかを尋ねたところ、「個別の番組の制作過程については回答を控えます。出演者については、自主的な編集判断のもと、選定しています」とのことだった。

〝風〟がどう吹くかにかかっている

福山は昨年まで紅白に16年連続、17回の出場を果たし、’20年から’24年は白組のトリ、そのうち’22年は大トリを務めている紅白に欠かせない歌手の1人だ。福山はすでに12月31日には神奈川・Kアリーナ横浜で毎年恒例のライブイベント『福山☆冬の大感謝祭 其の二十三』を開催することが発表済みなので、もし紅白に出演する場合は会場からの中継になると思われるが……。元NHK職員でジャーナリストの中村真二氏はこう話す。

「福山さんの今回の案件ですが、具体的な被害がハッキリしていません。高校野球中継の件はNHKとしても非常にジャッジが難しかったはずです。テーマ曲を取りやめるのは、結構な損害や面倒をかける人が出てくるので、NHKにとってはリスクがある。具体的な被害がハッキリしていない状況だったために、高校野球中継のテーマ曲としての使用は継続したのでしょう」

例年、紅白出場歌手が発表されるのは11月中旬。それまで3ヵ月ほど時間があるが、今後の〝風〟がどう吹くかに福山の紅白出場がかかっているという。

「今後、世間の福山さんの案件に対する見方が極めてネガティブになった場合は出場させないということもあると思います」(中村氏)

中村氏によると、紅白の選考基準はまず「今年の活躍」。CDや配信の売り上げデータ、歌詞やダンスが流行るなど社会現象になったかなどを参考にして選考するという。さらに、「その年のテーマに沿った楽曲を歌えるか」。そのため、出場歌手がその年のヒット曲ではない楽曲を歌唱することも多々あるのだとか。

そして最も重要な点として、世間の〝声〟が大いに関係するというのだ。

「『見たい歌手』などのアンケートをしています。ですから、福山さんに対してネガティブな声が多くなった場合は『見たい歌手』には入らないでしょう。また、会長やメディア総局長もどんどん現場に意見するので、上層部の意見によっては、福山さんを出すか出さないかギリギリまで揉める可能性もありそうです」(同前)

つまり、今月に公開される映画がヒットすれば、今回の騒動を吹き飛ばしてあまりあるほどの〝追い風〟になりそうなのだ。福山にとっては、いつにもまして映画の成功が望まれることだろう。

 

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