朝ドラ「あんぱん」9月25日第129回【あらすじ】“人気漫画家”嵩(北村匠海)の予定を調整しながら…のぶ(今田美桜)が向かう「ある場所」

柳井嵩(北村匠海)、のぶ(今田美桜)(C)NHK

女優の今田美桜がヒロイン柳井のぶを演じるNHK連続テレビ小説「あんぱん」(総合など)の第129回が25日、放送される。物語は残り2話。アニメ「それいけ! アンパンマン」が放送され、「やないたかし」の名が日本中に広まる。

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母たちとの旅行から戻ったのぶは、現像を頼みに立ち寄った写真店で、店主の堀井満(石橋蓮司)から、3歳の孫がアンパンマンの大ファンで毎晩読み聞かせをせがまれると聞かされた。さらに「愛情を込めて残されたものは廃れません。繰り返し読まれることで良さが増すはずだ。先生にもっと描いてください」と励まされ、のぶは弾む気持ちで帰宅した。

(左手前から時計回りに)朝田蘭子(河合優実)、八木信之介(妻夫木聡)、木月アキラ(齊藤友暁)、粕谷将暉(田中俊介)(C)NHK

嵩にその話を伝えると、子供は純粋な批評家だと実感した嵩は改めて作品と真剣に向き合う覚悟を固める。ミュージカルを通じて悪役が足りないと気づいた嵩は「チャーミングな愛すべき悪役」として「ばいきんまん」を完成させた。悪役でありながら憎めないばいきんまんは子供たちに人気を博した。

のぶの妹、朝田蘭子(河合優実)もばいきんまんのことが気になっていて、その誕生理由を尋ねた。嵩はどちらも「わざと外している」と語り、それが健康な社会だと説明。人間の体にもいい菌とバイキンがあってバランスが保たれていることに触れ、それが健康な世の中だと話した。のぶも「みんなが同じものを見て、おんなじような発想をする世の中は危険や、そんなの嘘っぱちやって、蘭子にも言われたきね」と続け、かつて周囲に流され自分を見失った経験を思い返した。蘭子は「そんな時代に戻らないように、描き続けてください」と頼んだ。その場にいた八木信之介(妻夫木聡)は複雑な表情を浮かべ、蘭子に「俺は卑怯者だろうか?」と告白。自身の壮絶な従軍体験と戦争の記憶を語った。震えながら涙を流す八木を蘭子はやさしく抱きしめた。

(右)柳井嵩(北村匠海)(C)NHK

一方、嵩の創作意欲は止まらず、その後もカレーぱんまん、おむすびまん、しょくぱんまんといった新キャラクターを生み出した。のぶはワクワクが止まらなかった。

そんなある日、アンパンマンをテレビアニメ化したいというテレビプロデューサー、武山恵三(前原滉)が柳井家を訪れた。まるで生き字引のようにアンパンマンに詳しい武山は、作品の世界観を絶賛。もっと多くの人にアンパンマンを知ってほしいと訴えたが、嵩の表情は渋かった。以前にも一度アニメ化の話はあったが、アンパンマンが悪者をコテンパにやっつける話にされそうになり、断っていた。武山は自分はそんなことはしないとアピールするが、嵩は「キミはそう思っても、テレビ局の上の人たちはどうかな? 僕はアンパンマンを傷つけられたくないんだよ」と慎重だった。

しかし諦めきれない武山は、再び柳井家を訪問。嵩が不在だったため、自身の思いをのぶに託した。「私は、弱くてカッコ悪いアンパンマンを、尊敬せずにいられないんです」という熱意をぶつけられたのぶは、「この人なら、アンパンマンを預けていいと思ったの」と嵩に伝えた。考え込んだ嵩は武山に電話。「僕は、あなたのこともテレビ局のこともまだ信用していません」と前置きしつつ、「でも、うちのカミさんのことは信用してるんです。だから、やりましょう」と伝えた。

嵩は主題歌の歌詞も担当することになり、番組の顔である主題歌にメッセージを込めたいと考えた。翌朝、書き上がった歌詞を見たのぶのなかにさまざまな思いが込み上げた。

昭和63(1988)年秋、声優たちのアフレコが始まり、嵩は制作過程で妥協を許さなかった。

「あんぱん」第129回あらすじ

2年がかりで完成した「それいけ! アンパンマン」が放送され、のぶと嵩をはじめ、それぞれが思いを巡らせる。こうしてアンパンマンとやないたかしの名は日本中に広まることとなる。人気漫画家となった嵩のスケジュールを調整するのぶ。ある日、彼女が出かけた先は…。

「あんぱん」とは?

人気アニメ「アンパンマン」の原作者として知られるやなせさんと小松暢さんの夫婦をモデルにした朝ドラ。生きる意味も失っていた苦悩の日々と、それでも夢を忘れなかったヒロインとその夫の人生を描く。脚本は中園ミホさん。主題歌「賜物」をRADWIMPSが歌い、「語り」を同局の林田理沙アナウンサーが務める。27日に最終回が放送される。