《佐渡ガストロノミーとワイナリー宿泊》食べて呑んで体験する、2泊3日スペシャル美食ツアーへ【CREA×新潟県】
美食県と言われる新潟には、海の幸、山の幸がいっぱい。さらに佐渡へ渡れば、美味しさも楽しさもより広がります。新潟を長年取材するCREAが、新潟県とともにつくった2泊3日の「スペシャル美食ツアー」。販売後すぐに満員御礼となった人気ツアーにCREAアンバサダーの筆者も参加し、しっかり堪能させていただきます!
[Schedule]
DAY 1
9:00 JR新潟駅集合、ジェットフォイルで佐渡島へ
11:30 歌見の棚田で海を眺めながらメレパレカイコプロデュースのスペシャルランチ
13:30 二ツ亀と大野亀見学
15:00 史跡 佐渡金山見学
17:00 Ryokan 浦島にチェックイン
18:00 La Plageでフレンチディナー
21:00 北沢浮遊選鉱場のライトアップを見学
DAY 2
9:00 宿根木散策&はんぎり体験
11:00 お料理 あなぐちでランチ
14:00 トキの森公園散策
15:30 ジェットフォイルで新潟港へ
17:30 WineryRetreat ヴィネスパ by カーブドッチにチェックイン
19:00 和食とワインのペアリングディナー
DAY 3
9:00 角田岬灯台で朝の散歩
11:00 ワイナリーツアー
13:00 弁慶の泣き処でお寿司ランチ
15:00 新潟駅解散
【DAY 1】ジェットフォイルで、自然の恵みが凝縮された佐渡の街へ

新潟港からカーフェリーで約2時間30分、ジェットフォイルなら約1時間で佐渡・両津港に到着。
旅の出発地は新潟駅。ツアーバスに乗り込み、30分ほどで佐渡汽船乗り場に到着しました。ここからジェットフォイルに乗って目指すのは、新潟市の西方約45kmに位置する佐渡島。
地元の方に聞くと、佐渡は熊をはじめとした大型哺乳類の見られない生態系により木の実などの植物が豊富なのだとか。さらに港に出れば、海の幸をいただくこともできるという贅沢な土地柄です。
ジェットフォイルで約1時間、佐渡に到着。車窓から山に海に目を奪われながら、最初の目的地・歌見地区の棚田に向かいます。
新米の甘み、野菜の歯ごたえ。眼前の景色も全てがごちそう!

両津港から車で30分ほどの距離にある歌見地区。佐渡屈指の傾斜地にある棚田。
歌見地区の棚田は、かつて限界集落(地域人口の50%以上が65歳以上の集落)だった場所。それを地域おこし協力隊や移住者が盛り上げて、今は幅広い世代が一緒に暮らしているそうです。

島薬膳レストラン「メレパレカイコ」の特別出張。
ここで待っていたのが、ご自身も佐渡の恵みに惚れてやって来たと話す、舘さんと池さんのご夫婦。二人の営むレストラン「メレパレカイコ」が、この日は特別に棚田へ出張し、ランチを振る舞っていただきました!

棚田と大海原を眺めての地産のランチ。この贅沢な体験は、CREAのスペシャル美食ツアーならでは。

大きな羽釜で炊いた新米はまさに絶品。
素材の旨味を存分に生かした「おまかせ薬膳弁当」に、花を添えるのが新潟こしひかりの新米。この歌見の棚田で今年収穫されたばかりのお米は、つやっつやの炊き上がり。澄んだ空気と野菜の個性をおかずに、ぺろりと平らげてしまいました。
メレパレカイコ
住所: 新潟県佐渡市虫崎213
電話番号:0259-26-2856
営業時間:11:00-15:00
定休日:月・火曜日
https://www.instagram.com/merepalekaiko/
世界遺産を踏みしめ、夜は贅沢な佐渡尽くしのフレンチへ

江戸時代に日本最大の金山だった「佐渡金山」。2024年7月、世界遺産に登録された。
お腹をいっぱいにした一行は再びバスに乗り込み、世界遺産にも認定された佐渡金山へ。金の採掘をめがけて集結した叡知に触れ、明治そして江戸の採掘現場をこの足で踏みしめました。
たっぷりと歩いて疲れても帰りの心配がないのは、現地に宿泊する旅行ならでは。この日、私たちが泊まらせていただいたのは「Ryokan 浦島」です。このホテルには、美食ツアーの1泊目にふさわしい理由が!

