【横須賀】両面パリパリ、中はしっとり。創業50年「上海亭」の五目焼きそば

【横須賀】両面パリパリ、中はしっとり。創業50年「上海亭」の五目焼きそば

横須賀・県立大学駅前にある「上海亭 安浦本店」。

1975年創業、地元で愛され続ける老舗中華の看板メニューが「五目焼きそば」です。

二段階熟成の自家製麺を両面パリッと焼き、野菜たっぷりのあんをかけた一皿。

外は香ばしく、中はしっとり。創業者の味を受け継ぐ陳さん親子のこだわりが詰まっています。

ボリュームたっぷりの五目焼きそば(900円)に舌鼓

undefined

「【横須賀】両面パリパリ、中はしっとり。創業50年「上海亭」の五目焼きそば」の画像を見る

五目焼きそばは、一見すると平皿のようですが深さがあるお皿に盛られています。

食べてみると、あんかけのとろみ、大きくカットされた野菜の食感、焼かれた麺のパリパリ感から、内側の麺のしっとりとした食感と、多層的な食感を楽しめました。

undefined

麺は、独自の二段階熟成を施した自家製麺。麺そのもののコシや味わいを堪能するなら、同じく具だくさんなラーメン「サンマーメン」(900円)もおすすめです。

undefined

加水率の少ない麺は茹でる際に伸びやすくなるものですが、

「二段階に熟成させることでコシが強くなり、その分伸びにくくなるんですよ」と、店主の陳 寛明(ちん かんみん)さん。

長く美味しさを味わえるのもポイントです。

undefined

古き良き町中華の雰囲気を堪能できる店内

undefined

陳さんのお父さんは横浜・中華街育ち。

陳さんが生まれる少し前に、横須賀中央でお店を始めました。当初は住居や倉庫、製麺などの機能がメインであった安浦本店を、しばらくして本店とするようになりました。

undefined

創業期から使われているテーブルや椅子からは、古き良き中華料理店の風情を感じられます。

明るく清潔でありながら落ち着いた雰囲気は、「町中華」が好きな人にもたまらない空気感があります。

undefined

上海亭では製麺に加え、ラーメンや回鍋肉(ホイコーロー)などの料理に使う味噌も自家製。本店で作っています。

undefined

中華チェーンで修業の後、凱旋

undefined

陳さんは大学を卒業後、中華チェーン店で経験を積みました。

入社して数年で多数の店舗の管理を任されたり、新店の立ち上げ時のマネージャーを任されたりするスピード出世を果たしたのも、少しでも早く家族の店の役に立ちたいという思いを持ち続けたから。

「チェーン店の営業って、全ての店舗で高品質で同じサービスを提供できるようにオペレーションを工夫するんです。それを学んで、あらためて上海亭の調理工程を見てみたら、そうした工夫を当たり前にしていたんですよ。すごいなって思いました」

一度外に出たからこそ、プロの料理人である父の偉大さを陳さんは痛感したそうです。昔からの作り方やオペレーションには独自の工夫が施されており、それが最新のチェーン店で用いられるシステムに匹敵するものだったからです。

undefined

実家の凄さに驚くだけではありません。チェーン店で若くして出世したことで、ビジネス面や年上の調理人との付き合い方も短期間で学べました。お店の売りである自家製麺も、陳さんの代になって創意工夫した自慢の1つです。

「2代目・3代目って、創業者に比べて低く見られてしまうことって少なからずあると思うんです。修行に出て外から見ることができた強みを、これからも活かして行きたいですね」

老舗なのに斬新。家族店とチェーン店の良さを融合させたハイブリッド店という実態が、上海亭の隠れた魅力かもしれません。

取材日 2025/10/1

※掲載されている商品、価格、情報は取材時点のものであり、変更される場合がありますのでご了承ください。

関連記事

  • 【横須賀】一口で虜に とろける餡と秘伝のコク 三代目十八番の「広東麺」
  • 【横須賀】横須賀中華KOMINEの医食同源から生まれた「土鍋の麻婆豆腐」
  • 【横須賀】週3500個売れる絶品餃子としっとり炒飯!老舗中華「三代目十八番」の伝統の味