G20、米国抜きで首脳宣言 冒頭で異例の採択、高市氏初参加

南アフリカのヨハネスブルクで開幕したG20サミットに出席した高市首相=22日(ロイター=共同)
【ヨハネスブルク共同】日米欧の先進国に新興国を加えたG20サミットが22日、南アフリカのヨハネスブルクで開幕した。不参加を表明した米国のトランプ大統領が欠席する中、会議の冒頭で首脳宣言を採択し、議長国の南ア政府が発表する異例の展開となった。首脳宣言は、トランプ政権が発動した高関税の悪影響を念頭に「世界経済の不確実性と分断が強まっている」と指摘した。
アフリカで初めて開かれた会議。2008年に始まったG20サミットで、初めて首脳宣言が出せない事態は回避した。初参加の高市早苗首相は、頻発する紛争や世界経済の先行きの不透明感を挙げ「国際社会は複合的な危機に直面している」と述べ、連携する重要性を訴えた。「自由で開かれたインド太平洋」の実現につなげることが重要とも呼びかけた。
議長国の南アのラマポーザ大統領は会議の冒頭、気候変動などの地球規模の課題を巡り「協力して共通の解決策を見つけるために集った」と強調した。南ア政府高官は首脳宣言に関し「出席国が全会一致で採択した」と話し、米国抜きの合意だったと明らかにした。

G20首脳会議のプレスセンターを歩く関係者=22日、南アフリカ・ヨハネスブルク(共同)

会場近くに掲示された「G20」のロゴ=22日、ヨハネスブルク(ロイター=共同)
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