35年の時を経て、再び列島各地に増殖中か…″人面魚″を兵庫県&宮崎県でも発見撮!

【兵庫県『辻川山公園』】公園の中の池を泳ぐ人面魚。色鮮やかな背中の赤が池によく映える。もとは3匹いたが、現在は2匹が生息中
日本各地で息づく人面魚
’90年にFRIDAYが報じ、山形から日本中を席巻した″人面魚″ブーム。あれから35年、「幻の魚は今も池にいる」と報じた前回の記事に、「ウチの地元にもいます」と、大きな反響が寄せられた。どうやら人面魚は思った以上に、日本各地でひっそりと、しかし確かに息づいているらしい。記者はその情報の中から、とくに信憑(しんぴょう)性の高い兵庫県と宮崎県に向かった。
まず訪れたのは、日本民俗学の父・柳田國男の出身地で知られる兵庫県福崎町。その著書にちなみ、河童の伝説で知られる辻川山公園の池で、昨年11月、人面魚(写真上)が発見されたという。
「人面魚は3匹いまして、その中の左のヒレのあたりに赤いハートマークまである個体が人気でした。ただ、今年8月からパッタリと姿を見せなくなりまして。今もハートの人面魚は見つかっていませんが、残りの2匹は元気に泳いでおります」(福崎町地域振興課)

公園駐車場にある鈴の森神社の看板。柳田國男が幼い頃、神社の境内でよく遊んだという
次に向かったのは宮崎・霧島連峰の麓(ふもと)に鎮座する狭野(さの)神社(高原町)。その境内の池に人面魚はいるという。
神職の権禰宜(ごんねぎ)・大脇為哉氏が語る。
「卵を産みやすいよう水草を入れたところ、稚魚が増えまして。その中の1匹が白い人面魚なんです。大きさは50〜60cmほど。もともといた白い鯉と黒い鯉の子供だろうと思っています。最初は人面魚とは意識していなかったんですが(笑)」
さらに驚くべきことに、それと似た模様を持つ、30cmほどの「二世」まで泳いでいるというのだ。
「今は2匹の人面魚が池におります。白い人面魚と、よく似た顔つきの子供らしき小さい人面魚です」(前出・大脇氏)
池には30匹ほどの鯉が悠々と泳いでいる。参拝者が池を覗(のぞ)き込み、「たしかに顔に見える」と喜ぶ姿は神社にとって微笑ましい光景だという。
「お参りと一緒に人面魚も可愛がってもらえたら嬉しいですね。ご利益をもらったつもりで喜んでいただければ」(同前)
ECサイト『錦鯉ドットコム』代表で錦鯉の養殖に詳しい古川博史氏によれば、鯉には体色が変化する性質があるという。
「鯉は模様が変化することもあります。水温や水質、餌などの環境変化、ストレスなどで、体色が変わってしまうんです」
つまり兵庫の人面魚が消えたのは、模様が消え、他の鯉と見分けがつかなくなっただけなのかもしれない。となれば一方で、普通の鯉が人面魚に変化する可能性もないわけではないだろう。
平成のブームから35年、人面魚は今、私たちの前に再びその不思議な姿を現し始めている。

【宮崎県『狭野神社』】神社境内の池を悠然と泳ぐ人面魚。表情が凛々しい。この個体の子供らしき人面魚も池には生息しているという

2匹の人面魚が生息している狭野神社の池。神秘的な雰囲気が漂う

本誌未掲載カット ″人面魚″を兵庫県&宮崎県でも発見撮!

本誌未掲載カット ″人面魚″を兵庫県&宮崎県でも発見撮!

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『FRIDAY』2025年11月28日・12月5日合併号より