【東京都心で初雪か?】今夜の雪の見通しを気象予報士が解説!冬の備えを見直して

【東京都心で初雪か?】今夜の雪の見通しを気象予報士が解説!冬の備えを見直して

今夜は関東の内陸部で雪の可能性

今日13日(土)は関東地方で青空が広がっていますが、このあと天気は下り坂に向かいます。午後はしだいに雲が増え、夜は雨や雪が降り始めるでしょう。

今日日中の最高気温は、東京都心で10℃に届かず、この冬一番の寒さが予想されていて、降り始めは雪となる可能性があります。関東南部の各地を中心に初雪の発表があるかもしれません。内陸を中心に一時的に雪が降り、積もる可能性がありますが、明日14日(日)の朝には雨に変わる予想となっています。

都心も初雪か?関東で雪の予想が難しい理由

昨シーズンの初雪を振り返ってみましょう。昨シーズンの東京都心の初雪の発表が12月19日だったため、もし今夜に観測されれば昨年より1週間ほど早い発表となります。

ただ、関東で雪が降る『南岸低気圧』は直前でも雪が降るのか、雨が降るのか判断が難しい私たち『気象予報士泣かせ』の天気と言われています。

難しい理由の一つが気温と湿度の予想が難しいことです。

気温が1℃下がると降るものが雨から雪に、さらに1℃下がると雪が積もる可能性があります。また、湿度も予想を難しくさせる要因です。3℃という気温では、湿度が90%以上の場合は降る物は雨ですが、湿度70%以下では雪となります。気温・湿度のわずかな差によって、雪となったり、積もったりするため、予想が難しくなっています。

また、南岸低気圧のコースも予想を難しくさせる原因の一つです。南岸低気圧は八丈島の北を通るか南を通るかによって、雨と雪の分かれ目になるという研究があります。

雪をもたらすコースは八丈島の南を通る場合で、低気圧による北風が関東内陸部に溜まった寒気を引きずり下ろすため、気温が低下しやすくなり、雪が降りやすくなります。一方、八丈島の北側を通る場合は、低気圧による南風が吹き込む影響で気温があまり下がらず、雨が降りやすくなります。また、低気圧が八丈島の南側を離れて進む場合は、雪も雨も降らないこともあるとされます。

ただ、あくまで目安であって、過去にはこれに当てはまらないケースも多く、南岸低気圧のコースだけでは、雪か雨かを判断することはできません。

本格的なシーズンを前に『冬の備え』見直して

おととい11日(木)に発表された最新の1か月予報によると、太平洋側の各地は平年より降水量が多くなり、特に関東は多い確率が50%となっています。雨か雪かの予想は直前になってみないと分からないものの、本格的なシーズンを前に冬の備えを見直しましょう。

<大雪の対策>

普段から雪に慣れていない地域では、少しの雪でも交通機関に影響が出たり、転倒事故などが発生したりする可能性があります。雪が予想される場合には、以下のポイントを確認しましょう。

①雪かき用のスコップや食料、水の備蓄を確認する

②水道管に保温材を巻く

③毛布や防寒グッズを用意する

④お出かけを予定されている方は計画運休の可能性も確認する

⑤外出先の最新情報を確認する

また、車の運転をされる方はスタッドレスタイヤに履き替え、タイヤチェーンを準備し、運転に自信がない方は別の交通手段を検討するようにしましょう。

<低体温症や感染症に備える>

防災グッズを用意されているご家庭も多いかと思いますが、季節に合わせた防災グッズの追加を意識してみましょう。

・低体温症対策

冬の防災で一番意識して欲しいのは低体温症対策です。低体温症では体の深部の体温が35℃以下となり、最悪の場合は死につながるケースがあります。

まずは、「保温」を意識したアイテムを非常袋へ入れましょう。モコモコした素材だとかさばるため、ジッパー付き袋に入れて、圧縮することもおすすめです。また、おうちの備えは「加温」を意識し、お鍋を食べる際に使うカセットコンロやボンベ、スープジャーなどの備えが普段より多めに備えておくと、いざという時に温かな食事をとることができます。

・乾燥対策

暖房の効いた室内では空気が乾燥します。ハンドクリーム・リップクリームは普段から使い慣れているものだと、香りに落ち着くこともできるかもしれません。また、お肌の保湿剤は旅先に持って行く小さいサイズのものや、オールインワンタイプのスキンケアグッズも、かさばらないため、おすすめです。

・感染症対策

マスクや消毒スプレー、体温計は通常時から非常袋に入れておきたいですが、そのほかにも除菌シートやハンドソープがあると安心でしょう。また、上履きは足元を怪我せず移動できるほか、感染症防止や保温効果もあります。避難所などに行く際は持って行きたいアイテムの一つです。