コースには佐渡の食材はふんだんに使われている。

実際に見せていただいた松茸の大きさに、思わず惚れ惚れ。
施設内のレストラン「La Plage(ラ プラージュ)」で腕を振るうのは、日本最大級の若手料理人コンペティション「RED U-35 2025」にてグランプリを受賞した須藤良隆さん。大会でも佐渡の食文化に対する見事な表現力が評価されたそうです。次々と運ばれてくるのは、佐渡で採れた海の幸、山の幸。

佐渡産アオリイカと彩りの地野菜。視覚でも味わうことができる料理の数々はまさに極上。

メインのお肉料理、新潟和牛のサーロインのお皿は佐渡ならではの焼物、無名異焼を使用している。
そして印象的だったのは、アミューズからデザートに至るまで、目にも楽しい盛り付けだったこと。豊かな食材が魅せる色とりどりのプレートに、心もたっぷり満たされました。
Ryokan 浦島
住所:新潟県佐渡市窪田978-3
電話番号:0259-57-3751
https://www.urasima.com/
La Plage
営業時間:ランチ 11:30-14:00、ディナー17:30-20:30
※カジュアルすぎる服装はご遠慮ください。
【DAY 2】手製「はんぎり」に乗って、海の透明度を肌で体感

迷路のような路地に100棟を超える板壁の民家が密集している宿根木地区。
前日に引き続き、穏やかな天候に恵まれた2日目。朝食をたっぷりいただいてから向かったのは、昔ながらの街並みが残る町・宿根木。こちらは国の重要伝統的建造物群保存地区にも選定されています。かつて造船業で栄えた地域とのことで、その面影を随所に残しつつ、現在は観光や映画等の撮影に活用されています。

江戸時代後期に考案されたというたらい舟。
体験したのは、「はんぎり」というたらい舟。浅瀬には通常の船舶が入れないことから、手作りしたこの舟に乗り、海藻や貝類の採取に出かけたのが「はんぎり」の始まりだそう。現在も一部実用されているそうですが、併せて観光客にも“宿根木ならでは”のアクティビティとして愛されているそうです。
「はんぎり」をリードするのは、宿根木の街や佐渡の海のことも熟知した船頭さん。なんと磯に張り付くサザエを一瞬で見つけ出す“プロの技”も、目の前で見ることができました。

かつて佐渡の長者番付に名を連ねた廻船主の屋敷だったという。
ノスタルジックな街並みも散策しつつ、今日のランチへ。趣きのある伝統的建造物と美しい日本庭園が調和し、宿根木集落の中でもひと際目を惹く「お料理 あなぐち」です。こちらでは佐渡の旬の食材を使った本格フレンチを楽しめます。

新潟ガストロノミーアワードも受賞した料理は素材の味わいを活かしたやさしい味わい。写真提供。

蔵から出てきた古い食器や、かつて北前船で運ばれてきた各地の器がテーブルを彩る。古いものでは江戸末期の染め付けなどもあるのだという。

宿根木米などは店頭でも販売されている。ここだけの希少な食材が販売されている時もあるので、要チェックです!
今年初めて収穫したという「宿根木米」や、貴重な佐渡の天然海苔もお皿の上を彩り、気が付けば会話も弾むみます。季節ごとに表情を変える佐渡の食材の魅力を最大限に引き出す「あなぐち」の料理。また訪れたい! と思わせてくれるまさに一期一会の食体験でした。
あなぐち
住所:新潟県佐渡市宿根木402
電話番号:0259-58-7227
営業時間:ランチ 11:00-14:00、カフェタイム 16:00まで、ディナー 17:00-19:00 (3日前まで要予約)
定休日:日・月・火曜日
https://www.anaguchi.com/
佐渡と言えばトキも見たい!緊張のご対面は、運も味方に...
旅も終盤に差し掛かり、「トキの森公園」へ。私も含めてツアーにいらっしゃった方の多くは、トキを見るのも初めて。胸を高鳴らせつつバスに揺られていると、嬉しいハプニングに遭遇します。

トキとの嬉しい遭遇!
なんと、田んぼの向こうにトキの姿が!それも1羽や2羽ではなく、何羽もが一か所に固まって餌を探しているようでした。これにはガイドさんも「こんな数を一度に見たのは始めてかもしれません」とのことで、ラッキーな景色を目に焼き付けることができました。

