お酒を飲んではいけない状況

友人とビールを数杯、または夕食時にワインを1、2杯。そして多くの人にとって社交の場での飲酒は好ましいアルコールの楽しみ方である。しかしアルコールの過剰摂取はもちろん問題であるが、中程度の酒好きであってもお酒を控えたり止めたりする必要がある時がある。アルコールが既存の病状を悪化させたり副作用を誘発したりする可能性がある場合だ。さらにはダイエット中の人や、運動に取り組んでいる人。また妊娠中の飲酒が絶対NGであることは誰もが知っている。しかし酒を飲むのをやめた方がいい状況とは他にどんなものがあるのだろうか?ギャラリーをクリックしてアルコールに「ノー」と言うべきタイミングを確認してみよう。
うつ病

憂鬱な気分のときはアルコールは避けること。アルコール自体に抑うつ作用があるためだ。
うつ病

さらにアルコールはモノアミン酸化酵素阻害剤のような抗うつ剤と相互作用することがある。つまるところ気分を紛らわすために酒に手を伸ばすのは悪い習慣である。アルコールは負の感情を和らげるのではなく悪化させるのである。
不安

同様に不安なときに飲酒するのも決して良い考えではない。これもアルコールが抑うつ剤として働くからだ。
不安

数杯飲めばリラックスした気分になるかもしれないがその効果はすぐに消えてしまう。また長時間にわたる大量の飲酒はかえって不安を増大させる。
認知症

認知症とは記憶力の低下、コミュニケーション能力の低下、問題解決能力の低下などの認知機能が低下することである。
認知症

長期間にわたる過度のアルコール摂取は脳の損傷につながる可能性がある。これは認知症の影響を悪化さ せることになる。過去の飲酒が原因で認知症になった人はいかなる状況でも飲酒すべきではない。
高血圧

高血圧はさまざまな要因によって引き起こされる。運動不足、肥満、糖尿病や腎臓病などの持病はその一例だ。
高血圧

アルコールの飲み過ぎは血圧を不健康な水準にまで上昇させる。それが続けると高血圧を助長し、血中カルシウム値やコルチゾール値を高めるなど他の代謝異常を誘発する可能性がある。
抗生物質の服用中

抗生物質は耳や副鼻腔の感染症から細菌性肺炎や髄膜炎まで、あらゆる種類の細菌感染症の治療や予防に使用される。
抗生物質の服用中

アルコールと抗生物質の併用は必ず避けるべきである。アルコールも抗生物質も吐き気、めまい、下痢などの不快な反応や副作用を引き起こす可能性があるからだ。
月経周期

生理は5日間を平均的とし3~8日間続く。この期間に痛みを感じるのは一般的で、子宮が収縮する結果として痛みを伴う痙攣が生じる。
月経周期

飲酒と月経周期の関係は複雑である。適量であればアルコールが生理に影響することはないだろう。しかし長期間のアルコール摂取はエストロゲンやテストステロンといったホルモンの分泌を増加させるため、生理を止めたり、生理不順を引き起こしたりする場合があることが研究で指摘されている。一般的には1週間ほど禁酒するのがベストだと言われている。
ウェイトトレーニング

筋力をつけるにあたりウェイトトレーニングをすることが多いだろう。この運動には集中力とある程度すでに引き締まった柔軟な肉体が必要だ。ではアルコールは筋肉の発達にどのような影響を与えるのだろうか?
ウェイトトレーニング

全米スポーツ医学アカデミー(NASM)によると、アルコールが筋肉の成長に影響を与える主な原因は3つある。アルコールはタンパク質の合成を阻害しタンパク質を作るための信号を妨害する。また筋肉の成長を促すインスリン抵抗性も低下させる。
不妊症

不妊症とは避妊をせずに定期的に性行為を行っているにもかかわらず妊娠できない状態を指す。不妊症の原因には女性の年齢、男性の精子因子、排卵障害など様々なものがある。だが過剰なアルコールがどのように作用するのだろうか?
不妊症

妊娠を希望している時期の飲酒は男女両方の生殖能力に影響を与える。これには女性の生殖ホルモンであるエストロゲンの減少や男性では精子の質への悪影響、性欲減退などが含まれる。
高コレステロール値

高コレステロールとは血液中のコレステロールと呼ばれる脂肪分が多すぎる状態を指す。高コレステロールは脂肪分の多い食べ物などによる食生活の乱れ、肥満、喫煙そしてアルコールの過剰摂取などさまざまな要因によって生じる。
高コレステロール値

要注意!飲酒は血液中の中性脂肪とコレステロールを増加させる。中性脂肪の値が高くなりすぎると肝臓に蓄積され脂肪肝を引き起こしてしまう。脂肪肝は肝臓の機能そのものにも影響を及ぼしかねない。
妊娠

米国小児科学会は妊娠のどの時期にもアルコールを一切摂取すべきではないと明確に勧告している。
妊娠

妊娠中のアルコール服用は胎児性アルコールスペクトラム障害(FASD)と総称される先天性欠損症や発達障害を引き起こす可能性がある。
減量中

ダイエットには犠牲と覚悟が必要だ。体重を落としそれを維持するためにはカロリーを減らし消費する必要がある。
減量中

ここでいくつか数字を挙げてみよう。平均してビール1パイントは208キロカロリー。グラスワインの多くは約120キロカロリー。驚くなかれ。体重を減らしたければアルコールは控えよう。
腸炎

炎症は自然治癒の過程の一部であり感染、怪我、病気に対する反応である。しかし腸の炎症はアルコールによって誘発されることが多い。
腸炎

アルコールが腸に及ぼす長期的な影響には細菌負荷の増加、腸壁の透過性による細菌の漏れなどがある。アルコールはまた細菌に対する腸の主要な防衛機能の一つで抗菌性化合物を分泌する、パネート細胞を抑制することで粘膜免疫にも影響を与える。
自己免疫疾患

自己免疫疾患とは免疫系が誤って体内の健康な細胞を傷つけてしまう病気である。一般的な自己免疫疾患には多発性硬化症や関節リウマチなどが含まれる。
自己免疫疾患

過度の飲酒は炎症を悪化させ自己免疫疾患を悪化させることが多い。例えば炎症性関節炎の一種である痛風はアルコールによって誘発される。痛風は血液中の尿酸値が上昇することで発症する。尿酸が蓄積すると針状の結晶が関節に留まり突然の激しい痛みや腫れを引き起こす。
飲酒運転

そしてどんな状況であれ酒気帯び状態で自動車を運転しようとしてはならないことを皆さんに思い出してもらいたい。
飲酒運転

毎日アメリカだけでも約37人が飲酒運転による事故で亡くなっており、39分に1人の割合で発生していることになる。
提供元:(National Centre for Biotechnology Information) (NASM) (American Academy of Pediatrics) (CDC) (NHTSA)