【桜至郎の競馬こばなし 縦〝桜〟無尽】マルガに続く白毛のアイドル候補! 愛され娘のスノーエルヴァ 「このきょうだいはみんな性格がいい」「絶対に人気が出る」

白毛のアイドルホース候補スノーエルヴァ=2025年5月、美浦トレセン(撮影・和田稔夫)

先日、美浦トレセンで取材中に、2歳ゼッケンをつけたひと際目立つ白毛馬が目に入りました。美浦所属で白毛の現2歳といえば、すぐに思い浮かぶのはスーホ(美浦・上原佑紀厩舎、牡、父モーリス)です。2024年のセレクトセールにおいて白毛歴代最高額の1億9000万円(税抜き)で落札された素質馬。同い年のいとこで、同じく白毛のマルガ(栗東・須貝尚介厩舎、牝、父モーリス)は7月12日の新馬戦(函館芝1800メートル)を2歳コースレコードで制して大きな注目を集めています。

スノーエルヴァの母カスタディーヴァ=2017年6月、函館競馬場

見かけた馬について調べてみると、名前はスノーエルヴァ(美浦・田村康仁厩舎、牝、父フィエールマン)。血統表を見て、ようやく白毛の理由が分かりました。同じ田村厩舎だった母カスタディーヴァはニュージーランド産の白毛馬。同厩に所属していた(現在は笠松)半兄のアオラキ(父ゴールドシップ)も白毛馬で、多くのファンを集めています。関係者の方々にお話しをうかがってきました。

「このきょうだいはみんな性格がいいんですよ。そういうところがよく似ている。スタッフからもすごくかわいがられているよ」

まず、田村調教師がスノーエルヴァの魅力を教えてくれました。白毛で顔もかなりキュートなうえに、性格までいい。ますます人気が出そうな気がしてきました。10日に美浦坂路で初時計の4ハロン55秒7―13秒6を出し、取材した18日は同55秒2―12秒9をマーク。トレーナーは「帰厩してから順調に時計を詰めてきています」と確かな成長を口にします。気になるデビュー時期については「(秋の)東京開催のどこかで、まずは芝でデビューさせようと思っています」とのことでした。

スノーエルヴァの半兄アオラキ=2022年6月、函館競馬場

次に、追い切りに2回ともまたがっている土田真翔騎手にも話を聞きました。「少しずつ動けるようになってきていますよ。先週より強めに負荷をかけられているので、成長しているのかなと思います」と、トレーナーと同じように成長を実感していました。性格がいいという点も聞いてみると、「そうですね。性格もいいし、おっとりしていてかわいい感じです。調教に行けば一生懸命走りますし、絶対に人気が出ると思いますよ」と笑顔でした。

まだそれほど世間から注目を集めていないであろうスノーエルヴァ。馬名の意味は「雪の+妖精(スウェーデン語)」です。白毛のアイドル候補を、青田買いのつもりで今後も追いかけていきたいと思います!(東京サンケイスポーツ・吉田桜至郎)