トランプ大統領、保守派活動家カーク氏を「自由の殉教者」と追悼

(ブルームバーグ): トランプ米大統領は21日、今月銃撃され死亡した保守派活動家チャーリー・カーク氏の追悼式で、同氏を「米国の自由の殉教者」とたたえた。妻のエリカ・カーク氏は、夫を銃撃して死亡させた男を許すと語った。

  トランプ氏はアリゾナ州グレンデールのスタジアムに集まった数万人の参列者を前に「あの日、この米国の自由の伝道者は不滅となった」と述べ、「彼は今や米国の自由の殉教者だ」と強調した。

  トランプ氏はカーク氏から全米各地のイベントに急きょ出席するよう頼まれたことがあったとし、「チャーリーを決して落胆させたくなかった。彼はあまりにも懸命に働いたので、彼を失望させたいとは思わないだろう」と話した。

Memorial Service Held For Slain Conservative Activist Charlie Kirk At State Farm Stadium

  保守系非営利団体ターニング・ポイントUSA(TPUSA)を設立したカーク氏は10日、ユタ州の大学でのイベント中に銃撃を受け死亡。31歳だった。

  タイラー・ロビンソン被告(22)が殺人などの罪で起訴されており、州検察は死刑を求刑する方針を示している。犯行の動機は依然として明らかになっていない。

  トランプ政権の閣僚の多くも参列した追悼式は、若い保守派を代表していた有力インフルエンサーを称賛する場となった。それだけでなくトランプ氏は2026年の中間選挙に向け有権者を結集させるため、この機会を利用して支持層を鼓舞した。

  同氏はリベラル派を激しく非難し、暴力を助長していると自身が非難する団体に対する捜査を継続すると表明した。

Memorial Service Held For Slain Conservative Activist Charlie Kirk At State Farm Stadium

   トランプ氏はカーク氏について、「敵を憎まなかった。相手のために最善を願っていた」と指摘した上で、「そこが私とチャーリーの違いだ。私は敵を憎む。そして相手に最善を願ったりはしない」と述べた。

  さらにトランプ氏は、シカゴでの犯罪抑止に向けて連邦当局を投入するという、かねてからの計画を裏付けるとし、「シカゴに行くときにはチャーリーのことを強く念頭に置く」と語った。「堕落した暗殺者」はカーク氏殺害の罪で起訴されたとも述べ、「神のご加護があれば極刑を受けることになる」と付け加えた。

Memorial Service Held For Slain Conservative Activist Charlie Kirk At State Farm Stadium

  その直前には、妻のエリカ氏が夫の遺志を継ぎ、夫が始めた保守運動にさらに多くの大学や学生を参加させていくと誓った。エリカ氏は夫をしのび、数時間に及んだ追悼式の終盤で涙ながらにスピーチを行った。式典はカーク氏のキリスト教信仰が焦点となっていた。

  エリカ氏は夫を殺した男について「私は彼を許す」と語った。許しは「キリストがしたことでもあり、チャーリーならそうするからだ」と述べた。

  式典を通じ、バンス副大統領やルビオ国務長官、ギャバード国家情報長官を含む閣僚らは、キリスト教と自らの信仰がカーク氏の信仰とどのように重なるかを説明し、政府と宗教が交わる場面となった。

Memorial Service Held For Slain Conservative Activist Charlie Kirk At State Farm Stadium

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原題:Trump Calls Kirk ‘Martyr’ as His Wife Forgives Shooter (4) (抜粋)

--取材協力:Nancy Cook.

(詳細を追加して更新します)

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