「母が難色を…」結婚前に告げられた、相手方が気にしていること/家族を忘れた父親との23年間(20)

結婚のことだけど
記憶を失った父とどう向き合うべきだったのか…。
胸をえぐる実話のエピソード。
1996年夏。高校1年生のエミさんは、サラリーマンの父、専業主婦の母、中学2年生の妹と平穏に暮らしていました。しかしある日、父・ヒロシは脳にできた腫瘍が破裂した影響で、半身まひや失語症の障害を負ってしまいます。さらに記憶能力が大幅に欠如し、家族の顔さえ分からなくなっていくのでした。
突然の事態に戸惑いながらも回復を信じ父親を支える家族たちは、一緒に暮らすにつれて徐々に厳しい現実を突きつけられていきます。思春期、就職、結婚、出産と、人生のステージが進むにつれ、エミさんは「父とどう向き合うべきなのか」に葛藤が生まれていき…。
脳に障害を負った父親を支える家族の、葛藤のエピソードをお送りします。
※本記事は吉田いらこ著の書籍『家族を忘れた父親との23年間』から一部抜粋・編集しました。

登場人物
避けられない問題

結婚に向けて動き出した

母親が難色示してて

お父さんのことちょっと気にしてて

ちゃんと説明してくれなかったの?

当時の私は知らなかった

当たり前なのに

私って本当にバカだな…

相談したいことがあるんだけど…
著=吉田いらこ/『家族を忘れた父親との23年間』