過去に乱獲や生息環境の悪化で絶滅したトキ。佐渡で保護・繁殖が進められ、2025年現在では168羽飼育されている。
さらに「トキの森公園」では、マジックミラー越しに佇むトキを間近で観察。ちょうどタイミング良くミラーのすぐ近くを通ってくれて、夢中になってシャッターを切ってしまいました。
新潟市内へ。ワイナリーに宿泊、贅沢なひとときでワインの虜
佐渡島の滞在時間もあっという間に過ぎ、夕方には再びジェットフォイルに乗船。新潟港に降り立ち、バスに揺られること約1時間、山間に見えてきた「WineryRetreat ヴィネスパ by カーブドッチ」が2泊目のお宿です。

「WineryRetreat ヴィネスパ by カーブドッチ」では、温泉に入ったり、自由に読むことができる4,000冊もの本と共に、くつろぎの時間を過ごすことができる。
新潟市の角田浜という地域に位置する「WineryRetreat ヴィネスパ by カーブドッチ」は、なんとワイナリーに併設された宿泊施設。広大な敷地には葡萄畑も広がり、ゆったりとした時間が流れているよう。
日帰り温泉施設もあることから、週末を中心に多くの人で賑わう一方、宿泊棟はたったの7部屋。つまり……今回は私たちのツアーで貸切状態です!

ペアリングするワインはもちろんすべてカーブドッチのワイン。
そんな特別感にもウキウキしながら、向かった夕食会場は「レストラン湯楽」。カーブドッチエリアで唯一の和食料理店です。私たちはここで、ワイナリーならではのペアリングをいただくことになりました。

冬に旬を迎える南蛮海老の甘さはまさに至福!

ひと皿ごとにおススメのマリアージュが提供されるので、ついつい飲みすぎてしまう。
和食とワインの繊細な組み合わせも、そこはさすがシェフとソムリエの腕前。魚介の素を活かした味わいはもちろん、きのこを使った味噌や梅肉といった日本らしい味付けまで、すっきりとしたワインが絶妙にマッチ。むしろワインと合わせることで、素材の味がいっそう引き立つように感じました。
カーブドッチ
住所:新潟県新潟市西蒲区角田浜1661
電話番号:0256-77-2288
https://www.docci.com/
カーブドッチヴィネスパ
住所:新潟県新潟市西蒲区角田浜1661
電話番号:0256-77-2226
宿泊予約:0256-77-5460
【DAY 3】葡萄畑の見学、ワインのテイスティング。美食ツアーはラストスパート

角田山麓の砂地は、ワイン用ぶどうの栽培に適しているそう。この一帯は冬の積雪も殆どなく、高い湿度はぶどうの樹や芽を守ってくれる。ワイナリーツアー(2,200円)は、2日前までの要予約。
翌朝、帰路につく前には葡萄畑やワイナリーもしっかりと見学させていただき、思い思いのお土産も手にした一行。実はワインに馴染みのなかった私も、葡萄畑をこの目で見て、丁寧にワインまで仕上げる工程を見届けるうちに、すっかり“ワインの口”に! テイスティングのワインまで美味しくいただいてしまいました。

佐渡島といえば、回転寿司「弁慶」。「弁慶の泣き処」はその弁慶の系列店。佐渡の恵みを最後まで味わいつくします。
東京に戻る前には、新潟駅近くの人気寿司店「弁慶の泣き処」で贅沢なお寿司を平らげた私たち。最後まで楽しくて、とても美味しい時間を過ごすことができました。
弁慶の泣き処
住所:新潟市中央区弁天1-13-1 COMOビル
電話番号:025-250-6894
営業時間:火曜日〜土曜日 11:00-15:00/17:00-23:00、日曜日 11:00-21:30
※祝日は店舗へ問い合わせください。
定休日:月曜日
https://sado-benkei.com/nakidokoro/
旅を終えて感じたことは、このツアーの魅力は「美食」そのものではないのかもしれない、ということ。今や都心でも全国各地の食に出会えるお店が多いなか、あえてその素材が息づく場所を一つひとつ巡り、栽培や加工、調理に手塩をかける生産者の方にお会いする。ストーリーも含めてたっぷり受け取ることで、味の深みも、思い出も、何倍にも膨れ上がる3日間でした。本当に貴重な機会をありがとうございました!