「クローゼットはパンパンなのに、着る服がない…」ダサい自分に悩む浪費家45歳、買い物のコツは?
日常で感じる「ちょっとした違和感」について井戸端会議していくこの連載。ウェブマガジン「ミモレ」とその読者コミュニティ〔ミモレ編集室〕に寄せられた皆さんのモヤモヤエピソードをご紹介していきます。
今日ご紹介するのは、買い物にまつわるモヤモヤエピソードです。

「クローゼットはパンパンなのに、着る服がない…」ダサい自分に悩む浪費家45歳、買い物のコツは?
「なんかちょっとダサい」自分にがっかり
エピソードをお寄せくださったのは、小学生の息子さんと夫婦の三人暮らしだというカホコさん(45歳・会社員)。
今年45歳になったワーキングマザー、いつもあか抜けない自分に悩んでいます。仕事はデスクワーク中心ですが、たまに業者さんと打合せしたり、イベントのスタッフとして働くことも。「おしゃれでしっかりして見える、あか抜けた女性」に見せたいのですが、理想と現実にはかなりギャップが……。
雑誌やSNSでファッション情報を見たり、買い物したりするのは普通に好きです。でも(子育て中で時間がないせいもあって)衝動買いが多い自覚があり、動画で推されていたり、好きなインフルエンサーさんが着ていたりすると、どうしてもほしくなって後先考えず買ってしまうことも。
夫にも呆れられるくらい、クローゼットはいつもパンパン。なのに、毎朝着る服がないんです。気に入って買ったはずなのにサイズ感や着心地がいまひとつで、合わせる服もなかったり。「これは一生モノ」と信じて大切にしていたブラウスやパンツを着てみたらなんだか違和感があったり。これはきっと、体型の変化も大きいんですよね。顔の雰囲気も、年をとってだんだんぼんやりしてきた気がしますし。
毎日、鏡を見るたびに「なんかちょっとダサい」自分にがっかり。特に40代に入ってからこの傾向が加速しています。しっくりこない見た目でいるのも気分が落ちますし、しっくりこない物をたくさん持っていることにもモヤモヤ。早くマイホームを買いたいのに、お金がなかなか貯まらないストレスも。
おしゃれな友人・同僚の話を聞くと、最小限のアイテムをうまく組み合わせて自分らしさを表現するのが上手だなと感心します。「ブランドものかな?」と思うと意外にお手頃価格帯だったり、若い人のブランドの物を上手に取り入れていたり。
そろそろ大掃除の季節ですが、いっそ思い切った断捨離をしてしまおうか。来年こそは自分が納得できるファッションを実現したいです。
「ファッションに違和感」は変化の兆し?
子育てしながら外で働いていて、毎日大忙しでいらっしゃることでしょう。色々な顔・役割を持っていると、しっくりくるファッションを見つけるのも難しいですよね。ゆっくり買い物をする時間も惜しいでしょうし……。
カホコさんが感じているモヤモヤは、カホコさんが人生の新しいステージに入った「変化の兆し」なのではないでしょうか。20代から30代に築いてきたセルフイメージと40代の自分が少しずつずれてきているせいで、ピンときて手に入れたアイテムもなんだかしっくりこないという事象が起きているような気がします。
働く女性のファッションについては、雑誌でもSNSでもたくさんノウハウが発信されていますが、その中から「自分らしい」を見つけるのもまた一苦労。時間がないと特に、気になったものを散漫に買ってしまう気持ちもよく分かります。
でもきっと、ファッションも「急がば回れ」なのではないでしょうか。
まずはカホコさんの中で、「今の自分」を現実として見つめることと、「なりたい自分像」をもう一度考えてみること。そこがスタート地点なのだと思います。
「基本シルエット」をつくる
「今の自分」を確認する一番の方法は、写真を撮ること。横から、後ろからもしっかり撮影して、自分の見た目・雰囲気が今どうなっているかを客観的に確認できます。
そして「なりたい自分像」は、ノートに形容詞を書き出してみたり、素敵だなと思うファッションの写真をたくさん集めてみるといいのでは。そうすると、だんだんと具体的なイメージがわいてくるのではないでしょうか。
そして次のステップとしておすすめなのは、「基本シルエット」を決めること。よく、「基本セット=制服のように着られる組合せ」を持つというアイディアを目にしますが、より応用が利くのが「シルエットを決める」ことだと思います。
自分の写真と集めた写真を見直してみてください。
「かわいらしさが伝わって小柄な体型も生かせるAラインシルエットが好きだな」
「ゆるっと上半身+タイトな下半身のYシルエットが動きやすさとおしゃれ感があっていいな」
「背が高くてかっこいい・知的な雰囲気が好きだからIシルエットがよさそう」
こんな風に自分の「基本シルエット」を決めると、アイテム選びも楽になる気がします。「気に入って買ったはずなのにコーディネートできない…」と感じていた服も、合わせにくい理由がはっきりして、思い切って断捨離しやすくなるのでは?
オシャレのセンスが高い人はきっと、なんとなくアイテムを組合せただけで決まってしまうのでしょう。でも、普通の人にはなかなか難しいですよね。一度「基本シルエット」を決めてしまえば、きっとその後はどんどん楽になるはず。2026年こそ、カホコさんがしっくりくる自分で過ごせますように。
文/梅津奏
作画/Sumi
構成/山本理沙
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