年金、ふつうの人は「厚生年金と国民年金」を月いくらもらってるの?みんなの平均年金受給額をチェック!

年金、ふつうの人は「厚生年金と国民年金」を月いくらもらってるの?みんなの平均年金受給額をチェック!
老後の生活を支える年金ですが、実際のところ「ふつうの人はいくらもらっているの?」と気になる方もいるのではないでしょうか。
日本の公的年金は「2階建て構造」と呼ばれ、すべての人が加入する国民年金(基礎年金)と、会社員や公務員などが加入する厚生年金の2つで成り立っています。
この記事では、厚生労働省の最新データをもとに、60歳代から90歳以上までの年代別・男女別の平均年金額を紹介します。
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国民年金と厚生年金とは?
日本の公的年金は「2階建て構造」になっています。

公的年金の2階建て構造
【1階部分】国民年金(基礎年金)
日本に住む20歳以上60歳未満のすべての人が加入します。
自営業や学生、会社員、公務員、その配偶者など、職業に関わらず共通して加入し、老後や障害、死亡などに備えるための基礎的な年金です。
保険料は一律で、納付方法については給与天引きや自分で納付する方法など、被保険者の種別によって異なります。
【2階部分】厚生年金
会社員や公務員など、事業所に勤務する人が加入する制度です。
国民年金(基礎年金)に上乗せされる形で給付され、老齢厚生年金・障害厚生年金・遺族厚生年金などが支給されます。
保険料は給与から天引きされ、事業主と本人が折半して負担します。
国籍や性別、年金受給の有無にかかわらず、70歳未満で適用事業所に常時雇用されていれば加入対象です。
かつて公務員や私立学校教職員が加入していた共済年金は、制度の一元化により厚生年金保険に統合されています。
【60歳代・70歳代・80歳代・90歳以上】国民年金と厚生年金の平均月額一覧表《1歳刻み》
厚生労働省年金局「令和5年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」のデータをもとに、60歳代・70歳代・80歳代・90歳以上の平均年金月額を紹介します。
【60歳代】国民年金の平均月額

【60歳代】国民年金の平均月額
・60歳:4万3638円
・61歳:4万4663円
・62歳:4万3477円
・63歳:4万5035円
・64歳:4万6053円
・65歳:5万9599円
・66歳:5万9510円
・67歳:5万9475円
・68歳:5万9194円
・69歳:5万8972円
【70歳代】国民年金の平均月額

【70歳代】国民年金の平均月額
・70歳:5万8956円
・71歳:5万8569円
・72歳:5万8429円
・73歳:5万8220円
・74歳:5万8070円
・75歳:5万7973円
・76歳:5万7774円
・77歳:5万7561円
・78歳:5万7119円
・79歳:5万7078円
【80歳代】国民年金の平均月額

【80歳代】国民年金の平均月額
・80歳:5万6736円
・81歳:5万6487円
・82歳:5万6351円
・83歳:5万8112円
・84歳:5万7879円
・85歳:5万7693円
・86歳:5万7685円
・87歳:5万7244円
・88歳:5万7076円
・89歳:5万6796円
【90歳代】国民年金の平均月額

【90歳代】国民年金の平均月額
・90歳以上:5万3621円
国民年金の平均月額は65歳以降で約5万円台で推移しています。
年代が上がるにつれて受給額はやや減少し、生活費をまかなうには十分とはいえません。
そのため、厚生年金や個人年金、貯蓄などによる補完が必要です。
【60歳代】厚生年金の平均月額

【60歳代】厚生年金の平均月額
・60歳:9万6492円
・61歳:10万317円
・62歳:6万3244円
・63歳:6万5313円
・64歳:8万1700円
・65歳:14万5876円
・66歳:14万8285円
・67歳:14万9205円
・68歳:14万7862円
・69歳:14万5960円
【70歳代】厚生年金の平均月額

【70歳代】厚生年金の平均月額
・70歳:14万4773円
・71歳:14万3521円
・72歳:14万2248円
・73歳:14万4251円
・74歳:14万7684円
・75歳:14万7455円
・76歳:14万7152円
・77歳:14万7070円
・78歳:14万9232円
・79歳:14万9883円
【80歳代】厚生年金の平均月額

【80歳代】厚生年金の平均月額
・80歳:15万1580円
・81歳:15万3834円
・82歳:15万6103円
・83歳:15万8631円
・84歳:16万59円
・85歳:16万1684円
・86歳:16万1870円
・87歳:16万2514円
・88歳:16万3198円
・89歳:16万2841円
【90歳代】厚生年金の平均月額

【90歳代】厚生年金の平均月額
・90歳以上:16万721円
厚生年金の平均月額は、65歳で約14万6000円、70歳代~90歳代では約14万~16万円前後です。
国民年金よりも受給額が高く、老後の生活の中心的な収入源になります。
ただし、現役時代の収入や加入期間によって大きな差があります。
退職後の生活を安定させるためには、貯蓄や私的年金との併用が重要です。
【全体と男女別】国民年金と厚生年金の平均年金月額
続いて、厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」のデータをもとに、国民年金と厚生年金の全体と男女別の平均年金月額を見ていきましょう。
国民年金の平均年金月額は5万7584円

国民年金の平均年金月額は5万7584円
・〈全体〉平均年金月額:5万7584円
・〈男性〉平均年金月額:5万9965円
・〈女性〉平均年金月額:5万5777円
国民年金の平均受給額は全体で約5万8000円とされています。
男性が約6万円、女性が約5万6000円で、女性の方がやや低い傾向にあります。
老後の生活を支えるにはこの金額だけでは不十分で、追加の備えが必要です。
厚生年金の平均年金月額は14万6429円

厚生年金の平均年金月額は14万6429円
・〈全体〉平均年金月額:14万6429円
・〈男性〉平均年金月額:16万6606円
・〈女性〉平均年金月額:10万7200円
※国民年金の金額を含む
厚生年金の平均受給額は全体で約14万6000円と、国民年金よりも高くなっています。
男性は約16万7000円、女性は約10万7000円で、男女間に大きな差があります。
生活の基盤としては厚生年金が中心ですが、老後の安心には貯蓄や私的年金の併用も必要です。
まとめにかえて
公的年金は現役時代の加入期間や働き方に応じて、将来の受給額に差があります。
国民年金だけでは生活費をまかなうのが難しく、厚生年金加入者でもゆとりある老後には不足しがちです。
そのため、現役時代から個人年金やiDeCo、新NISAなどを活用した資産づくりを進めるのも大切です。
また、定年後も働ける環境を整え、複数の収入源を確保することで、将来の生活基盤をより安定させられます。
参考資料
・日本年金機構「公的年金制度の種類と加入する制度」
・厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」