突然現れた白い猫。その正体は「猫になりたい」が口癖の王様?/王が猫になった(1)

突然現れた白い猫。その正体は「猫になりたい」が口癖の王様!?

国民に絶大な人気を誇るウィスペリア王国の王・バロナの口癖は「猫になりたい」。バロナは動物に変身する魔法が使えますが、ウィスペリア王国において猫は“人を害する魔物”扱い。最側近の近衛兵・セージは、王の口癖を本気ではないと受け流していました。そんなある日、王様が寝室から忽然と姿を消し、代わりにベッドに横たわっていたのは一匹の真っ白な猫。「王が猫になった!?」と城中がパニックに陥る中、セージは皆が恐れる魔女に助けを求めることに――。

食事に運動にトイレ…猫に変身した王のお世話に従臣たちは四苦八苦! ハートフルお猫様ファンタジー『王が猫になった』を10回連載でお送りします。今回は第1回です。

※本記事は森繁拓真著の書籍『王が猫になった』から一部抜粋・編集しました。

専門家を頼った

若くして君主となり20年目を迎える

王のあの口癖を一番聞いているのは恐らく私だろう

猫になりたい

皆の驚く顔が面白くてな

ベッドの上には見たことのない白い猫が一匹

城中に響く声で助けを求めた

著=森繁拓真/『王が猫になった』