親プーチン派が勢いを増しつつある欧州の国とは

国際社会で孤立するロシア

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ロシアはウクライナへの全面侵攻を開始した結果、国際社会から大きな反発を受けることになってしまった。まず、米国や欧州連合(EU)が相次いでロシアに対する制裁措置を発動し、多国籍企業もロシア市場から続々と撤退。

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ロシアと距離をとる同盟国

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さらに、ハンガリーのように親露的な立場をとる国々も徐々に、ロシアとの距離をとり始めている。ロシアにとって最大の貿易相手国であり、揺るぎない同盟で結ばれているはずの中国でさえ、ウクライナ侵攻に関しては曖昧な姿勢をとり続けているのだ。

親プーチン派が勢いを増す国とは?

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しかし、欧州とアジアのはざまに、親プーチン派が勢いを増しつつある国がある。

コーカサス地方の小国、ジョージア

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コーカサス地方に位置する人口370万人の小国、ジョージア。北側でロシアと国境を接するほか、南方にはトルコとイランという地域大国が控えている。

急速に悪化する西側諸国との関係

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『ニューズウィーク』誌いわく、近年、ジョージア政府と西側諸国との関係は急速に悪化している。

勢力争いの最前線

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同誌によれば、ジョージアにおける米国や欧州連合の影響力が低下する一方で、ロシアとの関係は「上昇傾向」なのだという。

ハイブリッド戦争を仕掛けるロシア

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しかし、ジョージアにおける親欧派の政治家たちは、ロシアが同国にハイブリッド戦争を仕掛けていると主張。

排外的な新法

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ジョージア議会は2024年初めに、資金の20%以上を外国から受け取っている団体については「外国の代理人」として登録を義務付けるという、通称「ロシア法」を成立させた。

「ロシア法」と揶揄されるわけ

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この法律が反対派から「ロシア法」と揶揄されたのにはわけがある。プーチン政権が国内の反体制派に対する弾圧の一環として、同じような法律を利用しているためだ。

デモに繰り出すジョージアの人々

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この法案の成立を受け、ジョージアでは首都トビリシをはじめ各地で大規模なデモが発生することとなった。フランス24放送が伝えた。

政権与党「ジョージアの夢」

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一方、『ニューズウィーク』誌によれば、政権与党「ジョージアの夢」はこの新法について、外国勢力による内政干渉を防ぐためだと説明したという。

旧ソ連時代に逆戻り?

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フランス24放送のインタビューを受けた市民たちの中には、ジョージアが旧ソ連の一部だった時代に逆戻りするのではないかと懸念を示す人もいたそうだ。

スターリンはジョージア出身

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そもそも、長年にわたってソ連に君臨したヨシフ・スターリンはジョージア出身であり、民族的にもジョージア人なのだ。

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2024年10月26日の会選挙

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そして、ジョージアでは2024年10月26日に議会選挙が行われ、150議席が争われた結果、与党「ジョージアの夢」が過半数の議席を確保した。

ロシア寄りの与党勝利に反発の声

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しかし、野党側は開票時に不正が行われたとして抗議。新欧米派のサロメ・ズラビシビリ大統領も、「さまざまな選挙違反があったとして選挙結果を認めないとした。

新ロ派カベラシビリ氏が大統領に就任

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12月には国会議員らによる間接選挙が行われ、ロシア寄りとされる与党「ジョージアの夢」の党首、ミヘイル・カベラシビリ氏(写真)が大統領に就任することとなった。ただし、野党側は大統領選出の手続きをボイコットしたことから、カベラシビリ氏が唯一の大統領候補となっていた。

今年の地方選挙でも親プーチン派が圧勝

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今年10月4日には統一地方選挙が行われ、与党「ジョージアの夢」が圧勝という結果になった。AFP通信によれば、民主主義を標榜する野党の呼びかけで、数万人の抗議者が集まり大統領府への突入を試みる事態となった。

独裁色を務めるジョージア

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ジョージアは昨年の議会選挙以来、EU加盟申請を事実上凍結しており、独立系メディアへの強制捜査や活動家の梗塞など強権的な政治が行われているとされる。プーチン政権としては隣国にさらなる味方を得たといったところだろう。