「家族と鉢合わせないように」虐待を受け続けた男性が踏み出した第一歩/夜逃げ屋日記1(11)

「家族と鉢合わせないように」虐待を受け続けた男性が踏み出した第一歩

毒親やDVパートナーとの同居で追い詰められ、「命を懸けてでも逃げたい」と願う人々。そんな窮地の中で最後の切り札となるのが、女性社長が率いる特殊な引っ越し業者・夜逃げ屋です。

漫画家としての道に迷い、窮地に立たされていた宮野シンイチさん。ある日テレビで衝撃を受けた「夜逃げ屋」に直撃取材した結果、なんと自らも夜逃げ屋スタッフとして現場に立つことになりました。目の前で繰り広げられる壮絶な夜逃げの状況に、宮野さんの心は大きく揺さぶられます。

一見普通に見える家庭に潜む「闇」の数々。リアルコミックエッセイ『夜逃げ屋日記1』をお送りします。

※本記事は宮野 シンイチ著の書籍『夜逃げ屋日記1』から一部抜粋・編集しました。

一歩ずつ

出発して20分

家族と鉢合わせないように気をつけてね

こんな近場選ぶなんて

地獄のような36年が僕にとっては「当たり前」だったので

少しずつ家族から離れます

やっと一歩踏み出せた

あの食卓に僕も入れてくれるんじゃないかって

わからないんです

※本記事はWEB用に本書から一部改変して掲載しております。

著=宮野 シンイチ/『夜逃げ屋日記』