人気スタイリスト福田麻琴さん。キャリアを中断して子どもとカナダで親子留学をスタート
今年の4月から小学校を卒業した息子さんと一緒に、カナダ・バンクーバーでの親子留学をスタートさせた、スタイリスト福田麻琴さん。渡航の前日にInstagramで公表されたので、突然のことに驚いた方もいらっしゃるのではないでしょうか? 今回は、親子留学を始められた理由や、数ヵ月過ごされた今の状況などを伺います。
いつか親子留学をしたい! という気持ちを数年越しに叶えて、スタイリスト福田麻琴さんがカナダで留学生活をスタート

人気スタイリスト福田麻琴さん。キャリアを中断して子どもとカナダで親子留学をスタート
編集部:このタイミングで親子留学を始められた理由を教えてください。
福田さん:いつか親子留学をしたいなと思っていて……子どもが小学校を卒業したタイミングで思いきって決断しました。
子どもが保育園から小学校に上がるタイミングで、子どもと2人で、春休みを使って2週間くらいセブ島で親子留学をしたことがあるんです。同じ敷地内で、私はマンツーマンで英語のレッスン、子どもはグループレッスンを受けて、レッスンが終わったら自由時間で一緒に海や公園に行って楽しむというような時間でした。2人ともこの経験が楽しくて、成功体験として記憶に残っていたので、それ以降「違う環境で暮らしてみたらどうなるんだろう」と考えるようになりました。
でも、私はスタイリストという仕事が大好きだし、子どもも学校や友達が大好きだったから、タイミングがないまま月日は過ぎていきました。
そこから数年経ったあるとき、セブ島での親子留学後も、今も、私の仕事の忙しさは何も変わっていなくて、もう自分が「やるか、やらないか」だけだと気づいたんです。
継続的に仕事をいただけて、忙しくできていることはそれはそれで本当に幸せで、これからも順調で平和な暮らしが送れるだろうという安心感はあります。だけれど、新しいことを始めるのに期限はないけれど、体力には限界がある。今なら、もう一回ゼロから始めようというエネルギーがあるし、行動に移せる。そんな気持ちと、子どもが小学校を卒業するというタイミングが重なって「今だ!」と思いました。自分でやるぞと決めない限り、いつだって「今じゃない」状態が続くと腹を括りました。
親子留学で子どもに望むことは、「違いを受け入れることが当たり前になってほしい」
編集部:留学を通して、お子さんに「こうなってほしい」という気持ちはありましたか?
福田さん:英語を習得させたいというよりは「いろんな違いを知っている人」になってほしいという気持ちがあります。30歳のときにワーキングホリデーでパリに留学したときに感じたのですが、フランスは多人種・多文化の国でそれぞれの人がもっている文化、食べ物、宗教、習慣が入り乱れながら国が成り立っているのがおもしろかったんです。その違いを受け入れずには生きていけないというか……寛容さはもちろんですが、まぁいいか! みたいな適当さもサバイブしていくうえで必要な能力だと思っているので、そういった感覚を身につけてくれたらいいなという願いはありました。
息子は髪の毛が長いのですが、本人は切りたくない、でも女の子みたいって言われたくない。そういうモヤッとした気持ちが以前はあったのですが、カナダに来てからは自由になったようです。だれも気にしていないので(笑)。いろんな違いを知って、彼自身もだれかの違いを受け入れられるようになったら素敵だなと思っています。
スタイリスト福田さんが親子留学の地にカナダを選ばれた理由
編集部:親子留学の地としてカナダを選んだ理由はなんですか?
福田さん:多人種・多文化の国がいいと思っていたので、カナダを選んだのはひとつの理由です。カナダに来てから息子のクラスの集合写真をもらった時に、髪の色や肌の色などわかりやすい見た目の違いから、それぞれの子どもが持っているバックボーンの多様さにさっそく驚いたところです。
もしリモートでできる仕事を残せるなら時差の少ないオーストラリアはいいなという気持ちはあったのですが、最終的にはビザの問題でカナダを選びました。
ほかにはカナダにはいとこや知り合いがいる、というのもとても大きな理由でした。以前フランスに留学したときも、人の紹介で、人と繋がりがある状態で行ったんです。ゼロから自分で切り開いていくとなると……想像しただけでやせちゃいそうです(笑)。