ダンボール箱に入った状態で保護された子犬が13才に 一緒に過ごした日々は、飼い主さんにとって「宝物」に

「次に迎えるなら保護犬を」と考えていたときに、家族になりたいと思える出会いがありました。

ペットロスに陥っていたときに出会った、保護子犬・メリーちゃん

ダンボール箱に入った状態で保護された子犬が13才に 一緒に過ごした日々は、飼い主さんにとって「宝物」に

引用元:@meri__029

紹介するのは、X(旧Twitter)ユーザー@meri__029さんの愛犬・メリーちゃん(取材時13才)のエピソード。メリーちゃんは元保護犬で、生後推定2カ月のころに飼い主さん家族の家に迎え入れられました。

飼い主さんご家族は、それまで一緒に暮らしていた先代犬を亡くし、「もう犬は迎えられない」と思うほど深い悲しみにいたといいます。しかし1年ほど経つと、犬のいない日々そのものがつらくなり、「次に迎えるなら保護犬を」と気持ちが固まったのだそう。

成犬を探していたところ、譲渡サイトで何度も掲載されている4頭の子犬を見かけます。

飼い主さん:

「その子犬たちは、商業施設の駐車場でダンボール箱に入れられた状態で保護されたそうです。

子犬ならすぐ里親さんが決まると思っていたのですが、いつ見ても掲載されていて……。気になって家族で話し合い、譲渡会でお見合いをしてメリーを迎えることになりました」

「大きさはわからない」と言われた子犬が、1年で見せた驚きの変化

引用元:@meri__029

親犬が不明だったため、「将来どれくらいの大きさになるかわからない」と言われていたメリーちゃん。10〜15kgくらいという予想を大きく超え、お迎えから1年で28kgに成長しました。

引用元:@meri__029

子犬時代のメリーちゃんはエネルギーいっぱいで、留守番中は“破壊の嵐”。クッションやこたつ布団、ぬいぐるみの目や鼻まで“くり抜く”日々だったそうです。

畳を掘ってしまい、「帰宅すると和室に藁の山ができていた」ということもあったといいます。

飼い主さん:

「網戸を突き破ったこともあり、『すごいな、こんなこともできるんだ』と毎回驚かされていました。

そんな“くり抜き職人”時代も2年ほど経つと自然に落ち着き、今では静かにお留守番ができるようになっています」

大胆でありながら、実はとても繊細な性格

引用元:@meri__029

大胆なタイプに見えるメリーちゃんですが、実はとても繊細で怖がりな一面も。家族以外の人が触ろうとするとサッと逃げてしまったり、散歩中に犬に吠えられると目をそらして通り過ぎたりするのだとか。

家族にだけ甘えん坊の顔を見せてくれるようで、飼い主さんはより愛おしく感じるのだそうです。

あっという間に13年が経過 メリーちゃんはシニア期に

引用元:@meri__029

月日の流れは早く、メリーちゃんは13才のシニア期に入りました。寝る時間が増え、階段の上り下りも少し難しくなるなど、ゆっくりとした変化が見られるように。

食事についても、喉につかえにくいよう調理の工夫をしているそうです。

引用元:@meri__029

日常のあらゆる場面でシニア期を実感するようになった一方で、一緒に過ごしているからこそ気づける愛しさも増えているといいます。

飼い主さん:

「若いころは茶色一色のお顔でしたが、今は白くなって表情も柔らかくなりました。最近はお腹が空くと感情が表に出やすくなり、『早くゴハン!』と首を振って、催促する姿も見られるように。

眠っている姿を見ると穏やかに時が流れているのを感じ、穏やかな寝息が家族に癒しを届けてくれています。『この何気ない日常が少しでも長く続いてほしい』と思わずにはいられません」

シニア保護犬たちのケアを続けられたのは、メリーちゃんがそばにいたから

引用元:@meri__029

飼い主さんは長年、ハイシニアの保護犬のケアを行うボランティアに携わってきました。体力が落ちていたり介助が必要なシニア犬たちのサポートにもあたり、日々たくさんの命と向き合ってきたといいます。

引用元:@meri__029

そんな活動の中で、メリーちゃんが12才のころには、保護された柴犬・金平糖(こんぺいとう)くんを約8カ月間、一時預かりとして迎えた時期もありました。犬と深く関わる機会が少なかったメリーちゃんにとって、金平糖くんの存在は良い刺激になったそうです。

飼い主さん:

「メリーは普段ほかの犬と関わらないのですが、こんちゃんにはよく目を向けていました。散歩の途中でこんちゃんが急に向きを変えると、慌てて追いかけたり、様子を見に戻ったり。控えめながらも“気にかけている”姿が可愛かったです」

こんちゃんはその後、新しい里親さんのもとで大切にされ、穏やかな時間を過ごしたといいます。

引用元:@meri__029

「シニア犬のお世話をする活動を続けられているのも、メリーが元気でいてくれるから」と語る飼い主さん。メリーちゃんとの今後について、こんな思いを話してくれました。

飼い主さん:

「最期の時まで諦めない——たくさんのシニアの保護犬たちが教えてくれました。遠くない将来、メリーも介護が必要になるかもしれません。急変してしまうこともあるでしょう。でも、一緒に過ごした日々は私にとって宝物です。

メリーと出会えたことは奇跡です。宝物のメリーと過ごせている一日一日を、これからも大切にしたいと思っています」

写真提供・取材協力/@meri__029さん/X(旧Twitter)

取材・文/雨宮カイ

※文中の表現は、飼い主さんご自身の表現に沿っています。

※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年12月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。

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