KAT-TUNが一夜限りの復活、解散から7カ月…6人〝並び立ち〟終幕 亀梨和也「最初から最後まで誇りでした」

ラストライブで大暴れしたKAT-TUN。新たな伝説を作った=千葉市美浜区
3月末に解散したKAT-TUNが8日、千葉・ZOZOマリンスタジアムでラストライブ「Break the KAT-TUN」を開催した。一夜限りでグループが復活。解散と同時にSTARTO ENTERTAINMENTを退所した亀梨和也(39)や上田竜也(42)、中丸雄一(42)のほか、脱退していたメンバー3人も過去のVTRで〝出演〟して6人が勢ぞろい。全シングルを含む計51曲を歌い、3万人のファンと最後の時間を分かち合った。

ラストライブで大暴れしたKAT-TUN。新たな伝説を作った=千葉市美浜区
目の前にKAT-TUNがいる。夢じゃない。その姿を目に焼き付けようとする3万人にメンバーは最後にして最高のパフォーマンスを届けた。
海賊船の帆にドクロが描かれた映像を背に、3人は高さ18メートルからゴンドラに乗って登場。サングラスで〝正装〟の上田は「準備できてんのかよ」とあおり、中丸は「史上最高の日を作ります」と宣言。亀梨は「野郎ども、最後の出航だ。Are you ready? 心に宝物を詰め込んで帰れ!」とサングラスをずらして舌をペロッと出すと大歓声を浴びた。
冷たい海風の吹くZOZOマリンが熱気に包まれていく。2001年の結成、そして06年のデビューから培った全てをライブに詰め込んだ。
炎、レーザー光線、スモーク、紙吹雪、ムービングステージ、トロッコと派手な演出のオンパレード。セットリストはグループの軌跡に沿って、ジュニア時代の「ハルカナ約束」のアカペラから「GOLD」でスタート。代表曲「Keep the faith」など、歌い終えた1曲1曲がファンの記憶に刻まれていった。
見せ場はデビュー曲「Real Face」だった。解散前にグループを去った赤西仁(41)、田口淳之介(39)、田中聖(40)の立ち位置に上がったスモークがメンバーカラーで照らされる。歌唱パートは当時の音源、スクリーンには映像が流れ、6人がステージに並んだ。
東京ドーム史上最多の8日間連続公演(09年)など、数々の記録を打ち立てたグループのラストデーは初の野外ライブ。アンコールは3000発の花火とシャンパンファイトで有終の美を飾り、セットが崩れ落ちてグループは解体された。

ラストライブで大暴れしたKAT-TUN。新たな伝説を作った=千葉市美浜区
上田と中丸は男泣き。亀梨は「最初から最後までKAT-TUNが誇りでした」と感極まった。
2025年11月8日、KAT-TUNは空に輝く星となり、ファンの胸の中で伝説として生き続ける。(渡邉尚伸)
★中丸「解散グループのMCって…元気?」
中盤のMCはKAT-TUNらしさ全開の爆笑トークを展開した。中丸が「実は僕ら解散しています」と語ると、亀梨と上田は「マジっすか?」とニヤリ。中丸は「解散したグループのMCって何を話せばいいの? 元気?」と苦笑い。亀梨は「俺と中丸くんは27年前の今日にオーディションを受けて会社(事務所)に入り、27年後の今日に最後だね」と感慨深げだった。
◆亀梨和也「10代のときに結成して自分の青春だった。ライブを重ねて想像できないぐらいの景色を見せてもらった。はぁ…終わりだ。これが最高の形だと思えるように、次の一歩を踏み出さないといけない。また何かの青春ができたら。そのときは、ともに騒ぎましょう」
◆上田竜也「始まる前までは、この日が来なきゃいいという気持ちと、早くステージに立ちたい気持ちの両方だった。ライブでこの景色を見ると、本当に幸せ。KAT-TUNの上田竜也としては最後のコメントになるが、10代からすてきな人生を歩ませてくれてありがとう」
◆中丸雄一「個人的には本当に人に恵まれた。一緒に歩んだメンバー、それを支えてくれるファンの皆さんの温かさの中で四半世紀、楽しく過ごせた。終わってしまうのは悲しい。今後もエンタメの世界に6人ともいる。どこかで交われたらと思う」