植草克秀、涙「みんなに泣いてもらおうと思ったのにバカだよね、俺」 少年隊の伝説のミュージカル『PLAYZONE』ひとりで再現

「PLAYZONE」の世界観を一人で届けた植草=東京・文京区(撮影・塩浦孝明)
歌手、植草克秀(59)が12日、東京・文京区の東京ドームホテルで少年隊のデビュー40年を記念したディナーショーを開催した。1986~2008年に上演したグループの主演ミュージカル「PLAYZONE」から名場面を凝縮。劇中でメンバーの錦織一清(60)や東山紀之氏(59)が歌唱した楽曲をカバーするなど、ファンを〝あの頃〟へといざなった。

当時を思い出し、涙する場面もあった=東京・文京区(撮影・塩浦孝明)
東京ドームホテルの宴会場がプレゾンの聖地、青山劇場(2015年閉館)と化した。植草は演劇とショータイムの2幕構成から名場面を〝再現〟して胸を張った。
「23年間やった映像を全部見て、記憶を掘り起こした。音を聴くと、当時を思い出します。皆さんがプレゾンを見た感覚になったらうれしいね」
セットリストはヒットソングメドレー4本、劇中歌コーナー2本の計33曲で構成。「シングル曲もプレゾンで全部でやった」というプレゾン尽くしのステージだ。
オープニングメドレーは少年隊のデビュー曲「仮面舞踏会」など8曲をノンストップで歌唱。終盤にも「デカメロン伝説」「stripe blue」「ABC」などヒット曲を並べた。
劇中歌は「当時の音のまま」で、過去のステージ映像とコラボして名場面を復刻。98~02年と89~91年の2期に分け、数々の名曲を届けた。
クライマックスは錦織と東山氏の劇中歌カバーだった。東山氏の「Ever Dream」(千年メドレーより)は激しい振り付けも〝完コピ〟。錦織の「あの日…」は、しっとりと歌った。

デビュー40年記念ディナーショーに臨む植草克秀=東京ドームホテル(撮影・塩浦孝明)
続く「かがやきの日々」では歌い出しで涙腺が崩壊。ファンが代わりに歌いつなぎ、会場が一体に。なんとか最後まで歌い踊った植草は「3人でやっているときにすごく大変だった思い出があって…」と振り返り、「みんなに泣いてもらおうと思ったのにバカだよね、俺」と照れ笑いした。
12月12日の少年隊デビュー40周年記念日は、大阪でディナーショーを行う。「3人の曲を歌い続けられるのはニシキとヒガシに感謝なんです。俺は『王道』をやり続けなきゃ」。〝これから〟もど真ん中を突き進む。(渡邉尚伸)
★乾杯あいさつでマッチ衣装着用
乾杯のあいさつ時は先輩歌手、近藤真彦(61)のツアー特製スウェットを着て登場。この日郵送で届いたが「メッセージは何もないよ。『なに勝手に着てんだよ』と怒られそう」と背筋を伸ばした。ディナーショーは13日に東京公演、11月9日に名古屋公演も行い、2026年はライブのアンコール公演として1月12日に名古屋公演、2月6日に大阪公演、同26日に東京公演が控えている。

デビュー40年記念ディナーショーに臨む植草克秀=東京ドームホテル(撮影・塩浦孝明)