『あんぱん』高知で最終回を見る会。松嶋菜々子「登美子のストレートな発言は役柄として必要」中園ミホ「最終回にはやなせさんのエッセイの言葉をたくさん散りばめた」
今田美桜さんがヒロインを務める連続テレビ小説『あんぱん』(NHK総合/毎週月曜~土曜8時ほか)。子どもたちの人気者・アンパンマンを生み出したやなせたかしさんと、妻・暢さんの夫婦をモデルとした物語です。
【写真】アンパンマンのぬいぐるみを抱いたのぶ
<柳井のぶ>を今田さん、<柳井嵩>を北村匠海さんが演じ、逆転しない正義を体現した『アンパンマン』を生み出した嵩とのぶの物語は9月26日放送された第130回で終わりを迎えました。
NHK高知放送局では、高知県内の会場で、『あんぱん』最終回を見る会を開催しました。
会場には、登美子役の松嶋菜々子さん、脚本を担当した中園ミホさん、チーフ演出を担当した柳川強エグゼクティブ・ディレクターを迎え、約1300人が来場しました。
参加した松嶋さん、中園さん、柳川さんがコメントを発表しました。
登美子のストレートさは必要なもの
登美子役の松嶋菜々子さんのコメントは以下の通り。

(『あんぱん』/(c)NHK)
今田美桜さんには「1 年間、本当にお疲れ様でした」という思いでいっぱいです。現場では、いつも明るく頼りがいのあるヒロインだったので、安心して見守っていました。
登美子のストレートな発言は役柄として必要なもので、どのセリフも迷わず、気持ちよく言い切ることができました。
中園さんが描かれるキャラクターは、言いたいことをズバッと口にするはっきりした人物が多いので、登美子が毒舌をはかない場面では、少し物足りなさを感じることもありました(笑)。
間違っていると思えばオブラートに包まず発言する点は、のぶさんとも重なる部分でしたし、嵩(北村匠海)が母親に似た人を好きになるという細やかな演出も、とても好きでした。
最終週まで登美子を演じることができて、本当にうれしかったです
優しい言葉の奥に深い感情
脚本の中園ミホさんのコメントは以下の通り。

(『あんぱん』/(c)NHK)
最終回についてはやなせたかしさんのエッセイの中で書かれている言葉をたくさん散りばめていて、のぶが新聞記者のインタビューに答えているシーンも、暢さんの言葉そのものです。やなせ夫妻は、本当にドラマで演じられたような夫婦だったんじゃないかなと思っています。
やなせたかしさんの作品は、みんなが知っている優しい言葉を使っていますが、この作品を描いてやっと言葉の奥にある深い感情が分かった気がしました。「アンパンマン」が体現するメッセージは、全てやなせ哲学だと思っています。
この作品を見てくださった多くの人たちに知ってもらえたらと願っています。そして、ひとかけらのパンを待っている子どもたちのことを考えていただけたら嬉しいです。
高知の空にアンパンマン
チーフ演出を担当した柳川強エグゼクティブ・ディレクターのコメントは以下の通り。

(『あんぱん』/(c)NHK)
高知の皆さんの熱狂を感じつつ最終回を見ることができました。いろんな想像力を最終回の最後の青空に託しました。高知で見ると、高知の空にアンパンマンが飛んでいる感じがしました。
のぶと嵩が話す8分を超えるシーンに関しては、本番1回で撮りました。
芝居を固めるのが嫌で、リハーサルもしませんでしたが、今田美桜さんと北村匠海さんと相談したところ、お二人とも「リハーサルはなしでいい」ということでした。
本番1発勝負の方が、緊張感もあり、2人も1年間のぶと嵩として暮らしてきた思いもでてくるので、このような撮影にしました。
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朝ドラ通算112作目となる『あんぱん』は、子どもたちの人気者<アンパンマン>を生み出したやなせたかしと、小松暢の夫婦をモデルとした物語。
ヒロインの<朝田のぶ>を今田美桜さん、<柳井嵩>を北村匠海さんが。のぶの母・羽多子を江口のりこさん、のぶの妹・蘭子を河合優実さん、メイコを原菜乃華さん、嵩の母・登美子を松嶋菜々子さん、謎のパン職人・屋村草吉役を阿部サダヲさんが演じました。
林田理沙アナウンサーが語りを、脚本は中園ミホさんが担当。主題歌『賜物』はRADWIMPSが手掛けました。